和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

戦前。子守娘の事件。

2016-02-25 | 短文紹介
今日、雑誌WILL4月号届く。
さっそく、蒟蒻問答を読む。
その問答から、どこか一箇所。
今回は、久保紘之氏を引用。


久保】 ・・奇しくも安倍は施政方針演説で、
小栗上野介の
『一言以て国を亡ぼすべきものありや、
どうかなろうと云う一言、
これなり幕府が滅亡したるはこの一言なり』
という言葉を引いて、こう続けました。
『国民から負託を受けた私たち国会議員は、
【どうにかなる】ではいけません。
自分たちの手で【どうにかする】』。
・・・
今回の台湾総統選で若者のグループが前面に出てきて
いたんだけれど、彼らと日本の若者連中と何が違うか。
それは、台湾の若者は中国にあくまで対峙する
ナショナリズムを前面に押し出し、
『自分たちで何とかする』という論理です。
一方、日本はといえば、
野党やアホな憲法学者まで口を揃えて
『安倍さえいなければ、
戦争法案さえなければ平和になる、
中国とは平和にやっていける』
という論理を掲げている。
戦前、お盆が近づくと、
『この子さえいなければ田舎に帰れるのに』と考え、
おぶっている子供を投げ殺す子守娘の事件が多発した。
こういう短絡的な行動を、心理学では『近道反応』と言う。
『安倍さえいなければ、日本の平和は保てる』
と考える国会前で騒いでいる連中も、朝日も、憲法学者も、
みな子守娘と同程度のメンタリティの持ち主だということです。
・・・」(p273)

うん。蒟蒻問答からいろいろ引用したい箇所があるのですが、
今回は、ここだけの引用。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 古風な母の提案。 | トップ | 閑散とした新聞広告。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

短文紹介」カテゴリの最新記事