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和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

しかし、パウロは。

2025-04-21 | 短文紹介
曽野綾子著「心に迫るパウロの言葉」(海竜社)を
ポツリポツリと引用しているのですが、そういえば、
パウロの言葉を直接引用してなかったかもしれない。
すこしは、引用しておくことに。
その前の曽野綾子さんの言葉から引用をはじめます。

「 『人生何をなすべきか』などという質問は、
  青春にしか思いつかない問いである。若い時、
  人間はこういう言葉を始終自分に投げかけ、
  しかも、全く答えの出ないのが普通なのである。

  しかし、パウロはそのことに、
  もののみごとに答えている。
  しかも胸を打つような表現で、である。

 『 畏(おそ)れおののきながら、
  自分の救いを力を尽くして達成しなさい。
  
  あなたがたのうちに働きかけて、
  ご自分のよしとするところを望ませ、
  実行に移させるのは神だからです。

  何ごとも、不平を言ったり理屈をこねたりしないで行ないなさい。

  ・・・ゆがみ、ねじ曲がった世代にありながらも・・・
  そして、いのちのことばを自分のものとすることによって、
  人々の中で、この世に輝く星のように光り輝きます 』
                ( フィリピ2・12~16 )  」
            ( p185 「心に迫るパウロの言葉」単行本 )


はい。こうして引用していると、私は次に聖書をひらかなければ
いけないような、そんな気持ちになってきております。
ということで、「心に迫るパウロの言葉」にでてくる
気になった『聖書』という言葉を引用しておくことに。

「・・・私が爽やかに思うのは、働かなければ食べられないのだ、
 というような大原則が、次第に社会から薄れて行き、
 社会がどんな人間も生きられるように保証すべきだ、
 というような論理が次第に強くなりつつある時、
 
 聖書は決してことの本質を見失うような、
 あるいは社会の考え方の流行に迎合するような
 姿勢を見せてはいないということなのである。・・・  」(p250)

最後にもう一ヶ所引用しておわります。

「 今の時代に、肉と霊との闘いとは古い、と言うか、
  肉と霊が闘わねばならないようにさせているのは、
 『 政治の貧困か社会が腐っているからでしょう 』
  と言うことになってしまって、そのもっとも
  人間らしい分裂の状況をはっきりと認識さえしないのである。

  パウロは二千年近くも前の人だが、その人が真っ向に
  取り組んだ苦悩さえ、現代の我々は避けて通るようになってしまった。」
                      ( p287 単行本 )


さあ、私のことですから、いつになるかもわかりませんが、
とりあえずは、新約聖書を購入しておこうと思うのでした。
それよりも、まずはパウロの書簡と呼ばれるものから・・。

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