和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

真っ当な論じ方。

2019-04-14 | 産経新聞
4月13日(土曜日)の産経新聞には、
「花田紀凱(かずよし)の週刊誌ウォッチング」。

そのはじまりを引用。

「新元号。『令和』については当然、
各誌が取り上げているが、
いちばん、真っ当に論じているのが
『ニューズウィーク日本版』(4・16)だ。」

うん。そうですか。というので、
『ニューズウィーク日本版』を買う(笑)。

さっそく読んだ箇所はキャロル・グラック
(コロンビア大学教授「歴史学」)さんの文。
見出しは「『令和』--名前より大切なこと」。

はい。私が引用したくなった箇所はとうと

「令和は、外務省の公式の英訳によれば
『Beautiful Harmony = 美しい調和)
だそうだが、そう言われて誰が異議を唱えるだろうか。
『令』という漢字を『命令する』と読む人や、
国家による国民管理の意図を示唆していると疑う人もいるが、
出典が和歌の序で梅の開花をうたっていることから、
後者の解釈は少し行き過ぎだろう。

しかし、たとえ『命令する』と解釈したとしても、
歴史に何も影響力はない。なぜなら、
元号が選ばれた時点では、
その歴史的な内容はゼロだからだ。

1926年に昭和が新しい元号として発表されたときも、
89年に平成の2つの漢字が掲げられたときも、
4月1日の令和のときと同じように元号の
選定をめぐって活発な議論が巻き起こった。

昭和も平成も、改元から5年、10年、15年とたっても
元号の意味に関する論争は続いたが、結論は出なかった。

さらには、時代を定義することになった出来事も、
元号の意味とは全く関係がなく続いてきた。
昭和という『明るい平和』がひどい戦争となった。
平成は、文字どおり平和を達成したが、
一方で景気後退と自然災害に見舞われた。

時代の本当の物語は、
その時代が終わってから初めて語られるのだ。

・・・・」


はい。一部だけをとりあげると、
意味不明箇所もあるわけですが、
まあ、読み足りない方は、雑誌を購入しますね(笑)。
私は、読めてよかったです。

うん。こういう文を、日本の週刊誌で読みたいのに、
花田紀凱氏の文によると、
『週刊文春』には「最初にタイトル(結論)ありき感が否めない。
・・結論にそって集めた情報がほとんど。」
『週刊朝日』へは「今さら『令和』に否定的な意見ばかり集めて
意味があるのか」と指摘している。

はい。週刊文春・週刊朝日を私は買わない。
ということで、週刊誌の書評は有難いなあ。
むかしは、むやみやたらに購入してました。
ということで、週刊誌の書評は有難いなあ。

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