そういえば、曽野綾子著「心に迫るパウロの言葉」(海竜社)に
おもしろい『 自信 』への指摘がなされておりました。
「・・それ以来、私は何について自信があるといったって、
人の気持ちが分かるわけがない
という点について自信を持つようになった。
よく、人から聞いた噂をもとに怒ったり
あきれたりしている人がいるが、
それぐらい無駄なものもないので、
私は自分が直接聞いたことか、
その人が自分で書いたものしか、
あまり信用しないことにしている。
新聞の談話などというものも、
実にいい加減なものである。・・・ 」(p153~154)
昨年の読売新聞2024年2月1日文化欄に
関谷直也氏(総合防災情報研究センター)へインタビュー記事がありました。
こちらは、いい加減じゃなく読めました(笑)。
そのはじまり
「能登半島地震が起きて改めて、各地で起きている災害を
自分事として考えているか、と思わされた。
まず各地域で災害の特性が違うことを理解しなければいけない。」
そのあとに
「 地震と津波、火災など、
地域ごとの災害の特性を伝え継ぐ必要がある。・・ 」
「 過去の災害の歴史を正確に学ぶことは大切だ。・・ 」
「 災害は忘れられることを前提に、
地域で起きた過去の災害を知り、
よその災害を学び、
語り継ぐことが、真の防災だと思う。・・ 」
ここに、「 地域ごとの災害の特性を伝え継ぐ必要がある 」とあります。
重要性に、各地域ごとの『災害の特性』を伝え継ぐことがあげられている。
はい。これからは、地域の『災害の特性』を語る必要があるという
方向性が示されているのでした。
うん。この指摘の上にたって、『安房の関東大震災』を語ってゆきます。
幸いなことには、安房の関東大震災に関しては、
検討にあたいする資料記録が地元にあるということです。
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