和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

正月早々だから・・・(笑)。

2022-01-27 | 道しるべ
新春対談というと、思い浮かべる対談があります。
文芸春秋1971年3月号に掲載された司馬遼太郎・桑原武夫の対談。

もっとも、私は単行本に掲載された際に読んで印象に残りました。
最後の方に、こんな箇所があったのでした。


司馬】 ですから、日本語というか、日本語表現の場所は、
    もうどうしようもないものがあるのかもしれない。

桑原】 いや、日本語はもうどうしようもないと、
    あきらめに話をおとさずに・・・・、
    
    正月早々だから・・・(笑)。まあ、日本語は、
    いままで議論したように、基礎はできた。・・


 そして、新春対談の最後の箇所を引用することに

桑原】 さっき司馬さんがおっしゃった、
    理屈が十分喋れて、しかも感情表現が豊かな日本語・・
    そこに持っていくのは、われわれ生きている者の
    義務じゃなでしょうか。

司馬】 いい結論ですね。


はい。今日は2022年1月27日。
今は、正月早々じゃないのだけれども、
現在、『いい結論』へと持っていけていますか。
とか、他人まかせがいけませんね。

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