和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

よいこ。

2008-05-04 | Weblog
武田雅哉著「よいこの文化大革命」(廣済堂出版)は、
「中国で『文化大革命』と呼ばれていた時代(1966-1976)に刊行されていた、こどもむけの雑誌『紅小兵』」の表紙を挟み込みながら時代を浮かび上がらせております。
私はパラパラとめくっているだけなのですが、たとえば第二章「『紅小兵』表紙絵展覧会」にあるp25には、あの赤い大きな中国国旗を子供たちが掲げながら突進する絵なのでした。おいおい。これって長野の聖火リレーでみたあの赤い大きな国旗の旗振りと同じじゃないか。などと思い浮かべておりました。
p9には、こうあります。
「いずれに転ぼうとも、つねに『善玉』『悪玉』を明瞭に設けずにはいられないところが、通俗的な文革の理解の特徴でありましょう。権力者とその下にあるメディアにより、絶対的な存在である毛沢東のもとで、明確な悪玉と善玉のキャスティングが、つねになされていたのです。」
チャイナのオリンピックが妨害されている。
多数のよいこが大きなチャイナ国旗を振っている。
それと、日本大使館に、投石して恥じないよいこたち。
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と申されます。

2008-05-04 | Weblog
窪田空穂全集が届きました。
全29巻。うん。その五分の一を読むぞ(笑)。
その前にとにかくも、月報を読むぞ。
月報がおもしろそうです。
それで、全集の味わいも知れそうです。

第25巻の月報に、村崎凡人氏の文がありました。
そこにですね。
「うなぎにする?てんぷら?というぐあいで、こってりしたものがおすきです。
玄関で帰ろうとすると、『あがらないという法はない』と申されます。」

ああそうか。
この全集を手にして
『あがらないという法はない』と何か知り合いのお宅に立ち寄ったような
気分になる。そんな不思議な感触があります。何てまだ読んでいないのにね(笑)。
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