いきいき

自分の人生 いきいき と送りたいという願いを込めたタイトル

がっかりしたこと

2010-06-26 20:25:45 | Weblog
環境系の雑誌でオルタナという本が有ります。
発売された当初しばらくは購読していたのですが、最近

オルタナの名刺を持った方と出会いが有りまして、
前々号あたりから購読をはじめました。

先日とどいた「間違いだらけの生物多様性」の紙上討論会
の記事をみて、いささか、がっかりしました。

「生物多様性の保全が専門の足立直樹氏が、生物多様性の問題とは
 まさに企業がどのような原材料を使うか」とか
 『どこで操業するか」というテーマに非常に関わりがある、

 企業の本業そのものの問題です。
 事業が生物多様性に対してどういう影響を与えているかが
 問われているのです。」

 ここまでは至極あたりまえの企業側としての論理を述べています。

 現実の地球環境では、急速に多様性が失われている状況を考えれば
 これまでの企業活動で配慮してこなかった「生物多様性の維持」に
 
 悪い影響のある企業活動は、社会共通の利益という価値観に照らして
 そぐわないので直ぐに止めるべきだと踏み込んでいないところが
 至極残念です。

そして、その続きに
「ですから、決してオランウータンが絶滅に瀕しているから、
 オランウータンのために募金活動を集めましょうとか、
 商品を買うとその1%が寄付されますとか、そういうレベルの話
 しではない。その誤解から、きちんと直して行かないといけない」

とオランウーンの保護活動を否定しています。

足立さんがどれだけオランウータンの現状を知っていて、
オランウータンと熱帯雨林とのかかわりや

熱帯雨林の多様性の重要性を現場レベルでどの程度ご存知で
語っているのかは判りませんが、非常に残念なコメントです。

 結局、旧来の価値観の企業の論理のなかで生物多様性を位置づけて
語るところに矛盾があり、
この分野のオピニオンリーダー的な存在の足立氏が、これでは

日本の生物多様性対策が進んで、地球環境はよくなる方向に動かない
と感じ、がっかりしています。

「オランウータンの危機は放置しておけ」というような話しを
 する足立氏の意図は不明ですが、生物多様性を語るなかで
 このようなコメントが出ること自体、国際的な意識レベルと
 乖離していると感じています。

オルタナには期待していて、クオリティーの高い
いい雑誌だと感じていたのですが、
この特集は中身が未熟だと感じて、がっかりです。

もっと本質論を掘り下げて報道して欲しいものです。

「人間も動物の1種で、自然の多様性に生かされている存在」という
事実は避けて通れませんから。。

日々厳しい環境になって行く「地球環境の現場」を目の当たりにし、
さまざまな情報を目にして

地球に生きる人みんなで取り組まないと解決しないけれど、

自分もこのような心境で植林活動をしています。

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