いきいき

自分の人生 いきいき と送りたいという願いを込めたタイトル

なるほど!

2010-06-09 19:14:00 | Weblog
先日≪5月20日≫の「素朴な疑問」として書いたブログに
コメントを頂きました。

ベジタリアンやベジタリアンに近い食生活をする人が増えれば
地球環境の破壊を減らすことが出来るという事を書きました。

それに否定的なコメントでしたが、私が伝えたかったのは
次のような事からです。

私が環境問題を考え始めた十数年前にある広告に驚きました。
それは、
「100億のインド人か22億のアメリカ人か」というものでした。

何のことか理解が出来ませんでしたが、よく読んでみますと

世界の人がアメリカ人並の食生活をすると22億人しか地球に
住めないけれど、
インド人並の食生活をすると100億人が養えるという物でした。

牛肉を1kg生産するのに8kgの穀物が必要です。
鶏肉を1kg生産するのに3kgの穀物が必要です。

人間の食生活を穀類中心に変えれば、牛や豚や鶏を飼育すること
による環境への負荷が減るというのは事実です。

牧畜のために森林を伐採して、牧場を作ることや牧畜のために
水資源を大量に使用していますし、糞尿による地下水や河川の
汚染もあります。

飢餓で苦しんでいる人たちに家畜に廻っている穀物がわたるように
なれば救われると思います。

ですから、食事から肉を出来るだけ減らして、穀物や野菜をバランス
よくとる食生活にかえてゆくこと地球環境の改善に大きく役立ちます。

私自身はベジタリアンでは在りませんが、牛肉はここ数年ほとんど
食べませんし、極力肉類を避けて、魚や野菜中心の食事にしています。

以前、ベジタリアンの人に
「そんな食事で大丈夫なんですか?チカラが出ないのではないですか?」

と聞いた時「大丈夫ですよ、象は草食動物ですよ」と笑われました。
なるほど、そうだなーと思いましたが、
それから、肉食の少ない今の食生活になるまでは、3年ほどかかりました。

牛肉が大好きでしたから、当時は考えが及びませんでしたが、
地球環境劣化の問題を真剣に考えるようになり、
肉食は控えたほうがいいと考えるようになりました。

人間には自分で食糧を作ることは出来ませんが、植物は大気中の
CO2と太陽光と地中から吸い上げた水分で動物が食べる物質を
作ってくれます。

植物がなければ、ほとんどの生物は生存できない世界になります。
森林が減り、砂漠化が毎年600万haも進んでいる地球環境を

これ以上劣化させないためには、食生活もできる限り環境負荷の
少ない方を選択する必要があると考えているからです。

植物の栽培も農薬や化学肥料をできる限り使わない有機栽培への
転換も必要です。

これまでの私たち人間生活のスタイルを自然環境との関係で見直す
べき時だと思っています。