☆心の知能指数を高める (5年前6月投稿)
知識とは「いろいろな物事を、理解はしていること」で、知恵とは、「ある
問題に直面した時の、決断や、判断など、物事を解決できる能力」を言う。
その知恵こそ、「心の知能指数」とも言えるものだ。カウンセリング・ルームを
訪れる多くの人は、知識は豊富だが、「心の知能指数が」が低い人が多いようだ。
「心の知能指数」とは、アメリカの心理学者「ダニエル、ゴールマン」が書いた
ベストセラーで、日本では1996年7月に「EQ心の知能指数」と訳され講談社から
発売された。それからこの言葉が流行語となり、一般的になったが私は、それを
読んだが、心理カウンセラーとして大変勉強になり、今でも時々引っ張り出して
読んでいる。
IQ(知能指数)に対して原名「Emotional intelligence」にちなんで、EQと
造語されそれが「心の知能指数」と解釈された。それらを一言で表現すると、いくら
知識があっても、知恵がなければ、大成はしないと言う内容だ。
その本の内容を要約すると……
1: 自分自身の内面を理解すること。性格、価値観、考え方、行動パターンなど。
2: 感情をコントロールできること。ことに怒り、不満、攻撃心、敵対心、嫉妬心
など他人に向けられるもの。悲しみ、悩み、不安、内罰心など自分自身が
抱える問題など。
3: 他人と協調したり、共感したりできること。相手に迎合するのではなく
主体性を持ちながら、素直にそう思えること。
4: 前向きに考えること。楽観的と悲観的との差は、人生を変えるほどインパクト
が強い。
5: 粘り強さ。 ある程度の忍耐や、努力はどんな物事でも欠かせない。
すぐに挫折したり、途中で投げ出したりしては、決して実現や達成はできない。
また、これは私自身の考え方だが、 感謝や思いやりの気持ちを持つことも加え
たい。その基本は自分を愛することで、自分に感謝することができなければ、他人
を愛したり感謝することはできない。思いやり、やさしさは、人間関係のもっとも
大切な基本でこれは人間関係を良くし、「幸せに生きるために不可欠の要素」だ
と思う。日常生活のごく当たり前のことでも、自然に感謝できると、心が安定し
不平や不満が なくなるはず。入学や就職などに必要なのはIQだが、出世や
昇進や、幸せになるためにはEQが欠かせない。
そう捉えると、賢く生きるためには「知識より、知恵が必要」なことは言う
までもない。世の中で大成している人の多くは、きっと「IQ」と「EQ」 とを
併せ持っているのだろう。もしもあなたが、あまり人間関係が良くない、自分が
コントロールできない、また問題を抱えて悩んでいたとしたら、ぜひ参考にして
頂きたいと思う。(これはスムーズに投稿できました)