迦羅求羅虫

小さな寺の日々の出来事

今頃ですが

2008-10-28 15:07:31 | つれづれ
各地の紅葉の名所も佳境を迎えていることでしょう。
色づきは徐々に里に下りてきています。
本格的な報恩講シーズンですね。

自坊では、先週19日に無事勤め終わりました。
かっては11月に勤めていたのですが、諸事情により時期を早めてからずーっとそのままになっています。

当日はお天気もよく暖かで、世間では楽しい行事が目白押しだったのか、いつもよりお参りの方が少なかったような。
講師の先生(東北別院のMさん)には何だか申し訳なかったです。

お斎には、前日、前々日、夜なべ仕事で準備したぎんなんをご飯にしました。
殻を少し割ったぎんなん10個ぐらいを茶封筒に入れて電子レンジで火を通します。
パンとはじけるかはじけないかという加減(30~40秒程度)で取り出し、殻をはずして薄皮をむく作業。
熱いうちでないと薄皮は張り付いてとれません。
それを何百個もやっていると、手袋をしているとはいえ指先がやけどのように赤く腫れてしまいます。
熱々のぎんなんは、つやつやと輝く翡翠色。
まるでそのまま胸元を飾る宝石のようです。
残念ながらご飯に炊いてしまうとちょっと色あせてしまいますが。

会津産のゼンマイをたくさん頂き、これは私の味付け。
新米も農家の門徒さんが報恩講にと、届けて下さったもの。
有難いことです。感謝感謝です。
賄いの方々もずいぶんメンバーが入れ替わりました。
昔を知っている方も少なくなり、味つけも変わってきたように思いますが、それも良し。
あみにーも2度目の報恩講、頑張ってくれました。







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