迦羅求羅虫

小さな寺の日々の出来事

Jacques Brel「 Amsterdam 」

2008-11-30 08:55:47 | music
Jacques Brel- Amsterdam (English Subtitles)


    *AMSTERDAM*

         アムステルダムの港に 唄う水夫が
         広く大きな海から運んだ夢を唄う
         アムステルダムの港に 眠る水夫が
         河岸の古い柳がすすり泣いているとき
         アムステルダムの港に 死んでいく水夫が
         酒やけし 激しい喧嘩に疲れて
         ムシムシ暑い朝に アムステルダムの港で
         生まれる水夫もいる

         アムステルダムの港で 水夫は顔をつきあわす
         魚の頭としっぽばかり食べる水夫は
         歯が殆ど腐りかけている
         月を飲み 帆をたぐって海を巡ったその男は
         腕を大きく広げて料理人に怒鳴る
         “もっと魚を持ってこい!俺の側に置くんだ!”
         げっぷをしようにもでないほど食べ
         ニタニタ笑いながらジッパーを下げる

         アムステルダムの港で 踊る水夫たち
         腰を振って踊りながら せっせと女をさがす
         ウィスキーをちびちびなめては 時の経つのを忘れ
         けたたましい声を上げ 夜の闇を引き裂く
         アコーディオンがギコギコ鳴りだし
         水夫は女を連れて夜の闇に消える
         明かりを逃れるように 肩をつぼめ

         アムステルダムの港で 飲んだくれの水夫が
         飲んでも飲んでも まだ飲むのは
         アムステルダムの夜の女たちのためか
         数え切れないほどの男たちと愛をちぎった女たち
         身体を安売りし 愛を忘れた女たち
         わずかな持ち金が底を突いた酔っぱらいは
         空を仰いで 鼻をシュッとぬぐう
         みだらな時を過ごす花嫁のようにキスする

         アムステルダムの港で アムステルダムの港で
                         (英語歌詞 庄司英樹訳)



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