virtual"the elf"

神戸の舞子,海岸近くのelf。'04幕を下ろし、その秋仮想空間にてゾンビのごとく甦る。マスター谷口の世界へ酔うこそ!

'13 新緑の再度山

2013-05-01 13:06:23 | 山歩き
GWに入る前日、前職で一緒だったK氏と大師道を登って再度山に行ってきました。
元町→再度山・大龍寺→修法ヶ原→空海修法の地・大師堂→市が原→布引貯水池→おんたき茶屋→布引の滝→三宮 のコース。

今は昔のお話・・
空海(弘法大師)が804年、唐に仏教のお勉強に出かける前のこと。
遣唐使船に乗ったのは大和田泊(おおわだのとまり:今の神戸市兵庫区の中央市場のちょい西にあった港)だったのだけど、
旅の安全と仏教の習得を祈願して、大龍寺にお参りに行ったそうです。
で、2年後に無事帰国。お礼にもう一度お寺の山に登ったので、
大龍寺のある山は"再度山"(ふたたびさん)と呼ばれようになり、その登山道は"大師道"と言われるように。
大龍寺の奥には"修法ヶ原"(しおがはら、空海修法の地)という場所があって、
さらに山にちょい入ったところに「大師堂」がありますねんわ。

ことのついでに、もう一つネタを・・
空海が唐から帰って、"摩耶夫人像"(釈迦のお母さん、キリスト教に言い換えたらマリアさんになりますね)を納めたのが、六甲山系の天上寺で、以降天上寺がある山は"摩耶山"と呼ばれるようになったとのことです。
神戸は空海(弘法大師)と縁が深いところなんです。

その後、大和田泊(おおわだのとまり)は平清盛によって、宋の貿易船が入ってこれる港として整備され、都が京から神戸・福原に移されるわけです。
神戸は平清盛とも縁が深いところなんです。

じつは神戸は歴史のある街なんですねぇ~。

4月にK氏が「歩き遍路」で四国八十八箇所巡りに出発する前・・
それやったら、"お遍路旅"の無事と成就を祈願して"修法ヶ原・大師堂"にお参りしたらどう?ということになったのですが、
当日の早朝、M6.3の地震が淡路島で起きまして、電車が昼まで動かず・・で、やむなく中止。

四国・徳島県23箇所を終えて、K氏が帰ってきたので、
再度"ふたたび山"に行こか!となりました。

頭の写真:大師道の灯篭茶屋近くのモミジの木。若い葉っぱがキレイでした~!

大師道にも花が咲いてました・・
 著莪(シャガ)

つる日々草

 修法ヶ原は色とりどり!

 "修法ヶ原池"はツツジ満開
向うに見えるは、うれし恥ずかし懐かしの貸ボート小屋! (もう閉鎖してますが・・)

 大師堂にお参りするK氏
背中に「同行二人」の文字が浮かび出ているような・・

 大師堂の宝篋印塔

 布引貯水池 K氏何を思う・・

 貯水池から"布引滝"途中 モミジがキレ~!

このあとは、おきまりの・・
おんたき茶屋にてビールとおでんで滝の流れを楽しむ。

毎年のことながら、
新緑がキレイ!は心をリフレッシュさせてくれますね~。