のぶさんの花便り

デジカメと花に夢中な《のぶさん》ですが
これからは、風景やスナップにチャレンジ

千葉さわやか散歩 その33 ④

2019年03月20日 07時54分29秒 | 写真

北条海岸から城山公園へ

城山公園の南麓にあり、丘陵斜面の横穴が埋没して奇妙な形をしていたため、「姥神様」とよばれて祀られ、かつて多数の人々がお参りしてい
たそうです。伯耆国倉吉において、里見氏十代目にして最後の当主となった忠義の死に際して倉吉随従の家臣たち数名が殉死しました。
後日、これを伝え聞いた安房の里見の旧臣が漁師姿に身をやつして伯耆に出向き、蛸壺に分骨して持ち帰り、ここに埋めたのだといわれています。
また、江戸時代の文豪、曲亭馬琴が書いた「南総里見八犬伝」の「八犬士」のモデルにされたともいわれています。

遠くの山に館山城を望むのどかな古刹。「里見八犬伝」で知られる里見氏の菩提寺で、9代義康の墓があります。日本画家である故・岩崎巴人
先生と交友の深いお寺で、多数の作品が収められています。月に1度、坐禅体験をすることも出来ます(日程はHP参照)。
本堂には勝海舟直筆の書が掲げられており、境内には中世の南房総特有・陽刻五輪塔がみられます。枝垂れ桜が満開になる春には、ライトアッ
プされた夜桜と枯山水をお楽しみ頂けます。境内地から縄文時代の遺跡(上藤井遺跡)が発掘された事があり、本堂裏に縄文時代の住居が復元
されているなど、みどころも沢山。バスツアーやウォーキングスポットとしても有名で、門前にはお城を取り巻くお堀(鹿島堀)が現在も水を
たたえ、里見氏が権勢を振るった往時の姿を忍ぶことが出来ます。慈恩院から館山城へ向かう途中、城山の中腹には八犬士のモデルとなった八
遺臣の墓があります(義康の時代には持仏堂と称される慈恩院の前身が建てられていました)。このお墓は現在も慈恩院で供養されています。

館山城から南南西に800m程、畑の一角に鎮座しています。ルート案内板あり。神社としての知名度が殆んど無いが、千葉県で最大のびゃくし
んの御神木が有る神社と言われればご存知の方もいると思う。狛犬さんは残念ながら居ませんでした。
手水石が嘉永七(1854)年なのでそれ程の歴史は無いようだが、御神木が推定800年ならそれなりに歴史があるのかもしれません。

(千葉県館山市 : 2010.11.02 撮影) 

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