アブチロンは下垂気味に長期間咲く花が魅力の熱帯花木です。近年鉢物向きのコンパクトでよく開花する品種がふえて、ますます人気が
高まっています。アブチロンの原種は、半つる性のメガポタミクムと低木のストリアツムが交配親です。園芸品種も原種の性質を受け継いだ
半つる性の系統と、大きくなるとボリュームある本来のよさが出る低木の系統があるほか、両者の中間的な系統もあります。
関東地方南部では戸外でも冬越しすることがよくあるので、北風の当たらない条件のよい場所では庭木として楽しむことができます。
根詰まりを起こすと生育が衰え、特に夏ごろには枯死することも多いので、植え替えを怠らないことが栽培上の重要なポイントです。
2007.08.10 撮影 みんなの趣味の園芸 NHK出版 (shuminoengei.jp)より抜粋
アベリアは、公園や道路沿いに数多く植栽されています。庭木としての利用はまだ少ないのが実情ですが、コンパクトで好みの大きさに剪
定することができるうえに、花が美しいのはもちろん、斑入りなど、葉の観賞価値の高い園芸品種もあっておすすめの花木です。
アベリアは、19世紀中期にイタリアで作出された交配種です。両親の長所である四季咲きといえるほど長い開花期や、半常緑でありながら
寒さに強いという特徴を受け継いだ、優秀な園芸品種といえます。
2006.06.05 撮影 みんなの趣味の園芸 NHK出版 (shuminoengei.jp)より抜粋
アマゾンリリーは、アマゾン川上流原産で、ヒガンバナ科ユーチャリス属の多年草です。花茎先端から伸びた散形花序に芳香のある漏斗状
の純白の花を数輪咲かせます。花被片は6枚あります。別名で、ギボウシスイセン(擬宝珠水仙)や、アマゾンユリと呼ばれます。卵形の葉が、
花に比べてとても大きいです。
2005.11.05 撮影 かぎけん花図鑑 (flower-db.com)より抜粋