跳箱

跳び箱でも飛箱でも飛び箱でもとびばこでもいいけどそこはそれ跳箱なんです。体育日和のお供にどうぞ。

鷹山のWiMAXその3

2005-04-11 20:43:52 | 通信
ところで、

鷹山のWiMAXサービスは070の番号使えるんだろうか?使えるならかなりイケる!気がするけど総務省からダメ出し食らうようなら将来は厳しいんじゃないかな。

そこんところが一番大事な判断ポイントかも。

消化不良

2005-04-11 16:42:34 | メディア
http://blog.japan.cnet.com/watanabe/

http://www.dmtj.net/pm/archives/000017.php
より。

CNETの渡辺聡氏のブログで、

情報化とは何?という問いかけには、ネグロポンテの「ビーイング・デジタル」あたりから普通に言われるようになっているように、実体のモノ(=)から情報(=ビット)のみを切り離して情報の管理を丁寧に行うことで、モノの管理効率を上げること、と答えられる。もちろん、元々物財を取引するのではない金融業だと、情報化との相性は非常によい。金融業とは情報処理産業そのものであるとの言い方も時々される。

と書かれていたのを読んで、反射的になんか気持ち悪っ、て感じてしまったのはなぜかと考えてみた。

実体経済とはモノのやりとりなわけで、モノのやりとりの精度そのもの(ロジスティクスとか)を向上させる話を置き去りにして、情報だけを切り離して情報の管理を丁寧におこなう、って読めて気持ち悪かったらしい。>自分。

情報だけで暴走するからバブルなんじゃん。それじゃダメダメ、なんじゃないかなぁ。

それより、渡辺聡氏のブログについていたトラックバック

IT 産業の特定のドメイン(領域)に例えば所得水準の著しい上昇があることについて触れる場合、バブルという視点よりも、なぜに情報流通がこれだけ進んだにもかかわらずそうした格差がより伸張されるようになったのか、という問題について考えるべきだ。

こっちのほうが面白い!(なんでなのかぱっと思いつかないんでとりあえずスルーするけど)

どんな人が書いてるんだろね?

ちなみに、この人がイメージしている例に当てはまるか謎だけど、

例えば、IT 産業の一部で、それこそ局所的に賃金の高騰が起きているとか、あるいはギッフェンの逆説よろしく、逆に人々の所得が減ってもソフトウェアなどの「IT 財」をより多く買い求めるという現象が見られるとかというのであればそれは研究の余地がある。

については、日本人の情報行動2000とか読んでるとなんかありそう、って感じです。研究してして。

麻生大臣蒸し返すも不発か?

2005-04-11 15:53:45 | 個人情報
総務省のメルマガで麻生大臣が号外を出してた。(てゆうか総務省のサイト、いつの間にかトップページのデザイン変わってた...。)

その後、年金情報を管理している社会保険庁の職員が、職務に関係ないところで政治家等の年金情報を「覗き見」していたことが明らかになりました。同庁の職員2万8277人(非常勤を含む)のうち、平成16年中に業務外で国会議員、芸能人等の年金加入記録を閲覧していた職員が1498人もいたそうです。まことにけしからん話です。

うーむ、厚生労働省が定例事務次官記者会見で認めたのが3/17でそれから20日以上経っているのに本日時点で社会保険庁 目的外閲覧でぐぐっても3440件しかヒットしなかったりとあまり注目を集めていないのがお気に召さなかったんでしょか?

去年、江角マキコさんなんかの社会保険未加入問題発覚ついでに麻生大臣も発覚、のときは大騒ぎになったのに社会保険庁職員が大量に目的外閲覧していたという不祥事があまり騒ぎになってないのは大臣にしたら納得いかないかも。

しかも社会保険庁の調査っていっても自己申告だっていうし...。それにしても自己申告で職員28277人中1498人(5%!)がやっちゃいました、って報告したってことなんで、きっちり調査したらもうわんさか出てきそうでげんなり感たっぷりなことは確か。(なんか部署ごとに人柱立ててたりしたらやだなぁ、XXくん、すまんが頼むよ、みたいな。)

全体的な盛り上がり不足は、こいつが悪者~って、祭り上げるべき役者の不在が原因かなぁ。

まあ、大臣の本意は、

総務省では、個人情報保護法制の一環を成す「行政機関個人情報保護法」と「独立行政法人等個人情報保護法」を所管しており、これらの法律も4月1日から施行されました。実は、国の行政機関については、コンピュータ処理を行う個人情報について、すでに昭和63年に制定された法律によって保護措置が講じられていたのですが、今回、その法律が全面的に改正され、紙の書類に記録された個人情報が対象に加わるなど、その内容が充実・強化されました。国民の安心・安全を確保すべき政府が、個人情報の漏えい等という事件を起こしていたのでは話になりません。これらの法律によって、個人情報の保護に万全を期していきたいと思っています。

ってことなので官公庁も独立行政法人も締め上げるぞ~、という決意表明なのかもしれないけど。

それはそれでたしかに大事なことな気がするのでがんばれ~、とは思うけど、足元の住基ネットが問題起こさないようにしないとね。台無しだし。

鷹山のWiMAXその2

2005-04-11 14:10:17 | 通信
http://www.japan.cnet.com/special/story/0,2000050158,20082438-3,00.htm

http://blog.goo.ne.jp/tbinterface.php/1dfda909d69f1a3c1879a17ca9420a63
より。

CNETに後編が掲載されていたのでフォロー。

前回、アンテナ一本でやるのか?そーなのか?と疑問噴出だった点について、

基地局に電波を送信する中継基地局を数多く設置し、短い距離で電波をリレーする形式を採る。12月からの本サービスでは東京23区内に主幹基地局を約600局設置することに加えて、上りの中継用基地局を4000局用意する予定

東京23区に600局設置と出てるので、どうも東京23区の面積が621平方キロなところから考えてざっくり1平方キロあたり1局打って行くつもりらしい。

てことは1局当たりのセル半径は500mってことになるので、なーんだ、PHS基地局をまんま置き換えるわけね。で、これを下りにつかうのかな?

上り用に中継基地局4000局だと...。なに、4000局?てえと、155.25平方メートルあたり1局?それって多いのか少ないのか?

同社のPHS基地局は稼働中のものが首都圏に約4万2000局、休止中のものが約2万8000局

なるほど。えーと、鷹山のサービスエリア面積は...、見つからないなぁ。エリアマップを見る限りじゃおおよそ5000平方キロってところかな。とすると、5000平方キロあたり42000局で120平方メートルあたり1局あったのかぁ。

ふーむ、確かに以前より間引いてるみたい。上り中継基地局はざっと2割間引いたと。これが従来のPHS基地局の置き換え対象になってるって理解でいいんだろうか。(この辺の計算、なんか雑でやな感じ。きちんとした数値判ったらやり直すね)

ところで基地局と上り中継基地局の数は600:4000なんで、1基地局あたり6.66局の上り中継局を抱える計算になるなぁ。

同時接続要求(といっていいのか?)がいぱーいいぱーいになったとき、上り中継基地局1局あたり75Mbps÷6.66=11.26Mbpsの割り当てが得られる計算になるから、1上り中継局あたり音声呼(64Kbpsとして)で同時接続は175.9通話(おお、すげー)、ワイヤレスブロードバンドじゃ、と銘打って最大10M接続~、とかキャンペーン打つと、155.25平方メートル(つまり1上り中継局あたり)一人しか快適~ん、な環境は作れないと。とはいえ、屋外でADSLなみの2~4Mも速度出てれば結構快適~ん感は得られそうなのであんましこの点は問題にならなさそうだなぁ。

問題は155.25平メートルしかセル半径がないので、うろちょろしながら使うとハンドオーバーが発生しまくる、って点かも。都心で1km移動すると5~6回はハンドオーバーするはずで、これが携帯電話なみにスムーズに処理できるかどうかが使える!使えねぇ!の判断の分かれ道になりそう。

もう一つ問題になりそうなのはFOMAやCDMA1xWinもサービス開始当初サービスエリアの狭さがブーイングの対象になったところ。まして、FOMAやCDMA1xWinを早いタイミングで使い始めた層ってある種確信犯的なところがあったけど、鷹山のサービスは3000円でしょ?、安いから入る、って層が少なからず現れそうで、そういった層のユーザーがエリアの狭さなんかに音をあげてツカエネェと騒ぎ出したら一気にぽしゃりそうな気もする。

4.95GHz帯はWiMAX Forumが推奨するものではない。このままでは鷹山が利用する端末はWiMAX準拠とは言えず、海外とのローミングや機器の相互運用性が確保できない恐れが強い。また、機器が鷹山専用となれば、量産効果が出せずに機器の価格が高止まりする可能性もある。そこで鷹山ではAirspanと共同で、日本市場向けに4.95GHz帯をWiMAX Forumの推奨周波数帯域に加えるよう要請する方針だ。

って点も不安要因だなぁ。

IP携帯電話が内線だけでなく外でも使えるようになる、っていったってサービスエリア狭かったら意味ないし。

一番の不安要因・問題点は結局、鷹山の財務の弱さ、とかってオチがついちゃったらもったいないね。

とりあえず、もうしばらく注目~。

個人情報保持のリスクについて考えてみる

2005-04-11 10:34:35 | 個人情報
http://www.japan.cnet.com/column/mori/story/0,2000050579,20082508,00.htm

http://blog.goo.ne.jp/tbinterface.php/045ff0fe738f25a3160d664f443dead5
より。

先日、CNETで連載されている森祐治氏のコラムにげんなりした後で個人情報保持のリスクモデルってどう考えるべきなのか考えてみた。

前回、このブログ(てゆうか前身の徒然草で)個人情報保護のコストとリスクモデルについては保険や広告効果と比較するほうがいいんじゃないかと脊髄反射で書いたけどこの点、もうちっと掘り下げてみる。

個人情報漏洩のリスクって、

個人情報漏洩"事故"
個人情報漏洩"事件"

の二つの側面を持ってて、

損害賠償、個人情報管理体制(多くの場合はデータベースの管理体制)の見直し費用の発生、ブランド価値の毀損(に伴う広報宣伝費用等の新規顧客獲得コストの上昇と既存顧客の流出率の上昇、残留(?)顧客の客単価低下等)、といった予定外の金銭支出の恐れに集約されるリスクファクター(従業員のモラルダウンによる労働生産性の低下とかいったファクターは因果関係が逆の可能性もあるので別に考えてみたほうがよさげ)

に対して、

確率論的な安全評価手法を用いてよそ様と比較可能な状況を作ったうえで、

相対的に競争優位が作れそうなら、

期待効用理論的に考えて費用対効果の観点から受け入れ可能なリスクに収まるか考えて、

Yesなら個人情報を自前で管理すればいいし、

Noooooo!そんなん無理、って思うならよそ様に管理してもらうなりすればよろし。

Noな場合は、そもそも個人情報に一切触れない形で自分の仕事できるようにして継続してもいいし、それも無理なら商売替えればよろしい、ってことになるのでは?

あー、こう考えて行くと

ペイオフに対するポートフォリオ運用などの理論解

って説と個人情報保護のリスク評価って大して違わない気もしてきたなぁ。

となると問題は、PマークもTRUSTeも取得したらどんくらいのリスクに対してどの程度の効用が期待できるかのベンチマーク出してない(出してるのか?)って点かも。それなら、取得に二の足踏んでもしかたないね。

資格取得という根拠なき圧力

って部分にはなんとはなしに同意できる気もするけど、やっぱり、

根拠なき圧力、じゃなく、PマークやTRUSTeが持つブランドバリュー、なんじゃないの?

行政書士に頼んだら安く済む業務でも高い金払って弁護士に頼みたがる人がいる、とかいう話と同じようなことなんじゃないのかな。

森氏がPマークやTRUSTeは無駄だ、意味ないんだ、ってキャンペーン展開して、市場から支持されたら森氏が感じている恐怖感ってなくなるんじゃない?