http://www.japan.cnet.com/special/story/0,2000050158,20082438-3,00.htm
と
http://blog.goo.ne.jp/tbinterface.php/1dfda909d69f1a3c1879a17ca9420a63
より。
CNETに後編が掲載されていたのでフォロー。
前回、アンテナ一本でやるのか?そーなのか?と疑問噴出だった点について、
基地局に電波を送信する中継基地局を数多く設置し、短い距離で電波をリレーする形式を採る。12月からの本サービスでは東京23区内に主幹基地局を約600局設置することに加えて、上りの中継用基地局を4000局用意する予定
東京23区に600局設置と出てるので、どうも東京23区の面積が621平方キロなところから考えてざっくり1平方キロあたり1局打って行くつもりらしい。
てことは1局当たりのセル半径は500mってことになるので、なーんだ、PHS基地局をまんま置き換えるわけね。で、これを下りにつかうのかな?
上り用に中継基地局4000局だと...。なに、4000局?てえと、155.25平方メートルあたり1局?それって多いのか少ないのか?
同社のPHS基地局は稼働中のものが首都圏に約4万2000局、休止中のものが約2万8000局
なるほど。えーと、鷹山のサービスエリア面積は...、見つからないなぁ。
エリアマップを見る限りじゃおおよそ5000平方キロってところかな。とすると、5000平方キロあたり42000局で120平方メートルあたり1局あったのかぁ。
ふーむ、確かに以前より間引いてるみたい。上り中継基地局はざっと2割間引いたと。これが従来のPHS基地局の置き換え対象になってるって理解でいいんだろうか。(この辺の計算、なんか雑でやな感じ。きちんとした数値判ったらやり直すね)
ところで基地局と上り中継基地局の数は600:4000なんで、1基地局あたり6.66局の上り中継局を抱える計算になるなぁ。
同時接続要求(といっていいのか?)がいぱーいいぱーいになったとき、上り中継基地局1局あたり75Mbps÷6.66=11.26Mbpsの割り当てが得られる計算になるから、1上り中継局あたり音声呼(64Kbpsとして)で同時接続は175.9通話(おお、すげー)、ワイヤレスブロードバンドじゃ、と銘打って最大10M接続~、とかキャンペーン打つと、155.25平方メートル(つまり1上り中継局あたり)一人しか快適~ん、な環境は作れないと。とはいえ、屋外でADSLなみの2~4Mも速度出てれば結構快適~ん感は得られそうなのであんましこの点は問題にならなさそうだなぁ。
問題は155.25平メートルしかセル半径がないので、うろちょろしながら使うとハンドオーバーが発生しまくる、って点かも。都心で1km移動すると5~6回はハンドオーバーするはずで、これが携帯電話なみにスムーズに処理できるかどうかが使える!使えねぇ!の判断の分かれ道になりそう。
もう一つ問題になりそうなのはFOMAやCDMA1xWinもサービス開始当初サービスエリアの狭さがブーイングの対象になったところ。まして、FOMAやCDMA1xWinを早いタイミングで使い始めた層ってある種確信犯的なところがあったけど、鷹山のサービスは3000円でしょ?、安いから入る、って層が少なからず現れそうで、そういった層のユーザーがエリアの狭さなんかに音をあげてツカエネェと騒ぎ出したら一気にぽしゃりそうな気もする。
4.95GHz帯はWiMAX Forumが推奨するものではない。このままでは鷹山が利用する端末はWiMAX準拠とは言えず、海外とのローミングや機器の相互運用性が確保できない恐れが強い。また、機器が鷹山専用となれば、量産効果が出せずに機器の価格が高止まりする可能性もある。そこで鷹山ではAirspanと共同で、日本市場向けに4.95GHz帯をWiMAX Forumの推奨周波数帯域に加えるよう要請する方針だ。
って点も不安要因だなぁ。
IP携帯電話が内線だけでなく外でも使えるようになる、っていったってサービスエリア狭かったら意味ないし。
一番の不安要因・問題点は結局、鷹山の財務の弱さ、とかってオチがついちゃったらもったいないね。
とりあえず、もうしばらく注目~。