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(元)旦那の病気(双極性Ⅱ型障害)について

ご注意!

当ブログをお読み頂きありがとうございます。 このブログは(元)旦那の病気(双極性障害)を中心に 家族の日常を記載しております。 ただし、ブログ主である私の“毒”も多分に含まれ 心の病気の方などに不愉快な記載がある場合もあります。 どうか、充分ご注意いただけますようお願い致します。

決着1

2014年08月25日 | 日記
随分と、更新を滞らせてしまった。

察しのいい方が、コメントをくださったけれど
色々あったんだ。

本当に色々…。

よくまぁ、こんなドラマみたいな…って。


ある程度、状況が落ち着いたので、また更新していこうと思う。

ぼちぼちね、吐き出していかないと…。

そんなこんなで、またよろしくお願いします。


と言いつつも…、のっけから刺激のある話なので心の不調を抱える方は
できれば、ここでスルーしてください。


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前回の記事の内容も、今思えばすでに序章だったんだろうが
先月の連休にひと騒ぎあった。


3連休の真ん中の日に、彼が家の屋根から飛んだ。


その前の週と、連休最初の2日間私と娘は用があって実家に帰っていた。

その間、彼は友人の家に遊びに行くといって、そのままお泊りしたらしい。

その彼のいう友人は、男性で一緒にゲームをして過ごしたり、飲んだり
車乗ったりして遊んでいるってことだった。

でも、なんか怪しいって思っていた。

たぶん、ずーっと怪しいって思っていた。

私が家に帰ったあと、彼が帰ってきて、写真を見せるように言った。

私は本当にその友人の家に泊まるなら、その友人家族の写真を撮って
くるように言ったから。

が、彼はごまかし、しつこく言うと、1枚の写真を見せた。

女性と、女性の娘さんと思われる写真で、顔を隠したものだった。

彼は、友人の奥さんと娘さんだというが、以前に聞いてた家族構成には
合わなかった。

そしてその写真の娘さんには見覚えがあった。


台所にしゃがみ込み、しばし考える。

このままうやむやにしたほうが、いいのか?

私は今ここで事を荒立てる気力はあるのか?

その結果に後悔はしないのか?

ぐるぐるといろんな思いが頭の中を駆け巡る。

実際、目もぐるぐる回ってめまいがした。

が、覚悟した。

こんな不条理を抱えたまま、生きていくことは私にはできないって。


台所に、彼を呼びつける。

「さっきの写真、○○の人でしょ。

 お嬢さんのほうに見覚えがある。

 つまり、その女の人と泊まってきたってことだよね?」


彼は、素直に認めず、俺を疑うのかとか、信じられないのかとか
完全に狼狽しているとしか思えない態度だった。


「あのさ、そうやっている態度こそが、答えなんでしょ。」

と言うと、とうとう黙ってしまった。


この間、私は低い声で、落ち着きはらい、淡々と話していた。

きっと、もっと感情的に泣き叫ぶくらいのほうが彼にはよかったのかも。


「もう、俺の言うことは何も信じないんだね」と言うと、

彼はそのまま2階へ上がって行った。

追いかける気もなく、しばらく台所でぼんやりしていると2階からミシって
音がした。

また、屋根に上ったのか…って走りもせず、ゆっくりと2階に上がった。

案の定、部屋に彼の姿はなかった。

窓が開いているので、私もそこから屋根に上がった。

彼は所在無くそこに立っていた。

いつもなら、手を引いてでも戻らせていたのが、その時はそこに
座らせて話をし始めた。


私は彼に、

「私にどうしてほしい?」と聞いた。

すると、彼は

「許してほしい。」と言った。


私はそれに答えなかった。

きっと黙った私の瞳は、怒りとか、憎悪とか、憐みとか
そんな思いを映していたんだろうと思った。

彼は目を見開くようにして、それを見ると、そのまま
私の視界から走って飛んだ。


飛んだ…と言っても、家の1階部分からだからそう高さはない。

しかも、洗濯物を干したり、収納したりするスペース(テラスっぽい)
ところに着地し、そのまま背面飛びのようにまた消えた。

ドサって音がした。

声には出さなかったが、「あ~あ」って思った。

それ以上の感情が湧かなかった。

屋根から部屋に戻り、下に行く。

娘が、

「なんか変な音したけど?」と聞いてきた。

そう、この間、娘は家にいて私たちの様子をうかがっていたに
違いない。

「パパが屋根から飛んだ。」と答え、庭に急いだ。

落ちたところに行くと、彼が庭木の根元に頭をのせ、不自然な角度に
首を曲げ横たわっていた。

意識はない。

ぺしぺしと頬を叩く。

名前を呼びながら、叩く。

反応がない。

苦しそうな角度の頭を持ち上げ、なおも叩く。

娘はその横に立ち尽くしていた。

大きく揺さぶると、彼は目を覚ました。

気が付くと、私の腕は彼の血で濡れていた。

血に濡れた私の腕や手を見ると、娘が彼を呼び始めた。

すると、彼の意識もはっきりしたのか娘を呼んだ。

私は、そっと彼を地べたにおろし、家に戻って救急車を呼んだ。

冷静に話していたと思う。

住所・氏名・状況を話す。

事故ではなく、故意で落ちたとも。

救急車が来るまで、何かしたほうがいいことがあるか聞くと
出血箇所を乾いたタオルで押さえるようにと言われ、タオルを
もって二人のもとに戻る。

彼は、娘に手を握ってもらいながら

「○○(娘)のお蔭で、幸せだったよ。

 ありがとうね。」

って今生のお別れモード。


タオルで傷を押さえて、様子を見る。

娘は救急車が遅いと怒り出す。

彼の意識がはっきりしていたせいか、私には確信があった。


「そんなこと言ってても、たぶんこの傷じゃ死ねないから。」


随分、冷たい物言いだ。

だって、私怒っていたもの。


もちろん、飛ぶ前に話していた内容も怒るに値するものだと思うけど。

こうも簡単に、また自殺未遂をしたことに。

やっと生き始めたA就労のアセスメントもあと3日も残っているのに。

次の週には、義両親も合わせて旅行にいくはずなのに。

すべてをだいなしにしてしまうことに。

家に救急車を呼んで大騒ぎになっていることに。

私と娘は何も悪いことをしていないのに、こんな目にあわされることに。


そういうしているうちに、やっと救急車が到着。

事情を説明し、彼のいるところまで誘導。

あとは、ただ見ているしかないのだけれど。

実にこの時間が長いこと長いこと。

近所の人にも声をかけられちゃうくらい。

そのうち警察の方もやってくるし。

タンカに載せて、車に乗ってもまだ出発できない。

行き先が決まらないから。

よくある、救急搬送のたらいまわしってやつだ。

文句など言えないのだが、そのたびに隊員の方に申し訳なさそうに
説明され、こっちが申し訳なくなる。

やっと車が走り始めるころ、彼が娘に手を伸ばした。

「にぎって…。」って。

娘がその手を取ろうとしたその時、

「危ないから。」と言って止めた。

車内で中腰のまま、手を取ることが万一事故でもあった場合に
危ないからという名目だけれども、本当は心情的に許せなかった。

好き勝手なことして、私と娘にこれだけ迷惑かけているくせに
今更、父親ぶって娘に手を取ってほしいってその甘えが許せなかった。

もし、このまま別れることになっても、どうしても許せなかった。




長いので、また続けます。