鬱 のち 躁 …

(元)旦那の病気(双極性Ⅱ型障害)について

金魚

2014年02月03日 | 日記
我が家には、金魚と鯉の間くらいの魚がいる。

まぁ、見た目は金魚がでかいって感じ。

私の実家に池があって、そこにいたのを貰ってきた。

彼が飼いたいっていったから。

当初は、5匹。

娘と全員に名前も付けた。

でも、病気で1匹、カルキ抜きが不十分だったのか
水を変えたタイミングで1匹…。

庭にお墓を作って埋めた。

残ったのは3匹。

1番大きいのが隊長、真っ白なのが雪ちゃん、白地に
頭の部分が赤い○があるテンちゃん。

金魚って抱っこもできないし、反応がないからつまらない
って思うけど、人影がさせばえさを欲しがるし、見ている
分には尾ひれがゆらゆらしてちょっと癒されるかも。

ただし、水の管理が面倒…。


年が明けた頃から、一番小さいテンちゃんが水槽の底に
横たわるようになっていた。

この時期水温が低いので軽い冬眠モードでえさもあまりやらない。

水もそれほど濁ってはいない。

それにしても…と思うが、何をどうしてあげていいのかわからない。

たまに動くけど、でも明らかに他の2匹とは違う。

すると、先日彼がその動画を取ってペットショップに行ってきた。

それを見せるとスタッフの人が、

「う~ん、もうダメでしょうねぇ…。

 魚に対して水槽が小さいんですよ。」的なことを言ったらしい。

つまり、酸素が不足しているってことだろう。

テンちゃんは息苦しくて、息苦しくて弱っていったんだろう。

そうTELで聞いた私は、夕方ポンプを買って家に急いだ。

テンちゃん救出大作戦だ!と家族総出で動き出す。

彼もいつものように夕方は激鬱だったが、かまうことなく使ってやった。

ひとまず、バケツに水を汲みカルキ抜きの薬剤を入れてもらう。

その間に私は新しいポンプをセットする。

娘はお風呂からひしゃく?を持ってきて、テンちゃんをすくう。

ってこれだけなんでけど…。

勢いよく、ぶくぶくがでるバケツの中でテンちゃんはしばらく
横たわっていた。

バケツの上から、銘々が名前を呼んで声をかけた。

「頑張って!」って。


翌朝、いつものように5時起きするした彼に続いて私も気になり
起き出した。

すると、彼がめずらしく大きな声で

「おはよう。」って言う。

まただれぞとLINEでもしてるのかと思うと、

「おはよう、テンちゃん。」だって。

2人並んでバケツを見ると、テンちゃんはちゃんと背中を天井に
向けて、じーっと動かずにいた。

ちょっと、涙が出そうになった。

もしかしたら、大丈夫かも…って。

私が、

「動画持って聞いてきてくれたからだね。

 これでテンちゃん大丈夫なら、○○(彼)のお陰だね。

 ありがとうね。」と言うと、

彼は、

「すぐに行動してくれた○○(私)のお陰だよ。

 ありがとう。」って言われた。

早朝から、お互い褒めあうバカ夫婦…。


数日が過ぎると、バケツの中で泳ぐようになったテンちゃん。

昨日、義父母が実家から大きい水槽を持ってきてくれて、また3匹
一緒に入れてみた。

最初は隅っこで、じーっと動かなかったテンちゃんも今朝には真ん中で
他のと一緒に泳いでいた。

それをまた早朝から一緒に見ていて、私が

「なんでみんな、必死だったかわかる?

 金魚が3匹、家が3人家族。

 だから○○(娘)には強いこだわりがあるんだよ。

 だから、絶対にもう減らしたくなかったんだぁ。」と言うと

彼は、

「うん、わかってる。

 テンちゃんが俺だな…。

 一番小さいけど、今一番弱ってるから…。」と言うので


「大丈夫、これから段々元気になるよ。」って言っておいた。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿