鬱 のち 躁 …

(元)旦那の病気(双極性Ⅱ型障害)について

風邪

2015年01月08日 | 日記
24日で、すべてのパワーを放出したせいか次の日から
大風邪である。

が、家に3人でいるのも気づまりだし、さすがに年末近いので
仕事が混んでいて会社にいくしかなかった。

咳はでるし、家だと咳しすぎて吐きそうになるし、頭痛いし
ぼーっとするし。

が、体質なのかなかなか熱にはつながらない。

まっ、丈夫ってことですよ。

だが、26日4時過ぎに仕事にあらかためどがつくと、気が遠く
なりそうだったので、早退した。

早退して娘は喜んだが、構わずこたつで横になるといびきかいて
寝ていたらしい。

さすがに、娘も気を使ってそのままにしておいてくれた。

が、彼にはまったく関係ないらしく、帰ってきたことさえ
気付かず、トイレに起きてきたときにこっちから声をかけた。

できれば、夕飯の支度がしんどいので弁当でもなんでも買ってきて
ほしかったから。

が、彼は既に辛いから…ってリスポダールを飲んでいるらしく
酩酊一歩手前。

とてもじゃないが、車でお出かけなんて頼むわけにいかない。

どこまでも、どこまでも役に立たない…って言葉を飲み込む。

めったにない私の不調時に彼が役に立った試しはさらにめったにない。

それどころか、躁で落ち着かず家を出て行ってたり、しょうがなく
食べ物を調達しに出る私に、たばこ買ってきてとか平気で言える
奴だった。

その日も、娘が作ろうか…って気を使ってくれたけど、一人では
まだ無理なので付き合うのもつらく、近くのほっともっとに弁当を
買いに行く。

別に宅配を頼んでもいいんだけれど、この辺が貧乏性なんだろう。

まぁ、性でなく、まぎれもなく貧乏なんだけどぉ。

あれこれ考えたが、結局3人分の弁当を買い、家に戻る。

一寝入りした後は、多少楽になったこともあるが、誰にも頼れないと
思えば、やるしかないわけで…。

帰って一応、彼に声をかけたが起きる気配もないので、娘とお弁当を
食べる。

「たまにはいいね~。」と言いながら。

私の実母はほとんど外食もなく、お惣菜を買うこともなく、まして
お弁当を買うこともなく育ててくれた。

まぁ、田舎だからそう近くにお店がなかったせいもあるだろうし
今ほど外食産業がたくさんあったわけじゃない。

でも、きっとそういうのを手抜きだと思っている節があり、それは
そっくりそのまま私にも受け継がれている。

なんとなく、良心の呵責があったりするわけだ。

反して、若干年代の若い義母はまったく抵抗なし。

できあい上等、ましておつとめ品ならなおよし。

揚げ物なんて自宅で作る意味わかんないってくらいの人だった。

当初、泊まりに行ったときに、朝飯が8時過ぎても9時を過ぎても
出てこない。

???と思うと、休みの日はブランチタイムでよくて11時、悪くて
2時ごろ食べるらしい。

結局時間がずれて、休みは2食だけ。

お腹がすいたなら、果物でもお菓子でも勝手に食べろくらいの勢いだった。

大人ならなんとかなるかもだけど、それは娘が一緒の時も同じだった。

母乳や離乳食でなくなり、普通食になるとさすがにそれでは
我慢できなくなり、彼に言ってせめて8時には用意してもらうようにした。

それも、7時から起きて、居間にいてなにげに手伝うなどプレッシャーを
かけてやっとだ。

だがそれも、義父と同居するようになってから自然と改善されていった。

つまり、休みでもある程度一定の時間に起きて、3食食べるのが普通
ってことを義父が気付いてくれたからだろう。

義父は朝早く起きるし、彼にもダラダラ寝てほしくなかったし、娘も
生活リズムを崩したくないので、遅くとも7時半には用意していたし。

結構、頑張っていたんだと思うな…。

でも、何よりそれが普通って家庭にそだちゃっていたから。

まぁ、普通の定義って難しいと思うけどね…。


娘はカイロを張ってくれたり、お茶を運んでくれたりかいがいしく
世話を焼いてくれた。

そんな娘を見ながら、実母→私→娘とそういう価値観というかが
伝わっていけば、きっと娘の子供にも届くかもしれないとぼんやり
考えていた。

少なくとも、おつとめ品の弁当を他人に出すような人間には
したくないって思った。


それから、もう一つ気付いたこと。

私、彼に使うお金をもったいないって思うようになったってこと。

お弁当を買う時点で、彼が寝落ちしているのはわかっていた。

だから、夕飯としてのそれは意味をなさない。

だから、買わずともいいか…って考えたのだ。

でも、考えたあげく彼のすきそうなすき焼き弁当を買った。

娘に使うお金は気にならないが、彼には…って考える自分に
ちょっと引いた。

あぁ、もうそこまで気持ちが離れたんだなぁって…。

彼に買ったすき焼き弁当は、そのままこたつの彼の座る位置に
放置して寝た。

すると、朝早く起きて食べたらしく、私が起きてくると片づけられて
いた。

さすがに、容器までそのままだったら切れていたかもけど。

が、そのあといつもの時間に用意した朝食も普通に食べた。


ちょっとづつ、ちょっとづつ、気持ちが傾いていたのが
一気に走り始めたのを自覚した朝だった。



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