先週、火曜日だったか…彼から電話が来た。
「オートレースのチケット14,000円なんだけど」
以前から他県で行われるオートレースを見に行きたいと
言っていた。
他県と言ってもお義兄さんのいる都市での開催なので
宿泊費などはなんとかなるとしても、チケット代やら交通費など
負担は大きく、どうするのかと思いつつも彼が言い出すまで
ほっておいたのだ。
あいにくその日は私の都合も悪く、翌日学校なので娘も無理と
なれば彼一人で行くことになりそれも不安要素だった。
チケット代と交通費合わせれば2万円じゃきかないだろう。
それをおいそれと私が出すと思っていたのか…。
「どうしても行くなら、半分しか持てない…」と応えた。
すると彼はだったら諦めると言う。
正直、お金だけの問題はなかった。
先日のプチ失踪にしても、薬飲み忘れにしても一人で遠方に出せる
ような落ちついた状態ではない。
すると今度はお義父さんから電話が来た。
彼から電話が来て、お金がないから行けないと言っていたと言われた。
きっとお義父さんに言えば、出してももらえると思ったのだろう。
しかし、お義父さんも私の手前そう簡単に出してあげるとは言えなかった
らしくまたの機会にみんなで行けばいいだろうと話したらしい。
お義父さんにもお金も問題でけではなく、体調的に今このタイミングでは
無理だと思うことを伝えた。
ただ、その電話を切ったときの様子がどうも心配なので…と言って
電話してきたみたいだった。
私には言わなかったが、お義父さんにはたんまり恨み言を言ったのだろう。
あいにく、その日は私の判断ミスで顧客先でトラブっており、仕事を
投げて家に帰るのは難しかった。
昼休みも取れず、やっと1時を回ってお弁当を食べ始めたところで
お父さんの電話が鳴ったのだ。
それも説明して、一旦電話を切った。
するとまた直ぐに、またお義父さんから電話が来て本人がとても
興奮しているので、薬を飲むようにいったのだがどうも様子が変だという。
そしてしきりに、「大丈夫かな~、大丈夫かな~」と言う。
何度も仕事中に電話をかけてこられて、大丈夫かな?と言われ
私にどうしろと???、と仕事でミスってテンパっていた私は
ブチ切れそうになった。
「どうなっても、知らんよ!」と言いそうになった。
なんとか、その一言を思いとどまり、再度今トラブっているので、
それを収束したら一旦家に帰って彼の様子を見ると応えた。
しかし、それでも不安そうにあ~だ、こ~だ言うのでさすがに辛くなり
強引に電話を切った。
ミスの対応方針が決まった時点で、一旦家に帰らせてもらった。
帰ると彼はいつもの布団の上に座り泣いていた。
昼の薬と、頓服でもらっていたソラナックスを飲ませた。
やはり興奮しているようだった。
しばらく黙って側にいると、
「こんなに惨めなのはイヤだ。
生きてきてこんなに不幸だったことはない。」
と言い出した。
これは以前、躁状態だったのかあれこれ買いたくてもお金が足りず
あ~だこ~だわめいていたころよく言っていた台詞と同じだ。
彼の人生の中で今が一番不幸?
どっちの言う台詞だ?と思った。
一度話し始めたら、もっと興奮し始めとうとうパニック発作のように
過呼吸みたいになった。
私の腕を握り締め、はぁはぁと浅くて早い息遣い。
空気が吸えなくてパクパクしているように見えた。
彼はこれまで私の知っている限り、2度このような状態になったことが
あるらしいが、目の前でみたのは初めてだった。
彼の背中をなでながら、「大丈夫、大丈夫」と繰り返す。
どんどん私の腕を握る力が強くなる。
「大丈夫だから、意識して呼吸をゆっくりにして」
「大丈夫、大丈夫、ゆっくり、ゆっくり」
こんな対処法でいいのか、どうかわからない。
テレビだと袋を持たせて、その中で呼吸させていたような…と
考えているうちに、段々と呼吸が整ってきた。
私の腕を離したときに、冷たい水を持ってきて彼に渡した。
「大丈夫だから、ゆっくり水飲んで…」
「ゆっくり、ゆっくり…」
過呼吸は段々と収まり、苦しかったのかまた泣き出した。
すると、多少落ち着いたのか、煙草を吸うという。
部屋で吸って欲しくないので、台所に連れて行く。
すると、また
「こんなに惨めだったら生きていてもしょうがない。
俺のこと殺してくれないか…」と言い出した。
「そんなんできるわけないでしょ」と言うと
「だったら、離婚して」と言う。
またかよ…と思った。
彼の論理だと私と娘がいるから、自分は死ぬことができない。
一人になったら、心置きなく死ぬことができる。
ということらしい。
あとは自分は今までこんなこともあった、あんなこともあったと
自慢話が始まった。
今仕事もせずに、したいこともお金がなくて出来ない自分は
本当の自分ではなく、こんなのは現実じゃない。
遊びにも行きたいし、飲みにも行きたい。
それもできない今の自分は不幸だと喚いていた。
たまらず「私と娘がいる今の人生が、そんなに不幸?」と聞いてみた。
すると、「そうだ」と応えた。
例え病気がそう言わせているのだとしても、こう度々人の気持ちを
踏みにじるようなエピソードが続くのであれば、そろそろ限界かもなぁ
とぼんやり考えた。
「オートレースのチケット14,000円なんだけど」
以前から他県で行われるオートレースを見に行きたいと
言っていた。
他県と言ってもお義兄さんのいる都市での開催なので
宿泊費などはなんとかなるとしても、チケット代やら交通費など
負担は大きく、どうするのかと思いつつも彼が言い出すまで
ほっておいたのだ。
あいにくその日は私の都合も悪く、翌日学校なので娘も無理と
なれば彼一人で行くことになりそれも不安要素だった。
チケット代と交通費合わせれば2万円じゃきかないだろう。
それをおいそれと私が出すと思っていたのか…。
「どうしても行くなら、半分しか持てない…」と応えた。
すると彼はだったら諦めると言う。
正直、お金だけの問題はなかった。
先日のプチ失踪にしても、薬飲み忘れにしても一人で遠方に出せる
ような落ちついた状態ではない。
すると今度はお義父さんから電話が来た。
彼から電話が来て、お金がないから行けないと言っていたと言われた。
きっとお義父さんに言えば、出してももらえると思ったのだろう。
しかし、お義父さんも私の手前そう簡単に出してあげるとは言えなかった
らしくまたの機会にみんなで行けばいいだろうと話したらしい。
お義父さんにもお金も問題でけではなく、体調的に今このタイミングでは
無理だと思うことを伝えた。
ただ、その電話を切ったときの様子がどうも心配なので…と言って
電話してきたみたいだった。
私には言わなかったが、お義父さんにはたんまり恨み言を言ったのだろう。
あいにく、その日は私の判断ミスで顧客先でトラブっており、仕事を
投げて家に帰るのは難しかった。
昼休みも取れず、やっと1時を回ってお弁当を食べ始めたところで
お父さんの電話が鳴ったのだ。
それも説明して、一旦電話を切った。
するとまた直ぐに、またお義父さんから電話が来て本人がとても
興奮しているので、薬を飲むようにいったのだがどうも様子が変だという。
そしてしきりに、「大丈夫かな~、大丈夫かな~」と言う。
何度も仕事中に電話をかけてこられて、大丈夫かな?と言われ
私にどうしろと???、と仕事でミスってテンパっていた私は
ブチ切れそうになった。
「どうなっても、知らんよ!」と言いそうになった。
なんとか、その一言を思いとどまり、再度今トラブっているので、
それを収束したら一旦家に帰って彼の様子を見ると応えた。
しかし、それでも不安そうにあ~だ、こ~だ言うのでさすがに辛くなり
強引に電話を切った。
ミスの対応方針が決まった時点で、一旦家に帰らせてもらった。
帰ると彼はいつもの布団の上に座り泣いていた。
昼の薬と、頓服でもらっていたソラナックスを飲ませた。
やはり興奮しているようだった。
しばらく黙って側にいると、
「こんなに惨めなのはイヤだ。
生きてきてこんなに不幸だったことはない。」
と言い出した。
これは以前、躁状態だったのかあれこれ買いたくてもお金が足りず
あ~だこ~だわめいていたころよく言っていた台詞と同じだ。
彼の人生の中で今が一番不幸?
どっちの言う台詞だ?と思った。
一度話し始めたら、もっと興奮し始めとうとうパニック発作のように
過呼吸みたいになった。
私の腕を握り締め、はぁはぁと浅くて早い息遣い。
空気が吸えなくてパクパクしているように見えた。
彼はこれまで私の知っている限り、2度このような状態になったことが
あるらしいが、目の前でみたのは初めてだった。
彼の背中をなでながら、「大丈夫、大丈夫」と繰り返す。
どんどん私の腕を握る力が強くなる。
「大丈夫だから、意識して呼吸をゆっくりにして」
「大丈夫、大丈夫、ゆっくり、ゆっくり」
こんな対処法でいいのか、どうかわからない。
テレビだと袋を持たせて、その中で呼吸させていたような…と
考えているうちに、段々と呼吸が整ってきた。
私の腕を離したときに、冷たい水を持ってきて彼に渡した。
「大丈夫だから、ゆっくり水飲んで…」
「ゆっくり、ゆっくり…」
過呼吸は段々と収まり、苦しかったのかまた泣き出した。
すると、多少落ち着いたのか、煙草を吸うという。
部屋で吸って欲しくないので、台所に連れて行く。
すると、また
「こんなに惨めだったら生きていてもしょうがない。
俺のこと殺してくれないか…」と言い出した。
「そんなんできるわけないでしょ」と言うと
「だったら、離婚して」と言う。
またかよ…と思った。
彼の論理だと私と娘がいるから、自分は死ぬことができない。
一人になったら、心置きなく死ぬことができる。
ということらしい。
あとは自分は今までこんなこともあった、あんなこともあったと
自慢話が始まった。
今仕事もせずに、したいこともお金がなくて出来ない自分は
本当の自分ではなく、こんなのは現実じゃない。
遊びにも行きたいし、飲みにも行きたい。
それもできない今の自分は不幸だと喚いていた。
たまらず「私と娘がいる今の人生が、そんなに不幸?」と聞いてみた。
すると、「そうだ」と応えた。
例え病気がそう言わせているのだとしても、こう度々人の気持ちを
踏みにじるようなエピソードが続くのであれば、そろそろ限界かもなぁ
とぼんやり考えた。
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