宮里藍ちゃん引退に思う

月曜日女子プロゴルファーの「宮里藍」さんが引退の記者会見を開きました。
私も一応ゴルフをしますので、とても関心がある出来事でした。





まだ３１歳という若さですから引退には相当な決断だったと思います。
会見ではシックな装いで登場。
さすが藍ちゃんしっかりとした口調で質問に答えておりました。
結局ここ数年優勝から遠ざかり、モチベーションが下がったからということでした。





高校生３年の時に女子ゴルフツアー（ダンロップ女子オープン）で
アマチュアとして出場し優勝してしまったわけですから、
ゴルファーとして早熟だったということでしょうか。
若いうちに沢山の優勝を経験してしまうと、
その成績やモチベーションを維持して行くには本当に大変だと思います。





２００６年からアメリカでツアーに参戦し、大活躍でした。
大きな外国の選手を相手に戦うわけですから大変だったと思います。
２００９年にフランスで行われたエビアンマスターズで初優勝を果たしました。
そして２０１０年には年間５勝をあげ世界ランキング１位に輝きました。
この時はまだ２５歳でした。
結局日本で１５勝アメリカで９勝とトータル24勝をあげております。



ちょっと昔の藍ちゃん





沖縄生まれで「宮里3兄妹」として有名ですが、
今の若い女子ゴルファーの火付け役的な存在でした。
このころ低迷していたゴルフ人気が一気に復活しました。
「横峯さくら」選手も大活躍しましたが、
小さくて可愛い女子ゴルファーがおじさまゴルファーより
遠くへ球を飛ばす事が不思議で仕方がないですぅ。
身長157㎝ほどのか細い女の子がなぜでしょうかね。
私の方が背も体重も多いですし、重いものを持ったら負けない自信があります。
ああそれなのにそれなのに・・・。
藍ちゃんは高校生の時の方がぽっちゃりしていて、
スウィングもダイナミックでしたよね。
試行錯誤の上今のスウィングになったのだと思いますが。

藍ちゃんが活躍し始めてから一気に女子ゴルファーの年齢がさがりました。
私と比較するのも何ですが、ゴルフを始めたのは４０歳過ぎてからです。
３０歳代に会社の上司から勧められクラブを見にまで行ったのですが、
家に帰って父親にゴルフを始めようかと思う旨話したところ、
「女のくせにゴルフなんて」と一喝されてしまいました。
私も言ってはみたもののどこかにゴルフをすることのためらいがありましたので、
「おっしゃる通りです」と素直に父のいうことを聞き断念。
その１０年後にそろそろ時期が来たかなと思い始めました。
私たちの時代はそんな感じでしたが、
ゴルフはそれ程ハードではなく、多額の賞金が手に入るとなると、
今どきの親御さんは女の子をゴルファーにしようと思う気持ちはよくわかります。
もちろん一流になればの話ですが。
ただ今回の藍ちゃんのように若いうちにてっぺんまで行ってしまうと、
それを維持してして行くのが相当大変だと思います。
でもまだ３１歳ですから急に結論を出さずに、
ぼちぼちゆっくり気が向いたときに推薦を受けてトーナメントに出るようなスタンスで
良いのではないかと思ってしまいますが。