山本晴美 ここで愛ましょう

歌語りシンガソングライター 山本晴美のブログ

マザー・テレサ

2008-06-15 23:02:13 | ここで愛ましょう

昨晩のライブの喜びが静かにこみ上げる朝、まだ覚めぬ居心地のよかった時間にひたりながら、一日がスタート。
感謝の気持ちさらに大きく、穏やかだ。

今日の午後は楽しみにしていた、沖守弘氏のマザー・テレサの講演会。
写真展に行きそびれていたが、企画を知った時なぜか、やっぱり会えるんだと思った。
    
     

写真家の沖氏の、知らない異国のお話しが展示してある写真の光景と重なり、あたしの中ではドラマのように進行していく。
残り5分の時のお話しは、見つけていた感情を整理するのにぴったりのお話しだった。
お砂糖と毛布のおはなし。
あるから分けるのではなく、自分が食べるお砂糖や暖をけずって差し伸べる・・・自分の痛みをともなう行為はどんな小さな事でもとても大きな愛が伴うということ。
大袈裟なことではなくて、日常にいくらでもある。
最近その事を考えていた。
そうなのだ、日本人のいうボランティアの解釈は理屈がありすぎて、あたしには面倒。

マザーテレサの最後に遺した言葉を知った時、こみ上げるものがあった。

    「もう息ができないわ」


マザーの存在を知って、感じたことを行動すればいい。
真似は出来ないから、迷った時はまず想い出し、感じるだけでいい。

    

ここは長坂の教会。
あたしは信徒ではないけれど、ここにくるとみんなが笑顔で声をかけて下さる。
「お元気ですか」
歌語りを聴いて下さったみなさん。
その後、ご縁あって、ある信徒さんの詩にメロディーをつけた事がある。
大事にして下さっている。
畳のある礼拝堂はやさしい時間を想い出す。