早寝すると、ちゃんと早起き。
モンモンと考える事があり、イマイチすっきりしないけれど、終戦記念日、せっかくここまで来たのだから、あの場所へ行ってみようと思った。
もう少し涼しくなったら、作家のshiiさんに一緒に行こうと先日お話ししたばかりだけれど、川崎から南武線で30分あれば行ける岡本太郎美術館。
広島の基町高等学校・想像表現コースの学生が描いた原爆の絵の原画が展示されている。
しかも42点も。
広島ではタイミングが合わず、毎年、要所、要所で企画されるレプリカを見ていた。
24日の「広島すずめ」に気持ちを切り替える時。
今回はそんなに時間があるわけではないので、この展示のみ。
ところが......
ひと足さきに孫たちの荷物を預かり移動した私。
登戸について、コインロッカーの釣り銭がないと表示され、そこでまごまご。
生田緑地は駅からのバスがあまりなく、時間もないからタクシーで移動。
降りる場所を確認した携帯をバッグに入れたはずが...音もなく、運転席の下に落としたらしい。
気がついたのは、生田緑地の中を美術館に向かっていて、あと少しで到着の時。
こんなに奥深くに美術館があるとは知らなんだ。
もっと緑地を楽しみながら歩くものだけれど、暑さと時間が......
今、何時だろう...えっ......で、気がつきました。
落ち着け、冷静に考えてタクシーの中。
あっ、領収書を貰うの忘れた。
ヒントは登戸駅のタクシー乗り場に来たタクシー。
絶望的。
でも、登戸駅に戻ろう。
が、2時間に一本しかバスがないし、タクシーも通らない。
初めて来た町。
最寄りらしい駅まで歩き、一駅電車に乗り登戸駅へ。
1時間後、馬力と神頼み、呪文のようにある言葉を自分に唱え続け、出会いましたよ、携帯を落とした個人タクシー。
奇跡。
この1時間、目の前を通るタクシーをにらみつけ、無理だよなぁ...あと10台で諦めて、とりあえず誰かに連絡取ろうと思った時からの、ホントに10台目でした。
タクシーの忘れ物は基本交番に届けるそうです。
でも、交番に届けると、受け取るまでが面倒のようです。
運転手さんも、私を探してくれたらしい。
「本当に嬉しい、ありがとうございました」
「僕も見つかってよかったぁ」
お互い何度も同じ言葉を繰り返しながら、再度、美術館まで行ってもらいました。
時間がないので仕方なく、企画展示室まで通り過ぎます。
写真OKの美術館です。

ここが原爆の絵の企画展。
全体風景は撮影可能ですが、個々はだめです。
図録が欲しい......

原爆の絵だけ鑑賞。
もったいない...けど、40分しか時間がないのよ。
美術館、楽しい。
10月まで会期があるようなので再度来ます。

往路を変更して孫たちと合流。
久しぶりの朝から晩までばぁばの三日間が始まります。
小出タクシーさん、お騒がせしました。
あと少しでリセットできそう。
終戦80年の記念日に。
