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山本晴美 ここで愛ましょう

歌語りシンガソングライター 山本晴美のブログ

4月の終わりに

2013-04-30 22:49:00 | ここで愛ましょう
ゆっくりですがやっと始動です。
年内のスケジュール調整や提出書類に目を通し、お礼の手紙を書きはじめました。

今日は、大野山保育園の年長さんのリトミック教室です。
ことしも継続となり、お世話になります。
園長先生もフランスライブを応援下さったおひとり、気持ちのよい報告が出来てよかったです。

子どもたちは年長さんになり、はじめてのリトミックを体験します。
リズムを意識したとたん、歩くことがこんなに難しいなんて・・・ね。
   
      

さっそく、ガレットを焼きました。
ちょっとコゲが足りなかったかな。

ノンアルコールのフランス産アップルサイダーでいただきます。
しばらくハマりそうです。


      

フランスから電話がありました。
滞在中の出来事や歌語りの事、言葉をつくることも隠すこともなく、単刀直入!
楽しいおしゃべりでした。



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石の家

2013-04-29 08:02:00 | フランスライブ
パリの中心をはずれた住宅街は、揃っていないのに、揃っている石の家が並んでいる。
隣の家とのすき間はありません。
絵本のような、すてきな風景。
ここを歩きました、ただ歩きました。

時々立ち止まり、ながめる。
パリの町はすべてが美術作品のようで、顔をあげてあるくのがいいです。
しかし・・・気をつけないと、足元にはワンの落とし物がたくさんありますよ。
これは、ダメダメ。。


        

フランスでの歌語りがきっと「成功」だとして、
これからも同じようにがんばるとして・・・私には新しい目標があります。
また、パリでライブをすることはもちろんですが・・・

パリでmakotoさんの写真展を開催すること。

ここにくるまで、どれだけ、ちからになってもらってきたことだろう。
真剣だし、ふたりして余裕がないから、ただの言葉のやり取りで気まずくなったり、これはかなり疲れます(笑)。
でも見つめる方向は同じだから、何も言わなくても通じることは多く、それぞれの気持ちがひとつの形に仕上がった喜びは格別です!
Stream Liveは、本当に大変な作業のともなうプロジェクトです。

パートナーとして甘すぎず、辛すぎず、よりオリジナルな表現を探しながら生きてゆくこと。
大切に・・・。

遠くから、そーっと、見守って下さいね。





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若きイギリス人の墓

2013-04-28 16:41:00 | フランスライブ
マルグリット・デュラス

今回の渡仏のキーワードとなる、作家でもあり映画監督でもあるデュラス。
デュラスの書いた「エクリール」という本の中に「若きイギリス人パイロットの死」という章がある。

W・J・クリフ

世界戦末期、20歳で相手国の砲弾に消えた。
ノルマンディーの森の上空で。

彼のお墓がこのヴォーヴィルという村にある。
そこを案内していただいた。


      

      
        
      

    W・J・クリフの墓

      

フランスに来る前に、エクリールの翻訳本を読んだ。
難しい・・。
今回の仲間のパフォーマンスの朗読劇もフランス語だからわからない。
謎だれけだけれども、海を渡りフランスで、長沢政信さんと幸保さんとクリフが、時を経て、出会ったことには違いない。

同じ時代、同じ世代の若者が戦禍で命をなくした。
ここに立って感じることは、万歳峠がフランス人にも受け入られた理由。
史実を超えたメッセージがある。



      

もともと入っていたスケジュールと、それ以外の日も、成り行きで決まるスケジュールには連鎖があるように思う。
フランスでの二週間を丁寧に振り返り、コマ送りにしたら、たくさんのテーマが見えてくる。

帰国してから、もう一度本を読んで見た。
当たり前だけれど、本に書かれたその通りの景色がそこにはあった。


      
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大切な場所

2013-04-27 22:00:00 | フランスライブ
 La Chapelle des Pommiers

日本人が修復したノルマンディーの田舎のチャペル。
芸術家、田窪恭治さんの物語があります。

「林檎の礼拝堂」

念願かない、来る事が出来ました。
壁面に刻まれた林檎のモチーフは白壁にとても美しく、外観やここの自然にとけ込んでいました。
屋根にはガラスの瓦。
ステンドグラスみたいでとてもきれい。
宝石箱みたいです。
すべてが清楚で美しく、フランス人にもあまり知られていない場所。


    

突然のリクエストで、この祈りの場で歌うことに。
ちょうど季節のうた「おぼろ月夜」と「仰げば尊し」を。
ひびく声。
想像外の出来事。
また、涙だよ。。


    

ね、美しいでしょう。
ノルマンディーの田舎は石造りの小さな建物がポツポツと。
ここが礼拝堂だってわからないよね。

そして、今回の旅でもしも叶ったら・・・と、夢がありました。

    

ここで、写真を撮ってもらいました。
白いドレスを着ました。

短い時間でした。
光の様子もいい感じ。
風があったけれど寒くは感じなかったよ。

とてもしあわせでした。
私の特別な場所になりました。
きっと、新しいメロディーがうまれます。




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月のそばで

2013-04-27 21:20:00 | フランスライブ
いつもの毎日がはじまった。
寝坊している私の顔をサラが手でゆする。

「起きな、散歩に行こうよ、いい天気だよ」

すっかり張りつきワンのサラは夕べも同じ枕で眠った。

実家に行き、母の着替えをし、洗濯をして父の独り言を聞く。
アトリエに戻り、畑に行き、ネギをこいでみそ汁を作りました。
白いご飯にみそ汁に卵焼き、キュウリの漬け物。
完璧!
本当はご飯とみそだけでも良い感じなんだけれど。
とたんにおなかの調子がよくなるから不思議。
しばらく玄米にしようかと思います。
ご飯は心が元気になってゆくからね。

じわじわと疲れを感じます。

弱い頭痛もあり、開け放した窓から気持ちのよい風が入り、一日ウトウト・・・いえ、グーグー。。
いくらでも眠れます。

まだしばらく、写真とフランス日記は続きます。
「歌語り」ともうひとつの目的など・・・。

そうそう・・・
写真はないけれど、帰りの飛行機はパリを20:00に出ました。
復路は窓側の席だけれど、狭いエコノミーシートはあまり身動き出来ません。
下ばかり見ると酔いそうで、雲の流れを見ながらのフライトでした。
だんだん暗くなり、たぶん満月まであと一日かな・・・
少しだけ空に溶けている月。

ちょうど目の高さより少し上にお月さま。
この旅を振り返ると、またまた泣けてきます。
空港でも何度も涙があふれましたが、格好よすぎるので(?)我慢。

今、私は今までの人生で、たぶん「月」の一番近くに居る。

空からこちらに光を放つ、曇りのない月。
下から見たら、たぶん、おぼろ月夜かな。

11時間のフライトは月から太陽へ、雲間から雲の上へ
宇宙を感じる空の旅も楽しめました。

新しくなってゆく ”harumi world”
私が変わってゆくことで誰かに伝えられる事がある。

何をやっても自信がなく、自分が好きになれなかった頃。
疎外感や劣等感で苦しいばかり。
人生を変えようと思った日。
あれから・・・もうすぐ20年になる。
今のわたしがあるのはたくさんの人のおかげ。
最初の一歩を歩み出す勇気と、支えてくれた人との出会い。
私が変わってゆく事で誰かに伝えられる事がある。

私が見たあの月は、あれから違う国の誰かを照らしている。
命には限りがある。
だから「この瞬間を精一杯生きる」。
世界がだんだん狭く感じる。

命の限り、Stream Live が世界中で展開出来たらいいな。
夢じゃない、歩き出せばいいだけ・・・。


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