山本晴美 ここで愛ましょう

歌語りシンガソングライター 山本晴美のブログ

身延の夕陽

2013-08-31 17:30:00 | ここで愛ましょう
8月終わりの日。
ひと月、毎日が意味深い。
ためらいや迷いや気持ちの揺れる事が多かった。

デクノボーになることの難しさ。
「雨ニモマケズ」限りなく深いのだ。

安易な方へ、楽しい方へ、得のある方へ・・・
意識なく選んでいるような気がしてたまらない。
悪い事ではない。
でも本当の私にはしっくりこない事もあるのだ。


     

サラとの散歩道。
久しぶりのゆったり土曜日。
いつもの散歩道で日が沈む。




学校講演

2013-08-30 17:39:00 | 歌語り
今年は学校からの講演のご依頼が多いです。
講演なのか、公演なのか、トークライブって感じです。

しかし・・・
日程が重なり、お断りしないとならない学校が多くなってしまい恐縮しております。
早い学校で一年前に、多くはそれぞれのスケジュールが決まる年度末から年度始めの3、4、5月には連絡があり、秋の日程がうまります。

学校行事はだいたいの時期が同じなので、重なってしまうのです。
呼んでいただく枠は、平和集会や親子学習会、PTA講演会や授業参観の後の教育講演会。
道徳の時間や芸術鑑賞なんていうのもありました。
テーマは様々です。
福祉講話は・・・?とお問い合わせには、活動資料をお送りしましたが、私には判断出来ません。

今週に入り2校からお問い合わせがありました。
私のスケジュールを知っていただいているかのように、11月、12月の空き日をご指名いただきました。
ほっとしました。

学校に呼んでいただけるのは、心から嬉しいのです。
私の体調管理あるのみです。

     

秋がはじまると、合唱ワークショップの授業がたくさん入っています。
この多くは、山梨県のいきいき推進事業の枠で呼んでいただいています。

これもまた楽しい時間です。
継続8年目なんて学校もあります。
私自身の引き出しを整理して、さらにアイディアを練り「子ども」と向き合います。

「立派なご指導をされる先生はたくさんおられます。
   でも子どもたちが一番のびのびと声を出すのは先生の授業です」

お世辞にしても、励みになるのです。
わたし自身が「声」のコンプレックスと向き合ってきたから・・・
優等生ではなかったから。
自己否定で押しつぶされそうな何十年・・・あの不安な毎日を忘れていないから。

そして今、林住期に入り残りの人生を気持ちよく生きると決めてから、さっぱりしました。
今こそ、いい授業が出来そうな気がします。
私にしか出来ないプログラムを創っていこうと思います。

私を信じて下さったみなさんに心から感謝しています。




夏の終わり

2013-08-29 22:41:00 | サラ日和
rinが長野に戻る日。
彼女なりに忙しくて、今回は留守番に来てくれたような感じ。
一緒に過ごせる時間は少なかったけれど、楽しくて、安堵感がある。
きっと、時間ではなくて、どんな風に過ごしたか・・・なんだろう。

    
今の生活のこと。
学校の授業やバイト先のケーキ屋さんのこと。
ピアノの授業や、会わなかった時間に起きたハプニングなどなど、笑ったり真顔になったり・・・

20歳ともなると人生の一区切り、今までマイナスに感じていた出来事さえ、自分の口から出せるようになる・・・あぁ、本当に克服したんだなぁと安心する。

どんな平気な顔をしていても、やはりまだまだ心配にきまっている。
子どもはいくつになっても子ども・・・その通りだと思う。
心配するほうもされる方も、そういうものだと思い、お互いに我を正した生活をしたらよいだけのこと。

こうやって顔を見て話をして、笑いあっていると、辛かった思い出も塗り替えられるような錯覚が起こる。



    

朝晩、ずいぶん過ごしやすくなりました。
これから二週間くらい、ゆったりなスケジュールです。
数々の埋め合わせや、年内後半に決まっている、今までの人生からは信じられないようなスケジュールを楽しむ準備をします。

諸々の作品をすすめます。
あっという間に終わっちゃうんだよね、きっと。
今日より明日、小さな前進がありますように。


    

アトリエに通ってくる子どもたちが愛おしくてたまりません。
夏が終わり、ひとまわり成長する子どもたち。
一生懸命さが健気です。

アトリエに通う子どもたち。
個性派揃いで、かわいくてたまりません。




久遠の里の時間

2013-08-28 12:20:00 | ここで愛ましょう
日付も変わり、帰宅。
よい旅でした。
花巻で感じたこと、これからどんな風にいかそうかな。

眠い・・・なんて言っていられません。
午前中は久遠の里さんで音楽ワークでした。
これは今年のはじめの写真です。

毎回メンバーは違って、雰囲気も毎回違います。
今日は・・・


      

家が一番・・・と言えどそれぞれの事情があり、ここで過ごすことになった入所者さん。
今日から利用するMさんは、落ち着きません。
とてもしっかりしているぶんに、ここで過ごすことに納得していません。
表情は固く、歌どころではありません。
切なくなります。
なってはいけないのだけれど、、気持ちを察するとね・・・。
我が家も時々母がお世話になります。
介護に風通しは必要です。

職員の皆さんはプロですから、信頼をしてお任せしています。
私に与えられた時間が、気分転換になり、楽しんでいただけますように。

Mさんは時折手拍子をしたり口ずさんではいましたが、最後まで落ち着きませんでした。
私がスキルアップしなきゃ・・・。
音楽以外の学びが必要な現場です。


      

べったりはりつきのサラ。
rinと寂しい事なく過ごしていたのにね。

ピアノの下がお気に入り。
音は、大きくないのかなぁ?


14時間

2013-08-27 23:55:00 | ここで愛ましょう
朝からどしゃぶり。
・・・が、ホテルをチェックアウトする時は雨は不安定ながら落ちてこない。
午前中にもう一回花巻をぐるりとめぐることに。

「雨二モマケズ」を探す旅だから、雨でもよいのだ。
昨日の晴天が久しぶりだったと言われたから、ラッキーなのです。

「雨ニモマケズ」
法華経の祈り、デクノボーになるには・・・安らぎの中で生きること・・・パズルのパーツのように言葉を拾い、空を見上げます。


日が射したり、曇ったり、虹の出る空模様。
今日は賢治さんの誕生日です。

戸籍上は、8月1日、わたしと同じなのですよ。



     

トロイカのチーズケーキを2ピースだけ買い、花巻を後にしました。
ささやかな贅沢です。
道を進むとお天気の不安定なこと。

SAに何度も避難と休憩しながら・・・14時間かかり身延に無事到着しました。
rinとサラが待っていてくれました。


      
   
賢治さんが愛した花巻、岩手山、ほんの少し触れただけでしたが、広い広い田んぼや空を見上げて想像しました。
そこに賢治さんんが居たんだ・・・。

南無妙法蓮華経 

     

「雨二モマケズ」を探す旅はまだ続きます。
詩の一行、一行、目を閉じたら浮かぶ風景に輪郭が生まれました。

今後のライブで歌い続けることで見える風景やわかることがあるでしょう。
信仰とともに生きた賢治さんを歌うことで、私もデクノボーに近づけたらいいな・・・

makotoさん、おつかれさまでした!