今年の紅葉はきれいですね。
色の出方が鮮やかです・・・あちらこちらでシャッターの音がします。
ぼちぼち葉が落ちて、あたしの好きな風景がひろがります。
お日様にあたった葉っぱの木漏れ日がキラキラするのも大好き。
そして今からの季節、葉が落ちて、幹と枝だけで何かを示すように、天にむかい広がる樹の姿には幼い頃から惹かれるものがありました。
じじいの畑では冬の準備がはじまりました。
白菜の緑とパセリや大根、太ネギ、あたたかな緑です。
トウガラシも乾燥してオリジナル辛みになります。
肉厚で味が濃い、じじいのシイタケは評判です。
採りたての大根は山水でワラで洗い、干して漬物になります。
こつこつとひとりで百本近い大根を山から引いた水で洗います。
畑を耕し、種をまき、育てて、収穫。
洗い、吊して、つけ込み、切ってお皿に盛り食卓へ・・・。
土と太陽と自然の恵みやいのちと対話する父。
山と畑が父を呼んでいるかのように季節を過ごし、生きている。
畑いっぱいの野菜、商売しているわけではないよ。
家族のために。
近所のみなさんへおすそ分け。。
原始時代、マンモスを追っかけていたに違いありません。
きっと、そこで生きていた事があるのだと確信しています。
書類、お手紙をお待ちのみなさん、畑なんかうろうろしてんじゃないよ!・・・と怒らないで下さい・・・酸素が足りなくて苦しいのです。