乱鳥の書きなぐり

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ロイター 10月4日(火)20時11分配信 タイで洪水被害続く、古都アユタヤの寺院も危機。世界各地相次ぐ洪水

2011-10-04 | 乱鳥徒然 Rancho's room.




       ロイター 10月4日(火)20時11分配信 
       タイで洪水被害続く、古都アユタヤの寺院も危機。世界で洪水が相次いでいる。

               洪水    タイ、日本、フィリピン、中国 (順不同)  








 洪水で古都アユタヤの寺院が危機だという。

 日本も含めて多くの死者が……。悲しい事実だ。

 続けざまに世界各地で多くの被害が相次いでいる………。











タイで洪水被害続く、古都アユタヤの寺院も危機

ロイター 10月4日(火)20時11分配信

[バンコク 4日 ロイター] 7月中旬以降に少なくとも224人の死者が出ている豪雨によるタイの洪水被害で、世界遺産に登録されている古都アユタヤで400年の歴史を持つ寺院チャイ・ワタナラムも被害の危機にさらされている。当局者が4日明らかにした。

 チャイ・ワタナラムは首都バンコクに向かって流れる大河、チャオプラヤ川沿いにある。アユタヤ県の知事によると、川の水位は1.5メートルまで上昇し、派遣された兵士150人が堤防の補強作業にあたっている。アユタヤ県内にある歴史的寺院500カ所のうち200カ所以上が洪水被害を受けたという。

 海抜2メートルと低地にあるバンコクの洪水被害も深刻だ。チャオプラヤ川の水が道路にあふれた地域があるほか、北部に向かう列車の一部には運行を見合わせているものもある。

 タイでは300万エーカー(約1万2140平方キロメートル)近くの農地が水没。気象当局は今後数日間にタイの多くの地域でさらなる降雨が予想されると警告した。

 隣接するカンボジアでも、洪水被害で8月13日以降に164人が死亡している。





<台風12号被害>死者73人、不明19人 紀伊半島中心に
毎日新聞 10月3日(月)10時30分配信


 台風12号は死者73人、行方不明者19人、全半壊住宅298棟など、紀伊半島南部を中心に甚大な被害をもたらした。奈良県だけで850カ所もの土砂崩れが起きて道路が寸断され、復旧作業は難航。一部の地域では今もライフラインが回復しておらず、住民は9月3日の台風上陸から1カ月を経ても不自由な生活を強いられている。

 人的被害が最も大きかったのは和歌山県で、死者50人、行方不明者5人。次いで奈良県が死者11人、行方不明者13人。

 消防庁などによると、台風12号による住宅の被害は全壊178棟、半壊120棟、床上浸水9138棟。避難所暮らしを続けているのは和歌山県で215人、奈良県で120人、三重県で156人。

 厚生労働省によると、一時断水した世帯は全国で約5万4000戸。奈良県内の39戸は今も復旧していない。

 経済産業省によると、近畿・中四国などで約32万戸が一時停電。関西電力によると、奈良県内約50戸と和歌山県内約10戸で停電が続いている。避難指示などで現場に近寄れないためで、同社管内での災害による停電としては最長期間に及ぶ。

 NTT西日本によると、同社の台風による被害としては過去最大の計約4万7600回線が一時不通になり、和歌山県内の約500回線は未復旧。

 そのほか、JR紀勢線のうち紀伊勝浦-熊野市駅間(37.5キロ)が不通になっており、JR西日本は年内に紀伊勝浦-新宮間で、JR東海は11日に新宮-熊野市間で運転を再開する方針。国土交通省によると、土砂崩れで近畿などの国道約40カ所で通行止めが続いている。





高潮:厳島神社回廊も冠水 今年最高潮位421センチ記録 床下浸水相次ぐ /広島
毎日新聞 9月30日(金)14時57分配信


 暖流が瀬戸内海に流れ込んだ影響などで29日、県内では高潮による冠水や浸水などが相次いだ。
 第6管区海上保安本部によると、南区の験潮所で午前10時40~45分の間、今年の最高潮位となる421センチの高潮を記録した。県などによると、広島市や江田島市など5市町に高潮警報、呉市や竹原市など8市町に同注意報が発令され、福山市や尾道市などでは住宅の床下浸水が相次いだ。広島港の周辺でも冠水があった。避難者や負傷者はなかった。
 東広島市の県道など計11カ所は一時通行止めになり、国土交通省広島国道事務所は、海に近い竹原市内の国道185号上り線2車線のうち、1車線を通行止めにする車線規制を一時実施した。
 厳島神社(廿日市市宮島町)では回廊などが冠水したため、午前9時50分ごろから正午ごろまで、参拝を中止した。同神社では28日にも同様の冠水があり、参拝を一時中止していた。広島市内では、原爆ドーム(中区)と同神社を結ぶ世界遺産定期航路を運行する「アクアネット広島」が計6便を運休した。
 広島地方気象台によると、夏の終わりから秋口にかけては年間で最も潮位が高くなる。今回は、黒潮が四国や紀伊半島から瀬戸内海に流れ込んだ影響もあるとみられる。30日も引き続き潮位は高い見込みで、同気象台は注意を呼びかけている。【中里顕、星大樹】





2つの台風直撃で死者59人、被害額140億円超 フィリピン
CNN.co.jp 10月4日(火)11時42分配信


マニラ(CNN) フィリピン北部のルソン島が2つの台風に相次いで見舞われ、3日までに59人の死亡が確認された。当局が明らかにした。

これまでに台風「ネサット」(日本名17号)で55人が死亡、続いて1日午前に上陸した「ナルガエ」(同19号)では洪水に巻き込まれて死亡した男性1人の遺体が3日にルソン島中部のブラカン州で見つかり、犠牲者は4人に増えた。

ブラカン州とパンパンガ州では先週、ネサットによる豪雨が続いたため周辺の4つのダムから放水が行われ、複数の町が胸までの高さの水に浸かった。最も被害が大きいブラカン州カルンピットでは住民が数日間にわたって屋根の上に避難したまま身動きできなくなった。

災害対策当局によると、洪水は引き始めているが、避難所では現在も数百世帯が避難生活を続けている。住宅の損壊はネサットだけで4万3000棟に上り、インフラや農業の損害額は推定80億ペソ(約140億円)を超すとみられる。

ナルガエによる被害はルソン島北部にまで拡大し、イサベラ州、カガヤン州などの穀倉地帯が直撃を受けた。主要道も一部が封鎖されて町が孤立。道路を走っていた車両が土砂崩れに巻き込まれ、1人が死亡した。

ナルガエは現地時間の3日午後までに勢力が弱まり熱帯低気圧となった。一方、ネサットは4日にかけて中国の海南島に暴風雨をもたらす恐れがあり、広西省の沿岸部も続く2日間は豪雨に対する警戒が必要だとして、新華社通信が警戒を呼びかけている。





中国各地の洪水で70人死亡、被害総額3000億円超に
2011年 09月 21日 17:50 JST


 中国では今月に入って豪雨が降り続いており、民政部は20日夜、これまでの被害総額は260億人民元(約3110億円)に達すると発表した。

 洪水被害が最も大きいのは北西部の陝西省と南西部の四川省。国営ラジオによると、国内各地にある40近くの河川が氾濫するおそれがある。






世界遺産・龍門石窟が見学受け入れ停止、再開は未定…増水で=河南
サーチナ 9月16日(金)14時54分配信


[北京 21日 ロイター] 中国政府や国営通信によると、同国8つの省では、豪雨の影響によって発生した洪水と地すべりにより、少なくとも計70人が死亡した。行方不明者は32人に上り、100万人近くが避難を余儀なくされている。

 河南省洛陽市郊外にある龍門石窟が14日、見学客の受け入れを中止した。現地では9月に入り雨が続き、石窟手前を流れる伊河が増水したため。受け入れ再開の目処(めど)は立っていない。龍門はユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている。



 龍門石窟は、伊河が削った硬い橄欖岩(かんらんがん)の崖に彫られた仏教遺跡だ。伊河が増水したために、がけの下の通路や石窟の一部が冠水した。水に浸った石窟については、土嚢(どのう)やビニールの幕を使い、保護を急いでいる。今のところ、遺跡に影響は出ていないという。

 上流にあるダムが13日、水位上昇のために放水を始めたことで、龍門石窟付近でも伊河の推移が急上昇したという。

 今のところ、見学客受け入れの再開の目処は立っていない。

 龍門石窟は2010年にも伊河の増水のために一時、閉鎖された。



   









 

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118; 『見えない世界の覗き方』 文化としての怪異  佛教大学文学部 編集 2006年

2011-10-04 | 読書全般(古典など以外の一般書)

 (緑と黄金色に輝く田だとばかり思っていても,何かが潜んでいる…風がぴたりと病み,時間と時間の歪みに挟まったような、そんな妙な感覚と恐怖感にかられる瞬間はありませんか?…。    乱)








 118;  『見えない世界の覗き方』 文化としての怪異



 





『見えない世界の覗き方』 文化としての怪異

 法蔵館出版

 佛教大学文学部  編集

 佛教大学文学部




 司会 八木透

    京極夏彦、小松和彦、有田和臣、斎藤英喜、山極伸之、





 2006/11

 164 ページ

 1,680 円




本の内容

京極夏彦・小松和彦を案内人に、闇・怪異・妖怪をキーワードとして日本文化の深層に迫る。(国語・国文学図書総目録より)
京極夏彦・小松和彦を水先案内人に招き、人類学・民俗学・宗教学・文学の視座から日本文化の深層にせまる、闇と怪異の文化学入門書。



目次

怪しむコトと妖しいモノ
“妖怪”は文化と時代を超えられるか
読むことの異界体験
いざなぎ流・呪術・陰陽師
仏教が運んだ“不思議”なモノたち
全体討論



 初っぱなの京極夏彦さんのお話は小松和彦さんと通じる部分もあった。

 小説家だと思っていたが、京極夏彦さんの民俗学を基盤とした妖怪学の深さに驚く。

 本題にもなっている『見えない世界の覗き方』は「そもそも見えない世界を覗くことはできない(要約」から始まり、論理的に展開された内容はいちいち納得がいく。

 こういった知識とセンスがあっての彼の作品だったのだとあらためて感心した。

 

 妖怪学といえば民俗学者の柳田國男氏も書かれている。

 一方、妖怪を広め,わたしたちに具体的な姿として描き印象づけたと言って過言ではない水木しげるさんがいらっしゃる。

 本書ではその兼ね合いなども学者的立場から知る例の内容に上手く表現されていた。この部分も非情に興味深い。

 ただ,民俗学研究者であり、妖怪先生とまで慕われている宮田登氏の名が一度も出てこなかったのは不思議…。

 ほんの題名から考えると、若干オカルトじみた内容化と疑心暗鬼の年はあったのだが,さにあらず。

 流石大学が出版された内容で、納得がいく部分が多く、満足した。



 内容詳細はここでは省かせていただきます。






内容(「BOOK」データベースより)
京極夏彦、小松和彦を水先案内人に招き、人類学・民俗学・宗教学・文学の視座から、闇・妖怪・怪異をキーワードに、日本文化の深層にせまる、ユニークな入門書。
内容(「MARC」データベースより)
京極夏彦・小松和彦を水先案内人に招き、人類学・民俗学・宗教学・文学の視座から、闇・妖怪・怪異をキーワードに日本文化の深層に迫る。2003年11月に仏教大学文学部の主催で行われたシンポジウムの内容を元に書籍化。




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