乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

雑    紀 貫之

2011年03月10日 | 紀貫之




 先月『土佐日記』を読み、一旦 反抗期のように拒否反応を起こした紀貫之。

 歌はいいはずと『古今和歌集』を少し!楽しみ始めただけなのに、今度は紀貫之の冴えにはまる。

 いつもながら、何と単純なこと。



 古典の先生からお聞きしていたマイナーな先入観も解消できた今、そろそろ角川の『土佐日記全註釈』(萩谷朴)を楽しみ始めようかという気になった。
 
 よしよし、これで良し。



 単純だと思っていた『土佐日記』

 一行又一行が複雑に考えから見合わされている。ことば遊びその他 驚くばかりの名作なんだ…と思えるくらい、本書『土佐日記全註釈』では丁寧に解説されている。

『土佐日記』ってこんなに練られていたの?と、思わずビックリ@@

 ざっと読むのはもったいないので、ノート片手にじっくり遊ぼう。



 最後まで読めればいいなぁ…たははは は

 





コメント (4)
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御香宮神社 絵馬堂 (京都伏見にて)(21景)

2011年03月10日 | お出かけ







            御香宮神社  絵馬堂       (京都伏見にて)






 御香宮神社には立派な絵馬堂があり、かなり古い大型絵馬も奉納されています。

 立体的なものや鳥居型絵馬。

 馬や武者絵や中国の影響を受けたと思われる絵も多くありました。

 新しい絵馬だと思ってみると、わたくしの生まれる一年前のものでした。

 絵馬はわたくしたちよりもうんと長い歴史を歩んでいるのですね。

 絵が消え、かすかに色彩が残っているばかりのものも沢山あります。

 変に修復を施されてない歴史感じる絵馬は好感が持てます。

 御香宮神社の絵馬から考えると、わたくしたちはまだ若い。

 いっぱい楽しみましょうと思わせてくれる御香宮神社 絵馬堂で、元気をいただいた思いです。



 



 



 



  
之山花馬帰


 
↓ (拡大)
何でしょう?この生首は?



 




 



 



 



 




  






                  2011年 京都伏見にて







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劇団四季

2011年03月10日 | 舞台・音楽 雑感メモ




           劇団四季    





 劇団四季の『アイーダ』がもうすぐ大阪で公演されるよ。

『アイーダ』は大阪発だって友だちに聞いたよ。

 やったねやったね、やったね☆



 今は京都駅で私の好きな『オペラ座の怪人』が見られるよ。

 まだだった娘は友人と行くらしい…。

 よかったね、よかったよかったね☆



 劇団四季って、どうしてしあわせな気分になるんでしょうね。



 できることなら 結構すんばらしいオシャレ☆して

 毎日毎日 毎日毎日毎日

 世界中の舞台ざんまい美術館ざんまい したいナ。

 あははのははは、はっ#^^#









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2011年 團菊祭五月大歌舞伎の演目  松竹座

2011年03月10日 | 舞台・音楽 雑感メモ



 2011年 

 團菊祭五月大歌舞伎の演目

 あらあら

 出演者が興味深い(^^)V

 おほほ

 好きな役者さんがいっぱいだ



 やったね

 面白そうな演目がいっぱい

 時蔵さんの巴御前 

 うひゃひゃ やったね☆



 藤十郎丈、舞踊だけじゃん><

 でも、翫雀さんと一緒^^(嬉×3)



 團十郎さんの幡随院長兵衛

 幡随院長兵衛って言うと吉右衛門さんのイメージが私には強いんだけど、團十郎さんも面白そうだ。  



 夜の部の蘭平物狂と弁天娘女男白浪は両演目とも花道の傍で見上げて見たいなぁ。

 或は二階席右側から見下ろそうかな(笑)

 両演目とも花道をぜひみたい芝居だな。



 チケ発売は四月四日

 これはチケットをとるのも、ドキドキ緊張するね!

 







大阪松竹座

團菊祭五月大歌舞伎

平成23年5月2日(月)~26日(木)


昼の部


一、女暫(おんなしばらく)

             巴御前  時 蔵
            女鯰若菜  菊之助
            轟坊震斎  松 緑


二、汐汲(しおくみ)

            蜑女苅藻  藤十郎
             此兵衛  翫 雀


三、極付幡随長兵衛(きわめつきばんずいちょうべえ)

  「公平法問諍」(きんぴらほうもんあらそい)

          幡随院長兵衛  團十郎
            女房お時  時 蔵
           出尻清兵衛  翫 雀
           唐犬権兵衛  左團次
         水野十郎左衛門  菊五郎



夜の部


一、倭仮名在原系図

  蘭平物狂(らんぺいものぐるい)

        奴蘭平実は伴義雄  松 緑
    女房おりく実は音人妻明石  菊之助
            在原行平  翫 雀


二、弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ)

  浜松屋見世先の場
  稲瀬川勢揃いの場

         弁天小僧菊之助  菊五郎
            南郷力丸  左團次
            忠信利平  権十郎
           赤星十三郎  時 蔵
          日本駄右衛門  團十郎


三、新歌舞伎十八番の内 春興鏡獅子(しゅんきょうかがみじし)

       小姓弥生/獅子の精  菊之助


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古今和歌集8 巻第十二  恋歌より紀貫之 (全13首) 587、588,589、597、598、599,604、605

2011年03月10日 | 紀貫之





「古今和歌集」 巻第十二  恋歌より紀貫之(587、588,589、597、598、599,604、605)

           (引き続き 日本古典文学大系8をうつし書きます)
             
              日本古典文学大系8
              新日本古典文学大系5










 「古今和歌集」 巻第十二  恋歌 紀貫之は十三首ありました。

           572、573、574、579、583、

           587、588,589、597、598、

           599,604、605










    (くれなゐ)のふりいでつゝなくなみだには たもとのみこそ色まさりけれ


                    部分的季節的に業平さんの歌を思い浮かべます。
                    心に染み渡ります。この歌、好きです。

                    このあと

    白玉とみえし涙も としふれば からくれなゐにうつろひにけり

                    に続きます。




 



  


 
 古今和歌集 巻第十二  恋歌587
                               つらゆき

      まこもかるよどさのさは水 雨ふればつねよりことにまさるわがこひ
                  まこもかる=枕詞


 古今和歌集 巻第十二  恋歌588
                               

        やまとに侍りける人につかはしける

      こえぬまはよしのの山のさくら花 人づてにのみきゝわたる哉
               


 古今和歌集 巻第十二  恋歌589
                               

        やよひ計(ばかり)に、もののたびける人のもとに、また人
        まかりつゝせうそこすときゝて、よみてつかはしける
      
      つゆならぬ心を花にを(お)きそめて 風ふくごとに物おもひぞつく


 古今和歌集 巻第十二  恋歌597
                               つらゆき

      わがこひはしらぬ山ぢにあらなくに 迷不心ぞわびしかりける


 古今和歌集 巻第十二  恋歌598
                               

      紅(くれなゐ)のふりいでつゝなくなみだには たもとのみこそ色まさりけれ
             ふりいで=枕詞(涙 就職語)

 古今和歌集 巻第十二  恋歌599
                       

      白玉とみえし涙も としふれば からくれなゐにうつろひにけり


 古今和歌集 巻第十二  恋歌604
                               つらゆき

      つのくにのなにはのあしの めもはるにしげき我恋 人しるらめや


 古今和歌集 巻第十二  恋歌605
                               

      てもふれで月日へにける白まゆみ おきふしよるはいこそねらぬ




  



  



 やまとうたは、ひとのこゝろをたねとして、よろづのことの葉とぞなれりける。世中にある人、ことわざしげきものなれば、心におもふことを、見るもの、きくものにつけて、いひいだせるなり。花になくうぐひす、みづにすむかはづのこゑをきけば、いきとしいけるもの、いづれかうたをよまざりける。ちからをもいれずして、あめつちをうごかし、めに見えぬ鬼神をも、あはれとおもはせ、お(を)とこ女のなかをもやはらげ、たけきものゝふのこゝろをもなぐさむるは、歌なり。

 このうた、あめつちの、ひらけはじめける時より、いできにけり。あまのうきはしのしたにて、めがみをがみとなるたまへることをいへるうたなり。しかあれど、世にツタ晴子とは、久方の雨にしては、仕立てる姫にはじまり、したてるひめとは、めはかみこのめなり。あせうとの神野かたち、ををかたににうつりて、かゞやくをよめるえびすうたなるべし。これらは文字のかずもも定まらず、歌ののようにもあらぬ事どもなり。(日本古典文学大系8 P,93まで)










 古今和歌集 巻第十一  恋歌471
                              紀つらゆき

      よしのがはいはなみたかく行く水のはやくぞ人を思ひそめてし


 古今和歌集 巻第十一  恋歌475

      世中はかくこそありけれ 吹くかぜのめにみぬ人もほひしかりけり


 古今和歌集 巻第十一  恋歌478
                               つらゆき

        ひとの花つみしける所にまかりて、そこなりけるひとのもとに、のちによみてつかはしける

      山ざくら霞のまより ほのかにもみてし人こそこひしかりけれ


 古今和歌集 巻第十一  恋歌482
                               つらゆき

      あふことはくもゐはるかに なるかみを(お)とにきゝつゝ恋ひわたるかな









 古今和歌集 巻第十二  恋歌572
                               きのつらゆき

      君こふる涙しなくは から衣っむねのあたりは色もえなまし


 古今和歌集 巻第十二  恋歌573
                               

        題しらず

      世とともに流れてぞゆく涙河 冬もこほらぬみなわなりけり


 古今和歌集 巻第十二  恋歌574
                               

      夢ぢにも露やをくらん 夜もすがらかよへる袖のひぢてかは(わ)かぬ


 古今和歌集 巻第十二  恋歌579
                               つらゆき

      さ月山こずゑをたかみ ほとゝぎすなくねそらなる恋のする哉


 古今和歌集 巻第十二  恋歌583
        題知らず                       つらゆき

      あきののにみだれてさける花の色の ちぐさに物をおもふころかな

 
 古今和歌集 巻第十二  恋歌587
                               つらゆき

      まこもかるよどさのさは水 雨ふればつねよりことにまさるわがこひ


 古今和歌集 巻第十二  恋歌588
                               

        やまとに侍りける人につかはしける

      こえぬまはよしのの山のさくら花 人づてにのみきゝわたる哉
               


 古今和歌集 巻第十二  恋歌589
                               

        やよひ計(ばかり)に、もののたびける人のもとに、また人
        まかりつゝせうそこすときゝて、よみてつかはしける
      
      つゆならぬ心を花にを(お)きそめて 風ふくごとに物おもひぞつく


 古今和歌集 巻第十二  恋歌597
                               つらゆき

      わがこひはしらぬ山ぢにあらなくに 迷不心ぞわびしかりける


 古今和歌集 巻第十二  恋歌598
                               

      紅(くれなゐ)のふりいでつゝなくなみだには たもとのみこそ色まさりけれ


 古今和歌集 巻第十二  恋歌599
                       

      白玉とみえし涙も としふれば からくれなゐにうつろひにけり


 古今和歌集 巻第十二  恋歌604
                               つらゆき

      つのくにのなにはのあしの めもはるにしげき我恋 人しるらめや


 古今和歌集 巻第十二  恋歌605
                               

      てもふれで月日へにける白まゆみ おきふしよるはいこそねらぬ








 おつきあい下さいまして、ありがとうございます。

 
 紀貫之の歌は 

     巻第十二 恋歌 四首

     巻第十二 恋歌 十三首

               ありました。




 お気づきの…などがございましたら、教えていただければうれしいです。

 よろしくお願いします(*^.^*)

 これからもよろしくお願い致します。
コメント (2)
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