ぼけヴォケ!

認知症患者と介護家族はいかにしてボケツッコミスキルを入手したか。
慢性骨髄性白血病発症。目指せ分子遺伝子学的寛解維持。

到達。

2009-09-21 | Weblog
ハッピーマンデー法以降、9月の第3月曜日が敬老の日ということになっている。
こちとら毎日が敬老どころか疲労の日になりきっておるわ、てやんでい、なぞと。
愚痴か本音かわからぬ文句をこぼしつつも。
とりあえず、今年はめでたがっておく予定である。


なぜかというと。
父方の祖母(以下ばーちゃ。)が今年で100歳になるからである。


ちょっきり1世紀を生き抜いてきたというだけで、ワタクシメは、ばーちゃ。を、尊敬する。
だって、生まれは明治だよ明治。
ばーちゃ。の来し方を思えば、気が遠くなるような思いすらある。
ワタクシメ自身はそこまで生きられるだろうかと。
半世紀も生きていないが、このワタクシメも、ばーちゃ。の人生に匹敵するほどの価値のある時間を送っているだろうかと。


厚生労働省の発表によれば、今年の100歳超え人口は四万人を突破したのだという。
超高齢社会日本はどこへ行く。
100歳超えの方々の全部が全部、どこぞの長寿万歳番組に出てくるお年寄りのようにお元気ならいいが。
そうでない方のほうが当然多いのだろう。
ワタクシメのばーちゃ。とて、そうだ。
見舞いに行っても「どこのどなたさんか一向にわかりませんが、折角尋ねて来てくださったのだからお相手をせねば」というような精一杯のお愛想笑いを向けられると。
孫の身としてはまことにせつないもんがあるのだが、それが現実だからしかたがない。





それでも、100歳おめでとう。
そして、もっと長生きして欲しいと心底願う。
孫の顔なぞ忘れてくれてもいい。ただ、生きていてくれれば。
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コメント
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