ぼけヴォケ!

認知症患者と介護家族はいかにしてボケツッコミスキルを入手したか。
慢性骨髄性白血病発症。目指せ分子遺伝子学的寛解維持。

連れ泣き。

2009-09-10 | Weblog
9月に入ってから、お客の層が少し変わってきた。
毎度おなじみこんつわのおじいさんはさておき。


比較的お年寄りが減って、若い人が増えてきたのか。
赤ちゃん連れが目立つようになってきた。
通りすがりの人を興味津々の目で見つめる子。
哺乳瓶にしか興味のない子。
職場の人も、子育て経験のある人は比較的高温の視線を送っているようだ。


若夫婦で赤ん坊連れというのも珍しくない。
そのうちの一人が忘れ物を取りに行こうとして、フロアを出て行った瞬間。


一部超音波域に入ってんじゃないかと思われる大声。


必死に追いすがる足音。


こけた音。


「う゛ぎゃばばああああああああああああああああああん!」


破壊力のある泣き声に注目したのは、大人ばかりではない。


「ぅびゃあああああああああああああああああんん!」


さっきまでおとなしく、ちゅっちゅか哺乳瓶を咥えていた別の赤ちゃんまで泣き出してしまい、もはや輪唱状態。
片方が泣き止みかけても、もう片方が泣き止まないとさらにつられて泣くという悪循環。


渾身の力を振り絞って泣く極小アンギラスたちのエネルギーたるや、じつに大変なもんである。
こういう情景をみると、つくづく世の中の母親経験者(含む現在進行形)の人たちってば、えらいと思う。





親って、すごいわ。それだけで。
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コメント
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