ぼけヴォケ!

認知症患者と介護家族はいかにしてボケツッコミスキルを入手したか。
慢性骨髄性白血病発症。目指せ分子遺伝子学的寛解維持。

小康。

2009-09-27 | Weblog
昨日の切羽詰まった状況から一夜明けて。


再度、例のせんせーの診察を受けるため。
おかんさまに連行されるBooじーちゃ。


どうやら、手術はしなくてもすみそうとのことである。
ただし、再発の可能性もあるので油断はならぬ。
なにせ、昨日は腹だけメタボ体型になってしまっていたBooじーちゃ。
どえんなだけならいいのだが、ちょいとつつけばパチンと破裂しそうな風船腹だったというのだから。
どうやら、たまったガスが腸の閉塞により体外に排出できない状態だったらしい。
吐き気も大小しもじもの失敗も、そのガスのせいか。


ガスは薬の効き目もあって抜けたようである。
だが、昨日から絶食状態だった上に食事制限のかかってしまったBooじーちゃ。
「まずは、重湯ぐらいから食べさせて下さい。」
「消化の良い物を、ゆっくり、よく噛んで食べるように」


……。


無理ですせんせー。


通常の食事ですら、咀嚼する、とか、交互にバランス良く主食と副食を食べるとかいうことができないBooじーちゃ。
一品ずつ猛スピードで消えていく有様に、せめて、デザートだけでも消化のよい状態にしてあげようと。
梨をおかんさまがすりおろしてあげたのだが。


一瞬で消失いたしました。


それでも、下手に手術だ入院だという騒ぎになるよりはいい。
手術をすれば、回復するまでベットとお友達状態になる。
悪くすれば、そのまま筋力も衰えて寝たきり生活一直線だ。
そこまでいかなくとも、手術や入院といった大きな生活の変化はストレスになる。
結果、認知症の症状が悪化することも考えられるのだから。





Booじーちゃ。の、しもじもの始末をして回るおかんさまには負担倍増な日々ではあるのだけれども。
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