乗鞍岳への自転車道

40歳で突如、自転車乗りになろうと発心して早15年。CAAD9少佐と畳平へ駆け上がる日はくるのでしょうか。。。(汗)

ハズカシイおはなし

2007年08月07日 | 自転車

ながらく更新を停止しておりまして、申し訳ございません。

この期間も、温かい励ましのコメントをいただいたり、BBSのほうを盛り上げていただき、

ほんとうに、ありがとうございます。

わたくしは果報者でございます。

それなのに……ココ最近、ろくに自転車に乗れていないわたくし。。。

みなさまにご報告させていただくようなトピックもなく、誠に心苦しいばかりでございます。

もう、こうなったら……アレを暴露するしかない……

さようでございます。トピックがない今となっては、ちょっと恥ずかしいモノをお出しして、

卑屈にゆがんだ照れ笑いを浮かべるしか方法はございません。

どうぞ、存分にあざけってくださいまし! さげすんでくださいまし!

チームうり坊ズのオリジナル・サイクルジャージでございます!

ジャーン! ↓

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↑コレ、いったい何事か、お分かりになりますでしょうか?(汗)

実はその……先日の、乗鞍のレース用に、自作したウエアでございますの(汗)

世間を知らないというのは、これほどまでに恐ろしいことなのでございますね。

ナントわたくし、この、ハズカシイ服を着て、乗鞍のレースに出ようとしていたんですの。

なにをかくそう、わたくしは尋常ならざる貧乏人でございます。

正常な神経の持ち主だったら、まずは不安で夜も寝られないであろうというくらい、

収入は少ないですし、たくわえもスッカラカンなのです。

……ですからね。

乗鞍レースに出場することになって何が心配って、そりゃ時間内に完走できるかどうかも

大きな不安要因ではございましたけれど、着ていくものがない!というのも、

同じく頭の痛い問題だったのでございます。

つまり、わたくしはジャージ1枚、買うことができなかったのでございます。

そのとき脳裏をよぎったのが、ユニクロのドライメッシュTシャツの存在です。

このTシャツ、1枚1000円なんでございます。

これに、アイロンプリントで、それっぽいロゴとかを貼り付ければ、

なんとなくサイクルジャージっぽくなるんじゃないかと、かように考えたわけでございます。

ええ、もちろん、「ヘタな考え、休むに似たり」でございました。

なぜって、「Cannondale」はむろんのこと、「Simamo」だって、「ブリジストン」だって、

企業ロゴを、勝手にマネてプリントすることは許されないのでございます。

仮にそれが、「アズマ産業」であろうと、「トピーク」であろうと、です。

そこで思いつきましたのが、以前、mamoさまがBBSのほうにアップしてくださった、

「チームうり坊ズ」のオリジナルロゴ!

これなら誰からもとがめられません。

さっそくわたくしは、アイロンプリントの製作にかかりました。

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↑コレでございますぅ~! (コピーライトは、mamoさまでございますのよ)

なかなか押し出しの強いロゴではございませんか。

こんなの着ている人、誰もいませんことよ。(絶対にいません!)

有頂天になったわたくしは、他にもいろいろ、作ってみたのでございます。

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もう、これ以上、なにも申し上げる必要はございませんわね。。。

これらを、自宅のインクジェットプリンタで出力して、

アイロンでジュジュ~っと転写させて、一丁あがり!でございます。

(生地の青色と、アイロンプリントの青色が、微妙に違っているのが、いかにも悲哀に

満ちているのでございます。)

いえ、冗談じゃございませんことよ。

わたくし、ほんとうに、この自作ジャージ(ユニクロTシャツ)で、レースに出るつもり

だったのでございます。

ですからね、Y編集チョさまから、ウェアについて尋ねられたときも、

わたくしは自信満々に、自作のチームうり坊ズジャージの写真を、

メールに添付してお送りしました。

「コレを着て、出ようと思います! ルンッ!」

しばしの沈黙のあと、Y編集チョさまはかく語られたのでございました。

「……メーカーから、広報用のウェアを借りましょうね。。。」

いつも鬼ボスと恐れられているY編集チョさまが、これほどまでに憐憫に満ちたお声で

フリー(下僕)にモノを仰られることがあろうとは、わたくし、驚愕いたしました。

このとき、すでに、自分が取り返しのつかない失態をやらかしたのではないかと、

うすうす感づいていたのでございます。

そして、レース当日のスタート地点に集まった人々をみて、わたくしは自分がいかに、

常軌を逸した行動をとろうとしていたか、を思い知ったのでございました!

ユニクロTシャツの方は、ただのひとりもいらっしゃいませんでした。

まして、アイロンプリントのTシャツをお召しになっていらっしゃる方など、

存在するはずもございません。

みなさま、真剣勝負なのでございます。コスプレ禁止なのでございますぅ~!(泣)

ああ、わたくし、いつもお世話になっているクライアントさまのお顔に、

危うくドロを塗るところでございました。

わたくしは意図せずして、クライアントさまを奈落の底へと失墜させようと

してしまったのでございますぅ~!

危険を察知し、わたくしの暴挙を事前に食い止めたY編集チョさまは、

もう二度と、わたくしをお信じにならないことでございましょう。

「コイツは油断ならん」

Y編集チョのブラックリストのいちばん上に、わたくしの名が刻まれたことは

疑うべくもありません。

ああ、それにしましても、アイロンプリントのTシャツが、これほどに罪なものだったとは。

このオリジナルTシャツは、いつか、エコーラインから畳平をめざすときのために

大切に保管しておきまする。。。