日々のつれづれ

日々うららかでありますようにと願ったけれど、平穏な日々は続かない。
穏やかな老後は訪れるか。

2005年1月20日

2007-03-20 | 実家に関すること
それまで便の出が悪くいつも困っていた父でした。
食が細いしそんなに動かないし、筋力も無いので排泄がうまくいかないのは当たり前と言えば当たり前なのです。
それがこの状態になってから多量の便が出るようになりました。
この夜もちょうど弟が来ていた時にびっくりするほどの量の便が出ました。シーツの上にタオルを敷いていたので良かったのですが始末するのは大変でした

その夜も父は相変わらずブツブツと何か話していました。聞き取れることもあれば何を言っているのか分からないこともありましたが、「いやー、旨いなぁ」と言ったのは忘れられません。
元来食が細く食べることに執着の無い父です。よほど美味しいものを食べる夢でも見ていたのでしょうか。
もう一度、父の好きなものを食べさせたいと強く思いました。

夜中になって父が大声で叫ぶので母がベッドの脇から父を叱りました。
すると父が母の襟首をつかみ、普段では想像できない強い力で引っ張りました。
母に予想外の力がかかると身体に思いがけないダメージを与える危険があります。
慌てて割って入りましたが、引き離すのも容易ではありませんでした。

今まで不自由な体で、排便のコントロールができない父のために大変な思いをしてきた母ですが、その事で愚痴をこぼしたことはありませんでした。が、この夜「父さんを殺して母さんも死にたい」と言って母は泣きました


コメント
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