夜の翼

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10 BABYMETAL BUDOKAN DOOMSDAY-Ⅵ(その1)

2021-10-16 11:53:56 | ライブ
最初は雨の東京ドームRED NIGHT、それいつくかのライブに行くことができた。
SSAが多かったが、2019年に横浜アリーナ、2020年に幕張メッセとBABYMETALのメモリアルな会場でのライブに行くことができた。
あと行きたい場所は武道館。
自分が初めて映像で見た国内ライブが武道館のトレーラーだった。
BABYMETALに限らない。ビートルズがここでライブを行って以来、海外で最も有名なライブ会場となっている。
ずっとライブ会場としての武道館に憧れみたいな感情を持っていた。

そしてBABYMETALの武道館10公演。
おそらくコロナがなければ実現しなかっただろうライブ。
観客数、そもそも感染状況次第では実施できるかさえわからないという極めて大きい制約の中で、このライブをやろうしてくれることに感謝しなければならない。
これは行きたい。どうしても行きたい。
最初の6公演の日程が発表されたが、土日は1日のみ。あとは平日。
残りの日程がわからないが、1日だけある平日以外のⅥに賭けてみた。
コロナ禍とはいえわずか5000のキャパで正直どうかわらなかったが、THE ONE先行でチケットを確保することができた。

ただ、広島の時のように行けることに浮かれた気持ちにはなれない。
ライブは一定の制限下で一応はできるものの、緊急事態宣言中。当初1か月間だったものがさらに1か月延長になってしまった。
正直相当悩んだ。
地元には緊急事態宣言は出ていないものの、感染拡大地域との往来は自粛が要請されている。
ライブ会場は感染対策には相当気を使っているし、正直ライブだけ見てすぐ帰ってくれば感染リスクはほとんどないと思っているが、
万が一感染してしまった場合のリスクを考えると、いい大人としてはやはり悩まざるを得ない。

そんな中10 BABYMETAL BUDOKAN Ⅲの情報が入ってきた。
なんとこれまで海外で1度だけ披露されただけの「From Dusk Till Dawn」をやったですって!
この情報で気持ちは決まった。東京の感染状況が落ち着きつつあるというのもその判断をサポートした。

2日連続公演が5回で10公演だが、連続する2日間は同じセットリストのようだ。
となるとⅥの先日のⅤの情報が気になる。
情報を遮断してライブ当日を迎えるというのもいいが、ちょっとそれは我慢できない。

前日の夜、ネットの情報はだいぶ混乱していた。
「BABYMETAL DEATH」のニューアレンジでライブの幕を開けたとか、
4人のサポートを引き連れてMOAMETALが一人で「おねだり大作戦」をやったとか、
マッスル姐さんが登場して、Unfinishedバージョン風のアカペラパートがある「紅月」が披露されたとか、ガセというかフェイクとしか思えない報告で溢れていたからだ。
事前にこんなセットリストを予想したなら、妄想の一言で取り合ってももらえないような信じがたい情報を目にすることになった。

いや本当らしい。これまでのパターンならば明日のセットリスも同じ。
あとは、いかにリスクを下げるかそれだけを考えることにした。
〇マスクは二重。不織布マスクの上からPITAPAコラボのBABYMETALロゴ入りマスクをする。CDC推奨の方法。マスクは極力外さない。
〇なるべく屋内にいる時間を少なくする。コンビニなど店には極力寄らない。食事は店の込み具合を見て判断。

いざ武道館へ!


当時はいい天気。東京は春の陽気らしい。
服装はいつもの黒ずくめだが、買ったことをすっかり忘れていた鹿鳴館グッズが先日に届いたので、骨ロングTEEの上から半袖のTEEを重ねて着た。
マスクは、ここで使わないとあと使う機会がなさそうなPITAPAコラボマスク。
不織布マスクの上から装着し、口元もレイヤーになった。

新幹線は驚くほど客が少ない。車両がほとんど貸切状態。
東京駅は思ったほどではないが、通常よりはかなり空いている。
さっと地下鉄に乗り込み、九段下へ。
地下鉄の出口から思いのほか近い。
田安門から北の丸公園敷地内へ入ると、金色の大きな玉葱が見えてきた。
もう少し進むと、あった。赤地に「武道館」の文字。

ようやく来ることができた。
物販は現地ではやっていないが、看板だけは掲げてあり骨スーツの販売員が1人だけ。
初日はなぜか靴を履いていなかったらしいが、さすがに今日は靴を履いている。
口には例のSavoirMask、例のエプロンをつけ、発売されたばかりのバトルジャケットを手に持っている。
入場時間が事前にアナウンスされているので、会場周辺に集まっているメイトさんの数は少ない。
見慣れた風景だが、鹿鳴館のグッズ、骨パーカーを着ている人が目立つ。
入場口を確認した後、時間があるので千鳥ヶ淵のさんぽ道をちょっと歩いた。
桜の時期にはまだ早いが、桜が咲いたらさぞきれいだろうなと思わせる散策路。
風が少々強いが、とても暖かく少し汗ばむほど。
その先に千鳥ヶ淵の戦没者墓苑があったので立ち寄ってみた。
ほとんど人はいない。建物が工事中のようで養生が目立つ。静かに手を合わせた。

田安門の近くに戻り、まだ時間があるのでベンチに座り待機。
スマホに座席情報が入ったので確認すると、2階東のP列とある。
真ん中よりやや後方か。チケットが取れただけいいだろう。
そういえば、今まで電子チケットはLINEチケットだったが、今回はぴあのシステムを使っている。
LINEチケットは複数チケットを取った場合、分配も可能だったはずだが、BABYMETALのライブでは分配は必須ではなく、同伴者と一緒に入場すればよかった。
ぴあの電子チケットは分配が必須。同伴者もぴあのIDが必要になるため、事前にかみさんのIDも取得して、チケットを分配しておいた。
LINEチケットより電子チケットの表示方法など少々わかりづらいところがある。
いままで座席は入場口でバーコードを読み込ませて座席番号を紙に出力していたが、今回は開場の1時間前にスマホで直接確認できるシステムになっている。
入場口での座席番号紙出力は、入場に時間はかかるし、出力するのにトラブルが多いらしく、それで入場が遅れることも結構あったので、このシステムは有り難い。
このひと手間が省けることで、入場もスムーズになることだろう。
例によって会場内に入る前にドレスコード、SavoirMaskの着用を求められた。
これでマスクのトリプルレイヤーになってしまった。
SavoirMaskは着けてみると意外と大きい。

階段を上り、2階の狭い通路を通って会場内へ。
相も変わらず照明が赤く薄暗いので、座席が確認しづらい。
最初間違って東ではなく、東南へ行ってしまい、自分の座席に人が座っていたので、改めて自分の席を確認して探すことができた。
2階席の中段に通路があるが、その2列上の席で、上下方向の通路の右端。
2階席はかなり傾斜がきついから、ステージ方向の視界は開けている。
座席数が通常の半分ほどになっているので、前後左右とも空席で荷物置き場にちょうどいい。
自分の席に座り、改めて会場を見渡す。
今まで大きな会場が多かったせいか、狭く感じる。
円形に近い形の上、高さもあるので、キャパの割にはコンパクトだ。
中央に吊るされた円筒形のディスプレイとラインアレイスピーカーが見える。その上には今日も日の丸が掲げられている。
なんとも不思議な感覚だな。
会場内清掃のダスキンさんが手すりを拭きまくっている。
コロナのせいで5000人しかこのライブを見ることができないため、ゆったり座れるのはいいが、なんとも落ち着かない。
この状況でライブを見に来ていること自体、後ろめたい気持ちを払拭しきれない自分がいる。
円形のセンターステージが中央にあり、その周囲を花道が取り囲むように配置されている。
センターステージと花道の間に神バンドのポジションがセットされている。
東西南北に向かってバラバラだ。
自分の席からだとドラム神が一番よく見える。
席が高い位置にあってステージが見やすいのはいいが、俯瞰で上から見ることになるので、客観的に見えすぎてしまって、一体感というか没入感に欠けるような気がする。

いつものようにShazamで客入れ曲のチェックをしながら開演を待つ。
BMTH、スリッペなどおなじみのバンドが多かったが、Asiking Akexandria、System of A Down、Kornなど、これまではあまり聞いていなかったバンドの曲も多かった。

開園予定時刻より遅れて客電が落ちる。
今回は座っててもいいのだが、やっぱりいつもくクセで立ってしまう。

(つづく)

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