夜の翼

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IPoEでインターネットが早くなる?~ぷららv6エクスプレス導入(その3)

2021-11-21 08:21:16 | 通信

そうこうしているうちに注文していたWG1200HS4が到着。

箱を開けてみると、小さい。
デザインがWG1400HPと同じだったので同じ大きさかと思いきや、2回りほど小さい。
このためLANポートが3つになっていた(今まで使っていたWG1400HPは4つ)ので、
HGWとWiFIルーターへの接続を少し変えなければならなかった。
特にWi-Fiルーターを経由する必要がないものは、HGWのLANポートに接続することにした。
この辺がぷららv6エクスプレスをHGW単体で使えるメリット。
今までW-Fiルーターしか接続しておらず、余っていたHGWのLANポートが有効活用できる。
HGWには、Wi-Fiルーターのほかテレビ、2台あるPCのうちHGWに近い方のPC、ブルーレイプレーヤーを接続した。
ブルーレイプレーヤーはテレビでインターネット動画が見られるようになったので動画視聴にはネットワーク接続は必要ないのだが、
ブルーレイプレーヤーとUSB接続をしているオーディオサーバーのネットワークプレーヤー機能を使うためにネットワーク接続が必要。
Wi-Fiルーターの方には、その他すべてを接続することになる。
スマホやらタブレットやら、プリンタ、ブルーレイレコーダーまで数えたら12台もあった。

早速接続設定を行う。
接続設定といってもAtermはだいたい共通で、回線の自動判別機能とQRコードを使ったWi-Fi接続機能が利用できるようになってからは、非常に簡単(のはずだった)。
HGWの電源を落としてからWG1200HS4を接続し、HGWの電源を入れて後でWG1200HS4の電源を入れる。
WG1200HS4の回線自動判定機能で回線の種別が判定され、使っている回線に適したモードになる。ACTIVEランプが緑点滅になって、設定終了。

次は、端末からWG1200HS4へWi-Fi接続の設定をする。
デスクトップパソコンだとQRコードを使ったWiFi接続が使えないので、あらかじめアプリをインストールしておいたiPadで接続を試みる。
アプリを起動させて、WG1200HS4に添付されてきたQRコードをiPadのカメラで読み取ると、WG1200HS4のWi-Fi設定内容が表示されるので、「設定適用」をタップする。
表示されたWi-Fi設定のプロファイルのダウンロードとインストールが指示されるので、指示どおりに進めると、
プロファイルがiPadに保存されてiPadからWG1200HS4に接続が可能となる。
この手順でWi-Fiがつながり、インターネットにもつながった。

これで設定終了!のはずだったが、WG1200HS4のACTIVEランプが赤点滅を始めた。
うまく回線が設定できなかったようだ。
WG1200HS4を初期化し、もう一度初期設定を行ったが、やはり同じようにインターネットにはつながるが、ACTIVEランプが赤点滅をする。
WG1200HS4の設定画面「クイック設定Web」にアクセスしWG1200HS4の状態を確認すると、
ちゃんとOCNバーチャルコネクトモードになっているが、よくよく確認するとWAN側のIPアドレスが取得できていない。
HGWとWG1200HS4はIPアドレスが重複しない設定になっているはずだがな。
今度は、HGWの状態を確認してみる。
使用しているHGW PR-500MIは障害情報が確認できるので確認してみると、
WG1200HS4をつないだLANポートが10秒おきにリンクアップとリンクダウンを繰り返している。
HGWとWG1200HS4との接続がプチプチ切れている状態のようだが、
そのエラーログは延々と続いているわけではなく、10回ほど繰り返したところで止まっている。
インターネットにはつながっているし、しばらくするとACTIVEランプの赤点滅が収まるかもとしばらく様子をみていたが、ACTIVEランプの赤点滅が収まる気配はない。

ACTIVEランプ赤点滅の解消方法を取説で確認すると、
「ACTIVEランプが赤点滅している場合は、クイック設定Webのホーム画面の案内表示を確認してください。」
となっているが、クイック設定Webのホーム画面には特に案内表示らしきものは表示されていない。
困ったので、AtermのQ&Aを検索してみる。
Q(No. 12017)
 Atermの接続設定が最後まで完了したのに、AtermのACTIVEランプが緑点灯しません。
A
 Atermの接続設定が最後まで完了したのに、AtermのACTIVEランプが緑点灯しない場合は、以下の確認を行ってください。
  ○AtermのACTIVEランプが赤点滅している場合
   動作モードがIPv4 over IPv6通信モードの場合、以下の場合に赤点滅を行います。
   ・ご加入回線のIPv4 over IPv6通信接続サービスが、プロバイダ側で有効になっていない、または申し込みをされていない可能性があります。
    IPv4 over IPv6通信接続サービスの使用手続きをプロバイダに正式に行った上で、有効になっていることをご確認ください。
   →これは有効になっていることを確認済

   ・ご加入回線のIPv4 over IPv6通信接続サービスに、Atermが対応していない可能性があります。
     IPv6(IPoE/IPv4 over IPv6)接続確認済みリストをご覧の上、対応可否をご確認ください。
   →確認してからルーター買うてるがな。

   ・AtermのWANポート側に接続されているインターネット接続機器[プロバイダ提供のONU(回線終端装置)/ひかり電話対応ルータ/ホームゲートウェイなど]には、
    Aterm以外をLANケーブルに接続しないで設定を行ってください。
   →最初WG1200HS4以外の機器もつないで接続設定していたが、2回目の設定時はWG1200HS4のみHSWに接続して設定を行っているので問題ないはず。

   ・AtermのWANポート側に接続されているインターネット接続機器[プロバイダ提供のONU(回線終端装置)/ひかり電話対応ルータ/ホームゲートウェイなど]側に
    IPv4 over IPv6通信接続サービスの接続設定がある可能性があります。

これだな。
現在のぷららの状態は「ホームゲートウェイ(HGW)によるIPoE接続がON」になっていて、HGW単体でIPoE接続(IPv4 over IPv6)が可能となっている。

   ・その場合、Atermはブリッジモード(Atermの電源を切った状態で、本体背面のモード切替スイッチをBRに変更して電源をオン。Aterm起動後はACTIVEランプがオレンジ点灯します)
    に切り替えて使用するようにしてください。

なるほど。ルーターモードではなく、ブリッジモードにすればいいわけね。
それではということで、WG1200HS4の設定をブリッジモードに変更して、初期設定をやり直す。
ACTIVEランプはブリッジモードでの動作を示すオレンジ色に点灯した。インターネットにも接続されている。
HGWの状態を確認してみると、エラーは出ていない。
IPアドレスの払出状況を確認すると、WG1200HS4に無線で接続した機器にもHGWのDHCPサーバーからIPアドレスが付与されている。
念のため、インターネットの接続状況をOCNのサイトで確認すると、IPoE方式でIPv4、IPv6とも接続されている。

これで一件落着である。
あとは、インターネットに接続する必要のある機器の設定をひたすら行う。

設定が済んだところで、ぷららv6エクスプレスを使ってどの程度回線速度が速くなったか確認してみた。
回線速度測定サイトによって測定結果がバラバラなので、実際どの程度のスピードで接続されているかはっきりしないが、
同じサイトでぷららv6エクスプレス導入前後の比較をすると、2、3割程度は速くなっている。
サイトによっては500Mbps以上の測定結果が出るが、遅延が大きいので体感としてはそこまで速くなったとは感じない。
まあ、いままでもそんなに回線速度が遅くはなかったが、タダで回線速度が上がるならそれに越したことはない。
Wi-Fiルーター側のルーター機能を止めたので、機器構成がシンプルになって以前発生していたプチ回線切断もなくなるだろう。

さて、ここで疑問。
もしかして、OCNバーチャルコネクトモード対応ルーターにしなくとも、古いWi-Fiルーターをブリッジモードにすればよったんじゃないかな?

今まで使っていた古いWiFiルーターWG1400HPは初期化して、リサイクルショップに売るつもりでいたが、その前にちょっと試してみた。
WG1400HPにも自動回線判定機能は付いているが、古い機種なのでIPv4 over IPv6接続の種類は判定してくれない。
設定できるモードも、ローカルルーターモード、ブリッジモード、子機・中継器モードの3種類しかない。
ちなみにWG1200HS4の方は、ローカルルーターモードのほかにPPPoEルーターモードというのがあり、
さらに各種IPv4 over IPv6接続ができるので合計で12種類のモードがある。
現在のHGWをレンタルしたときは、ぷらら光に乗り換える前で、フレッツ光+ぷららだったが、
その状態ではWG1400HPの自動回線判定機能でローカルルーターモードに設定された。
HGWもルーターとして機能していたので、ルーターが重複しているのは気にはなっていたが特に障害も出ていなかったので、以来そのままの設定で使っていた。
なので、WG1400HPをブリッジモードで使うのは初めて。

その結果というと、WG1400HPからの有線接続、無線接続ともOCNバーチャルコネクトで接続される。
古い機種なので回線エラーを検知できないだけなのかもしれないが、WG1400HPにはエラーは出ていない。
ルーターはそのままでよかったのか、と思ったが、HGWの障害情報を確認すると、
HGWとWG1400HPとの間で例のリンクアップとリンクダウンの繰り返しが発生していた。
ただ、WG1200HS4をOCNバーチャルコネクトモードで接続したときのようにエラーが多く繰り返されず、
リンクアップとリンクダウンの繰り返しは3回ほどで止まっていた。
おそらくこのままでもOCNバーチャルコネクトを使うことができると思う。
ぷらら光でぷららv6エクスプレスを使う場合、「ホームゲートウェイ(HGW)によるIPoE接続がON」になっていれば、
非対応ルーターでのブリッジモードを試してみる価値はあると思う。
自分の場合は対応ルーターを買ってしまったのでWG1200HS4を使いますよ。
念のため対応ルーターで一番安い機種にしておいたし、エラーが全然出ない安定性はさすが対応ルーターというところ。

Atermについては、自動回線判定機能で「ホームゲートウェイ(HGW)によるIPoE接続」ができるかどうかまで判定した上で、自動設定してくれるといいのだが。
せめて接続マニュアルにそういう場合はブリッジモードに設定しろと書いてあれば、これほど迷わずに済んだのに。
現在レンタルされるHGWは全てIPoE接続ができる状態になっているはずだし、HGWの無線LAN機能を使わず、
HGWにWi-Fiルーターを接続して使う人もいるだろうから、何らかの形でWi-Fiルーターメーカー側が対応してほしいところだ。

ところで、Buffaloは問題ないのかな?


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