あまりの天気の良さも手伝ってか、メイとゆきは舟をこいでいる。
太陽の下、山羊の体の匂いをかぐと、日光消毒できた洗濯物のにおいがする。
決して言い過ぎではなく、温かい体温と生き物の息遣い(寝息)が聞こえる。
その瞬間時間の流れが止まっているようだ。
今日も、ゆきが脚を投げ出し眠たそうに日向ぼっこしている。
そうだ、何ヶ月ぶりかの「爪切りをしてやろう」と思い立ち、爪切り鋏で切ってやった。
ゆきは前からいい子で爪を切らせてくれる。いつもきれいな爪をしているが、メイは何故か嫌がる。初めのうちはそれでもおとなしくしているが、時間がたってくると、もうお手上げ、そうなると別の日にやることになるから、全部きれいになるまでには、何日かかかる。じっと我慢してくれたらすぐ終わるのに、辛抱きかないメイ様。
春めいた、日がな一日のんびりとしたのは山羊だけだった。
人間様は夜遅く帰宅。9:00以降の遅い夕食を食べた。あー、ちかれたびー。
ゆきの写真を添付