「根津青山の茶の湯 初代根津嘉一郎の人と茶の道具」
根津美術館は10月7日に元の場所に新築開館したばかりなので館名の冒頭に
新を付けて新根津美術館と呼称しているが、新築の新という意味だけでなくこの
大きな和風建築物が、大庭園との一体感を維持するために外観は瓦屋根の純
和風に仕上げてあること、一方内部は現代建築の粋を取り入れているがあくまで
もシンプルで清新な空間を醸し出しており、建物と庭園との調和に意をもちいた
ことが窺える。ライトや空調等も美術品を守るための新技術を取り入れており、
かつての根津美術館は古き良き伝統を生かしながら新しい技術と発想によって
生まれ変わったという意味での「新」を感じた。
<信号を渡ると正面が近代的な純和風建築の新・根津美術館>
<会館の正面玄関へ向かうためのエントランス通路への洒落た入り口>
<正面入り口(玄関)へのエントランスを通って後ろを振り向くとこんなすばらしいシーン>
<エントランスを通り過ぎて左側に正面玄関が見える>
<パンフと入館切符>
<受付を過ぎると右手にミュージアムショップがある>
<ホール>
ホールの中央にいる人たちは外国人の参観者である。目的は茶の湯であろうか!
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<「根津青山」>
11月18日から新創記念特別展第2部「根津青山の茶の湯」と銘打っているが、
「根津青山」は“Nezu Seizan”と読み、初代根津嘉一郎の「号」であるという。
和風の近代建築と初代根津嘉一郎の膨大な蒐集品との調和がどのようにはかられるのか
今後の運営が楽しみである。
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<「Tea and Art」>
案内書を見ると、
「根津青山の茶の湯」
とある。それに対する
「Tea and Art」
という英語訳が私にはしっくりこなかった。
英語は門外漢だが、むしろ外国の方が直ちに分からないかもしれないが、
「茶の湯」を無理に「Tea」とするよりも
「Chanoyu and・・・」
とした方が「茶の湯」という言葉の余韻が伝わって良かったのではなかったか、と思った。
これは、後からすばらしい庭園と茶室を拝見して感じた一見学客の感想である。
(つづく)
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