2月25日、今期最後となる市議会・中心市街地活性化特別委員会が開かれました。
陳情書が送付されていたにもかかわらず、質問時間も取らず、各会派の意見を述べるにとどまり、暫しの休憩の後、委員長から出された特別委員会としての「取りまとめ」の文書は、桜町再開発へ450億円のMICE施設整備を推進するという一方的な意見を押し付けるものでした。
私たち日本共産党市議団以外の各会派の意見は、確かにMICE施設整備を推進する立場からのものでしたが、「委員会の総意として」という取りまとめは絶対に賛同できないと、反対の立場を明確に示しました。
しかも、特別委員会は調査のための委員会なので、本来議決をするということはないのに、MICE整備推進の取りまとめを無理やり採決しました。
しかし、自民党・未来と、2会派より1名ずつ、2人が賛成の挙手をしませんでした。市政史上最大のムダ遣い・MICE整備に推進については、会派の意見は推進であっても、必ずしもすべての議員が推進で一致している訳ではないようです。賛成10、反対3という採決結果になりましたが、MICE推進を強硬にすすめようとする市議会各会派の姿勢は必ずや問われてくると思います。
市政のムダ遣いは許されません。市政史上最大のハコモノ建設・MICE整備450億円を中止させるために、いっそう頑張っていきたいと思います。
以下は、特別委員会で日本共産党市議団として述べた意見の要点です。
【日本共産党の意見】
●財政への負担が大きい
・補助金まで含めて450億円・市政史上最大のハコモノ建設は、市の財政を悪化させる
・維持管理費が施設の更新まで含めると、毎年10億円近くかかり、黒字にならない
・後年度の借金返済も毎年15億円~20億円とその負担額は大きく、市の財政に対する影響も大きい
しかも、今後建設費はさらに増大する可能性がある。
・年間20億円、総額60億円の無利子融資に市民の理解は得られない。
●利用見通しも、計画通りにいくのか不透明
・福岡市並みの利用は条件的に難しい。
・収支見通しで出された利用料収入についても、その積算となっているホールの利用料金は、現在ある市内のホール・市民会館や県立劇場と比べても非常に高く、利用者にとっては負担が重く、他のホールでできるものは敬遠されるのではないかと思われる。
・利用料が高いという点では、コンベンション等を企画する資力のあるところは利用できるが、一般市民は気軽に利用できない。
●見直しと言いながら、さらに事業費を9億円も増やすことになる中規模ホール機能を追加はムダにムダを重ねるもの
・9億円もの新たな財政負担となり、2階多目的ホールの部分だけ見ると、他の床の2倍の床単価となってしまう。
・可動席によるホール機能は、舞台機能も不十分で活用の幅が狭く、多目的と言いながら中途半端でなんにでもは使えない。とても「上質な空間」とは言えない。
・しかも、利用料が高いために、施民の税金でつくる施設でありながら、産業文化会館のように市民が利用できる施設とはならない。
・9億円もの費用の追加について、市民に全く説明されていない。
●市の税金を総事業費の7割近く、450億円も投入する事業でありながら、市民のためではなく、大企業に多額の利益をもたらす事業である
・九州産交が格安で手に入れた土地建物を従前資産にして、自己資金わずか7000万円で、自社ビルの建て替えを行い、しかも、マンションの販売やホテル・商業施設の運営でも利益を生み出していく。
さらには、事業遂行のために60億円もの資金を無利子で融資するという大企業への大盤振る舞いは、一般市民が市の制度融資を受けるときは、どんなに少額でも利息を払い、ややこしい手続きを踏まなければならないことを考えると、市民には理解されない。しかも、60億円もの無利子融資を口頭で申し入れ、市が応諾するというのは社会的常識からしても、異常と思える大企業優遇。
●市民への説明責任が全く果たされておらず、市民合意もない
・市長選挙で市民の信任を得たと言っても、市民は市長に全権をゆだねた訳ではない。
・圧倒的多数の市民は、事業の詳細を知らず、合意を得られたと言える状況にはない。
*以上のような理由から、こんな無謀な桜町再開発の事業認可はみとめられない。MICE整備も進めるべきではない。
陳情書が送付されていたにもかかわらず、質問時間も取らず、各会派の意見を述べるにとどまり、暫しの休憩の後、委員長から出された特別委員会としての「取りまとめ」の文書は、桜町再開発へ450億円のMICE施設整備を推進するという一方的な意見を押し付けるものでした。
私たち日本共産党市議団以外の各会派の意見は、確かにMICE施設整備を推進する立場からのものでしたが、「委員会の総意として」という取りまとめは絶対に賛同できないと、反対の立場を明確に示しました。
しかも、特別委員会は調査のための委員会なので、本来議決をするということはないのに、MICE整備推進の取りまとめを無理やり採決しました。
しかし、自民党・未来と、2会派より1名ずつ、2人が賛成の挙手をしませんでした。市政史上最大のムダ遣い・MICE整備に推進については、会派の意見は推進であっても、必ずしもすべての議員が推進で一致している訳ではないようです。賛成10、反対3という採決結果になりましたが、MICE推進を強硬にすすめようとする市議会各会派の姿勢は必ずや問われてくると思います。
市政のムダ遣いは許されません。市政史上最大のハコモノ建設・MICE整備450億円を中止させるために、いっそう頑張っていきたいと思います。
以下は、特別委員会で日本共産党市議団として述べた意見の要点です。
【日本共産党の意見】
●財政への負担が大きい
・補助金まで含めて450億円・市政史上最大のハコモノ建設は、市の財政を悪化させる
・維持管理費が施設の更新まで含めると、毎年10億円近くかかり、黒字にならない
・後年度の借金返済も毎年15億円~20億円とその負担額は大きく、市の財政に対する影響も大きい
しかも、今後建設費はさらに増大する可能性がある。
・年間20億円、総額60億円の無利子融資に市民の理解は得られない。
●利用見通しも、計画通りにいくのか不透明
・福岡市並みの利用は条件的に難しい。
・収支見通しで出された利用料収入についても、その積算となっているホールの利用料金は、現在ある市内のホール・市民会館や県立劇場と比べても非常に高く、利用者にとっては負担が重く、他のホールでできるものは敬遠されるのではないかと思われる。
・利用料が高いという点では、コンベンション等を企画する資力のあるところは利用できるが、一般市民は気軽に利用できない。
●見直しと言いながら、さらに事業費を9億円も増やすことになる中規模ホール機能を追加はムダにムダを重ねるもの
・9億円もの新たな財政負担となり、2階多目的ホールの部分だけ見ると、他の床の2倍の床単価となってしまう。
・可動席によるホール機能は、舞台機能も不十分で活用の幅が狭く、多目的と言いながら中途半端でなんにでもは使えない。とても「上質な空間」とは言えない。
・しかも、利用料が高いために、施民の税金でつくる施設でありながら、産業文化会館のように市民が利用できる施設とはならない。
・9億円もの費用の追加について、市民に全く説明されていない。
●市の税金を総事業費の7割近く、450億円も投入する事業でありながら、市民のためではなく、大企業に多額の利益をもたらす事業である
・九州産交が格安で手に入れた土地建物を従前資産にして、自己資金わずか7000万円で、自社ビルの建て替えを行い、しかも、マンションの販売やホテル・商業施設の運営でも利益を生み出していく。
さらには、事業遂行のために60億円もの資金を無利子で融資するという大企業への大盤振る舞いは、一般市民が市の制度融資を受けるときは、どんなに少額でも利息を払い、ややこしい手続きを踏まなければならないことを考えると、市民には理解されない。しかも、60億円もの無利子融資を口頭で申し入れ、市が応諾するというのは社会的常識からしても、異常と思える大企業優遇。
●市民への説明責任が全く果たされておらず、市民合意もない
・市長選挙で市民の信任を得たと言っても、市民は市長に全権をゆだねた訳ではない。
・圧倒的多数の市民は、事業の詳細を知らず、合意を得られたと言える状況にはない。
*以上のような理由から、こんな無謀な桜町再開発の事業認可はみとめられない。MICE整備も進めるべきではない。
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