上野みえこの庭

日本共産党熊本市議の上野みえこのブログです。

迷いに迷った「絵本選び」

2014-10-24 09:11:26 | エトセトラ
学期に2~3回協力している帯山小学校での読み聞かせボランティア。
いつもあわただしく我が家の絵本コレクションから選んでいきます。
その日の学年に合わせて、内容を考えます。もう一つ大事なのが、読む時間です。約10分の持ち時間なので、あまり長い本は読めないし、短いともう1冊必要になります。
1冊だったり、時には2冊。あるいは、1冊+詩を1編だったり。

今回は、本棚の前に立って、絵本を眺めていましたがなかなか決まらず、とうとう決まらないまま2冊の絵本を持って出かけました。

教室に着くと、もう子どもたちが待っていました。
「おはようございま~す」と、元気よくあいさつすると、すぐさま机を並べ替え読み聞かせの出来るスペースをつくって、子どもたちが車座になってくれました。
なんと手際のいいクラスだこと、と感激。

さっそく始めましたが、はじめに「本選び」にとても迷って2冊の本を持ってきたことを言いました。

ひとつは、「おおさわぎ天神沼」



もうひとつは、「あな」



「どっちがいいですか?」と尋ねると、右側にいた子が大きな声で「あな」と言いました。
「どうしてこっちがいいの?」と聞くと、「どんなお話しか、想像つかないからです」と言いました。
私もこの本を読んだとき、「どんなお話かな?」と思いましたが、子どもたちも同じのようです。

子どもたちは、引き付けられるように熱心に本を見つめて聞いていました。
ワクワクしながら聞いて、最後もちょっと謎を残した余韻のあるお話で、子どもたちもすっかり引き込まれたようです。

10分という短い時間ですが、1冊の本を通して、子どもたちはそれぞれにいろんなことを受け止めてくれるようです。
表情ゆたかな子どもたちの顔に出会うのが、私にとっても楽しみな読み聞かせの時間です。
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