「新型コロナ感染症」、障がい者作業所への支援が必要

障がい者作業所へ、新型コロナ感染症の影響その後と、支援等の状況について調査に行きました。
伺ったのは、熊本市中央区にあるＡ型作業所。
新型コロナ感染症の感染予防や感染拡大防止による自粛で、作った商品の販売先が激減、雇用している方々への給与支払いも厳しい状況と聞き、3月にも調査を行っていました。
当時は、まだまだ国の支援策も打ち出されていなかったので、事情を聞き、これからの対応というところでした。
その後、持続化給付金や雇用調整助成金の拡充、家賃や小規模事業所への支援など、さまざまな支援メニューが提示されてきました。
しかし、今回伺って分かったことは、それらのメニューの対象になれない現状があるとのことでした。
障がい者作業所は、運営のために障がい者事業所向けの各種助成金も入ってくるので、「50％以上の収入減」にならない、そのために持続化給付金の対象にならないようです。
もともと一般の事業所と違い、福祉施設としての役割もあるので、一般企業と違う状況にあることがわかりました。
一般企業であっても、50％の収入減とならないために、持続化給付金の対象外、何の支援もなく行き詰っている事業所が多数ありますが、障がい者作業所もその中に入っている訳です。
まだまだ十分とは言えない新型コロナ感染症対策、それにすら漏れている事業者に対する支援は急務です。
しっかり取り組んでいきたいと思いました。

作業所にある飲食スペースでは、ちょうどアレンジフラワーの展覧会が開かれていました。
是非、足を運び、お茶を飲んだり、食事をしたりして、お花を楽しんでください。