水仙の香り

スイセンの花が咲きました。小さな花瓶に入れてあげると　店内は春の匂いに
包まれて　こころまでほっとしています。


午後から雨足が早くなるにつれて　ガタガタと風が戸をたたいています
さっきまで羽を休めていた　まがもたちも　田んぼのほうむかっていきました。


嵐の前でしょうか　からだが元気ありません　スイセンの香りが少しだけ
やすらぎます


正面に見える空の雲が異変です。少しオレンジかかって虹のような腺に見えていました　こんな色ははじめてみました



昨年の秋にお子様を連れて来店された４０前後の女性、今日はカップルでお越しになられました。物忘れでしょうか、相手が違うと。。。いつどこでお会いしたか
コッキラコンと記憶が。。。
でも彼女は、わたしのことを「おばちゃん　来月には、転勤で京都に行くことになったの。今日でなかなか来れなくなるんです」と言い、別れ際に手を握った。
わたしとここを　この風景を　大切にしてくれるこころが伝わった。
ごめんね　思い出せなくて。。。
車が見えなくなるまで、雨の中見送った。

今日は、なんだかさみしげな親子連れ。
最初はとっつきにくそうだけど、じょじょにわたしにこころをひらく
「この音楽といい　この海といい　この雰囲気といい」
あわてて目を見る。。。彼女は泣いていた。傍らに不安げに見守るお子様。
「強くなくてもいいんだよ　泣きたいときに　泣けばいい　この海が
すべてを　抱えて　くれるんだよ　さぁー泣きなさい」
溢れんばかりに彼女の目からは涙が溢れてとまることはなかった

「あのね・・・。」
「わたしは、なにも聞かなくても　わかりますよ　こんな世の中だもん
いろーーんなことがあるはず　きかなくったて　わかりました

ここを出る時には笑顔　

お子様のあたまと手を握り　またねって　見送った


　　　　　　　　　　ー曇り空ー
　　　　　　　いろんな気持ちあるよね
　　　　　　　すべて　かかえこんだら　
　　　　　　　いやで　いやになるよね
　　　　　　　「あってしまった」こと
　　　　　　　時間がたてば
　　　　　　　自然と消えてゆくはずだよ

　　　　　　　いろんな気持ちあるよね
　　　　　　　すべて　包み込んだら　
　　　　　　　「あってしまうこと」を
　　　　　　　日がたてば　
　　　　　　　許す自分になるんだよ

　　　　　　　いろんな気持ちあるよね
　　　　　　　すべて抱え込んだら
　　　　　　　苦しくなるなるよね
　　　　　　　そんな時　いつでも
　　　　　　　ここにお帰りよ
　　　　
　　　　　　　ここはすべてを抱えてくれる
　　　　　　　海があるとこさ

　　海とオルゴールのＳＡＴＯＭＩより


きょうはバレンタインですね。能登島の別荘に帰ってきたお客様からＧＯＤＩＶＡ　チョコ