シニアのウエさんの旅日記

神社を軸に全国各地を歩いてます。

神社歴訪ー165.石上神宮(奈良県)

2013-06-25 07:19:10 | 旅行
 2012年11月4日、奈良・和歌山の旅に出る、新幹線から見た富士山は青空バックにくっきり。近江国に入ったところで伊吹山はまだ晴れていたが奈良に着いたら薄曇りになっていた。奈良駅前でレンタカーを借りて石上神宮に着いたのが1時過ぎ。石上は”いそのかみ”と読む、日本最古の神社の1つで、古代の軍事氏族・物部氏の総氏神。参道から境内は鬱蒼とした常緑樹に囲まれている。鳥居から境内に入ると巨樹が多い、木の上を見ると鶏が止まっていた、境内には神鶏として放し飼いにしてある。
楼門は後醍醐天皇の頃に建立で重要文化財、左右に回廊が伸びている。門内に入ると正面に拝殿。拝殿は鎌倉時代初期の建立と考えられ国宝に指定されている。この日は日曜日で七五三のお参りが多かった。由緒によれば、かっては本殿が無く、拝殿背後の禁足地を御本地と称しその中央に主祭神が埋斎されていた、現在の本殿は大正2年に造営された。楼門前の高台に摂社が並んでいるが、なかでも出雲建雄神社の拝殿は中央に「馬道」と呼ぶ通路を開く割拝殿で国宝。石上神宮参拝後は天理インターから高速道に乗り和歌山に向かう。


入口


参道


楼門が見えた


神鶏


出雲建雄神社の割拝殿


楼門


拝殿


拝殿内部


本殿の屋根


由緒

神社歴訪ー164.伊佐須美神社(福島県)

2013-06-24 08:13:45 | 旅行
 2012年4月30日、桜を追いかけて会津へ、先ず会津高田町に入り、新一宮とされる岩代国・伊佐須美神社着く。ここには会津五桜の一つ薄墨桜がある。神社の入口に着くと隣接した公園では、まだ桜が満開だった。
 鳥居を潜り参道を進むと、正面に立派な楼門が聳えて、左右には地酒の樽がずらり並んで奉納されていた。楼門を守るは右大臣・左大臣は何とも微笑ましいお姿。楼門の右に迂回して境内に入ると、ご神木の薄墨桜は丁度見頃を迎えていた。この桜の花は八重に一重も交わり、白く薄墨を含んだ花色は薄墨桜の名にふさわしい、花が終わりに近づくと中心から紅色が濃く色づくと言う。有名な根尾の桜が淡墨桜だがこちらは薄墨桜。
 この神社は2008年に社殿を焼失、この時は仮殿、2013年に本殿再建を目指している。社伝では、崇神天皇10年、四道将軍大毘古命と建沼河別命の親子が蝦夷を平定するため北陸道と東海道に派遣された折、出会った土地を「会津」と名付け、天津嶽山頂に国土開拓の祖神として諾冉二神を祀ったのが起源という。その後、博士山、明神ヶ岳と移転を繰り返し、欽明天皇13年に現在地に遷座し、大毘古命、建沼河別命を合祀したとされている。
この後は法用寺の”虎の尾桜”や薬王寺の”杉の糸桜”などを見て裏磐梯の休暇村に泊まった。


入口


参道


天神さま


楼門


奉納


左大臣


境内


拝殿


薄墨桜


薄墨桜の花

神社歴訪ー163.駒形神社(岩手県)

2013-06-23 07:50:05 | 旅行
 諸国一宮の制ができた頃、東北地方には陸奥と出羽の2国しかなかった。時代が下るにつれ南部・津軽などの国に別れたために、新しい国名を持つ新一宮を称する神社が現れた。津軽一宮や南部一宮は前出しているが、陸中国一宮・駒形神社には2012年8月30日・岩手県に行った折に詣でた。
 水沢駅で降りて、炎天下を20分くらい歩いたら水沢公園と並んで駒形神社があった。水沢の街は小沢一郎のポスターばかり、公園にはボーイスカウト姿の後藤新平の銅像が立っていた。後藤新平は安政4年この地で生まれ、大臣を歴任した後、東京市長として関東大震災後の帝都建設で真価を発揮した。また日本ボーイスカウトの初代総長だった。
 駒形神社の創祀は古く雄略天皇21年とも景行天皇40年とも言われているが年代は不詳。駒形大神は馬の守護神とされ、当地が古代の軍馬の一大産地であり、馬神信仰へ結びついたらしい。暑いなかをぽつりぽつりと地元の人らしい参詣者があり、一人黙々と掃き清めている方もおられた。境内には塩竈神社や山神社などの摂社があり、社殿の1つには神馬と神輿が同居していた。


入口


神門


境内に入ると


拝殿


扁額


境内では


摂社


本殿


御祈祷者控室


神馬

神社歴訪ー162.国片主神社(壱岐)

2013-06-22 07:31:16 | 旅行
 2012年5月16日、旅の最後の日はレンタカーで原の辻遺跡や少弐公園などの観光地を廻る。偶然、交差点で迷ってたところに神社があった。国片主神社の看板が大きく、由緒を見ると古いらしい。ご祭神は少彦名命だが、天神様も祀るため国分天神とも呼ばれたらしい。境内には色んな像が置かれていて面白い、拝殿の中には昭和の両陛下のお写真が架けられていたのは我々世代には懐かしかった。拝殿の奥の本殿は一段高く、なかなか立派。ここからは郷ノ浦の街に戻り、名物・うに丼を食べたが美味しかった。午後は壱岐を離れて高速船で博多に戻り、福岡空港から羽田に飛んで旅を終わった。


入口


鳥居


境内


由緒


撫で小僧


招き猫と牛


拝殿


拝殿内部


本殿


うに丼

神社歴訪ー161.月読神社(壱岐)

2013-06-21 07:29:12 | 旅行
 壱岐で3つ目の神社は月読神社、ここは是非行ってみたいと思っていたところで、日本神道発祥の地とされている。京都の月読神社はここから分霊され、全国の月読社の元宮と言う。古色の鳥居をくぐり石段を登ると社殿は簡素、古神道には社殿は無かったから、ここの社殿は付け足しのもの。社殿の裏に柵で囲われているところがあるので、そこが祭祀の場所だったのかも知れない。ご祭神の月読命は天照大神の弟で、伊勢神宮内宮にも月読宮があると言う。ここを最後に郷ノ浦港の近くのホテルへ。


入口


由緒


石段


社殿


拝殿内部


社殿の後ろには


祭祀場かな


境内


石段を見下ろすと


ホテルの部屋から