シニアのウエさんの旅日記

神社を軸に全国各地を歩いてます。

諸国一宮巡拝ー68(完).壱岐国・天手長男神社 

2013-02-26 08:00:25 | 旅行
 平成24年5月15日、対馬から高速船で壱岐に渡り、郷ノ浦港でタクシーをチャーターし天手長男神社に直行。ここが5年かかった諸国一宮巡拝の最後の神社。タクシーは小高い山(鉢形山)の中腹まで登った、そこから石段を登る。鳥居は古色を帯びていたが社殿は簡素で、比較的新しそう。天手長男神社は”あまのたながおじんじゃ”と読む、実は本来の天手長男神社は元寇により廃れてしまい、所在も不明となっているが、現在はここを一宮としている。古神道発祥の地と言われている壱岐では、本来社殿は無かったのでしょう。二の鳥居の傍で待っていたタクシーに戻ると、まだ下にも石段が続いていた。麓の一の鳥居まで下りて、改めて仰ぎ見ると一宮らしい気分になった。これで諸国一宮・68社を完拝。この日、壱岐の宿では新鮮魚貝のご馳走、生ウニを手に祝杯。


郷ノ浦港


天手長男神社入口


鳥居


扁額


拝殿


拝殿内部


古代の祭祀の場所かな


下にも石段


一の鳥居


生ウニを手に祝杯

諸国一宮巡拝ー67.対馬国・海神神社 

2013-02-25 08:26:48 | 旅行
 いよいよ一宮巡拝最後の旅、前日に福岡に飛んで宗像大社など廻った。平成24年5月14日、福岡空港から対馬空港に飛んで、レンタカーで直行。対馬国一宮・海神神社の周囲の木坂山(伊豆山)は天然記念物の原生林、境内には人の気配が無い。次の鳥居からは280段の石段が続く、気持を引き締めて登る。石段を登り切ると正面にお社、こんな山の上にと、びっくりするほど立派、社殿の右に対馬の木・ヒトツバタゴ(なんじゃもんじゃ)があったが、花はほとんど散っていた、残念。社伝によれば、神功皇后が三韓征伐からの帰途、新羅を鎮めた証として旗八流を上県郡峰町に納めたことに由来するという、ご祭神はやはり豊玉姫命。
 ここからは対馬のもう一つの古社・和多都美神社に詣で、この日は対馬泊まり、翌日は船で壱岐へ。


海神神社入口


二の鳥居


ご神木


石段


拝殿


拝殿内部


ヒトツバタゴ(なんじゃもんじゃ)


奥に本殿


本殿と摂社


和多都美神社の海中鳥居

諸国一宮巡拝ー66.安房国・安房神社

2013-02-24 08:26:43 | 旅行
 玉前神社を出て3時間近く走り、館山市大神宮に鎮座する安房国一宮・安房神社へ、この神社は旧官幣大社だから社格は高い。大鳥居の先には参道が長く、右側は千葉県立・野鳥の森になっている。二の鳥居の手前には社務所、境内に入って左には御祈祷受付所、右手の参拝控処には菊花が置かれていた。
 境内は広く正面奥に社殿、木々も高く聳え立派な神社だが人影が無い。拝殿は昭和52年築の鉄筋コンクリート造だが、拝殿の奥の本殿は明治14年築の神明造りで、御屋根は檜皮葺き。平成21年には「平成大修造」が実施されている。ご祭神は天太玉命 (アメノフトダマノミコト)で産業創始の神様。本殿の右に廻廊で繋がった建物がある、神様に奉る神饌(お食事)を作るための建物で明治41年築。
 境内にはもう一つ「下の宮」と称する社殿があって、房総開拓の神・天富命が祀られている。安房国は黒潮文化圏の一つとして四国の阿波国に繋がっている。天富命は神武天皇に命じられ阿波国を開拓した後、ここ安房国を開拓したと伝えられる。ここからは海が見たくなり白浜に出た。


大鳥居


参道


参拝控処


境内


拝殿


拝殿内部


奥に本殿


下の宮


下の宮正面


ご神木 槇

諸国一宮巡拝ー65.上総国・玉前神社

2013-02-23 08:17:08 | 旅行
 いよいよ残りは壱岐・対馬を残すのみとなったが、同じ千葉県内の上総・安房の写真が少ないので再訪した。柏の家を出て九十九里浜を経て一宮町へ、ここに上総国一宮・玉前神社が鎮座している。大鳥居を抜けて参道を進むと沢山の提灯が連なり華やかな雰囲気。この日神社は氏子太々祭(うじこだいだいさい)で、夜は天下泰平・五穀豊穣などを祈願して上総神楽が奉納されるらしい。
 三の鳥居には「知恵の輪くぐり」がある、厄病除けの茅の輪と違って珍しい。社殿の前まで来ると、社殿はシートで覆われ平成大修理の看板、これは残念。社殿の右手には神楽殿、この日の主役らしく酒樽が奉納されていた。境内には古社らしく巨木が多い。


玉前神社入口


参道


知恵の輪くぐり


子育て銀杏


仮拝殿


4年前に来た時の社殿


仮拝殿正面


神楽殿


神楽殿横の巨樹


ご神木