2012年7月31日、日光湯元の休暇村に泊って、湯ノ湖を一周歩いた。途中に湯滝に流れ落ちる所があり、少し下りてみたが戻りが辛いので引き返した。2011年7月25日には湯滝を下から見ているので写真はある。奥日光湯元は標高1481mで真夏でもクーラー要らず。ここの湯ノ湖から流れ出した水が湯滝を造り湯川となって戦場ヶ原を流れ、戦場ヶ原からは龍頭ノ滝となって中禅寺湖に達する。中禅寺湖から流れ出るのが華厳の滝だから、この3滝は繋がっている。
2011年8月9日、奥日光では先ず半月峠に登って中禅寺湖を見下ろす、正面には男体山、左の山々の上には日光白根山が僅かに頭を出していた。半月峠を降りてから歌が浜に車を置いて、10分ほど歩くとイタリア大使館別荘記念公園に着いた。ここは昭和3年にイタリア大使館の夏季別荘として建造され、平成9年まで歴代の大使が使用していたもの。建物は本邸と副邸の2棟で、本邸はリビング・テラス・寝室があり、家具・寝具・暖炉・調度品が展示されている。副邸は、往時の歴史を紹介する国際避暑地歴史館として整備されている。内装と外装は共にスギの皮で、壁や天井に多様な装飾がなされ、如何にもイタリアらしい洒落た雰囲気を出している。本邸は中禅寺湖に面し桟橋があり、ヨットや釣りを楽しんだと言う。
2014年6月26日、日光千手ヶ浜・クリンソウを見た後で、赤沼から湯川沿いに歩いて龍頭ノ滝まで行った。遊歩道から国道に出たところが滝上、ここから龍頭ノ滝が始まる。2011年7月25日の時は滝壺のところから登ったが、上から降りる方が楽なので、2013年10月8日に紅葉を見に行った時も上から降りた。国道の龍頭の橋からは滝の始まりが見られて、その遥か先には中禅寺湖まで見えた。滝沿いの道はかなりの急坂で石段もある、中間に展望台があり、そこからは迫力ある水流が眺められた。下りきった所が龍頭ノ滝の正面、最後は2つの流れになって落ち込み、間の岩が龍の頭に擬せられている。2度目の時には紅葉もかなり鮮やかになっていた。龍頭ノ滝の正面には龍頭之茶屋と言うお店が陣取っている。お店のベランダから瀧を見るようになるから、かなりの既得権だ、ここからはバス停も近い。
2012年7月31日、奥日光湯元温泉に泊った翌朝、金精峠を越えて30分も走ったら丸沼高原に着いた。ロープウェイに乗ると標高差600mを一気に登って、日光白根山の標高2,000mにあるロックガーデンに着いた。ロックガーデンに出ると、正面に日光白根山の山頂がくっきり、日光白根山は標高2,578mで関東以北では最高峰。足元にはコマクサが咲いていた。二荒山神社の幟が見えた、神社を見れば詣でねばならない。神社の横に登山道がある、登山者も安全を祈願して登るのでしょう。西の方には群馬の山々が連なり、看板を見ると百名山も多い。中央には武尊山、燧岳は尾瀬の山、足元には何種類かの花が咲いていたが名前はよく判らない。シンボルフラワーのシラネアオイは花は終わっていた。登山道に入るには鹿除けゲートを開けて入る、登山は無理なので一番短い自然散策路1.5kを歩いたが、なかなかの山道で40分かかった。ロックガーデンの高台に天空の足湯がある、景観を楽しみながら温泉に浸かれる。温泉は循環しているが、足を入れてみたら意外に熱い、長くは入れてられないが皆楽しんでる。この頃になって浅間山が雲の上に頭を出してきた。2千米を十分に楽しんで、11時にロープウェイに乗り下界に下りる。山麓駅の横では緑のゲレンデで夏スキーを楽しんでいた。ここからは再び金精峠を越えて奥日光に戻った。
霧ヶ峰インターチェンジから路線バスで車山高原に移動、人気のところらしく人が多かった。車山山頂は標高1925m、四方の山々が見える筈だったが、リフトに乗ったとなんにぱらぱらと雨が落ちてきて参った。それでも雨はすぐに止んだが山頂には霧が出てしまった。霧が薄れるのを待って次のリフトに乗って山頂まで行ったがレーダードームも霞んでいた。山頂には車山神社があってちゃんと4本の御柱が立っている、御柱祭も行われるらしい。リフトで下りてからビジターセンターのパネルを見たら、八ヶ岳・南アルプス・中央アルプス・北アルプスがみんな見えると言う、残念だけど空気の澄んだ季節に来ないと無理みたい。今回の旅はここまで、上諏訪からJRで帰宅。