ウルトラセブンEP39・セブン暗殺計画 前編

　このEPを初めて見たのは再放送でだが、親から‘用事を済ませてから
見なさい！’と言われ、子供心に‘どのみちセブンが戦う場面が目当て
なので残り10分ぐらいになって見ればいい’と思って、その時間にスイッチ
を入れると防衛軍のハーフトラック部隊が全滅しかけ、その後いきなり
セブンが磔になって出てきたので驚いた。

　しかも前後編というのが分からなかった事もあり、そのまま‘次回へ続く’
だったので2度驚いた覚えがあった。

 　2度目に見たときにも、冒頭いきなりセブン対アロンの戦いが始まるの
だがモノクロだったため‘TVの調子がおかしいのでは？’と思った事が
あった。
　そしてガッツ星人の円盤内で初めてカラーになった時はホッとした覚えが
ある。

　星人は緊急警報を出してダン以外の時はウルトラ警備隊に空出動を
繰り返させ、夜中の緊急警報を受けてダンとアンヌが出動した時に正体を
現し‘我々はいかなる戦いにも負けた事がない、無敵のガッツ星人’と
自信満々に名乗り挑戦状を叩きつける。
　警戒したダンはウインダムを登場させて戦わせるが、瞬間移動の前に
翻弄され‘キサマナド、アイテニナラン’と円盤からの光線の一撃で破壊
された。
　そこでダン達は、星人の車に囲まれて動きが取れないポインターを
ホーク1号でフックしてもらい辛うじて脱出する。

　翌日ホーク3号がパトロール中、泉が丘上空で透明の物体を発見し攻撃
するが被弾して撃墜される。
　そこでダンとソガがポインターで泉が丘に向かうのだが、小型円盤が
飛来してソガを拉致してしまう。
　ソガから見られているので変身できないダンは、ポインターに乗り込み
通過していた橋を爆破されたためセブンに変身。

　遂にガッツ星人との戦いが始まるが、セブンの武器がことごとく通じない。
いたずらにエネルギーを消耗し額のビームランプが点滅を始め、ついに
活動停止に追い込まれ捕獲されてしまう。

　ちなみに最初の部分でフルハシに妹の友達からアフリカ産の鉱石をプレ
ゼントされた。

　これが後々重要な意味を持つのだが・・・・ 　

と、ここまで あらすじを書き連ねたが突っ込み所がいろいろある。　

　まずアロンを使ってセブンの能力を分析する時に、嵐の中で崖上から
セブンが飛び降りたのを見て ‘セブンはジャンプする事はもちろん、空を
自由に飛び回れる事も可能だ’と分析するが、単に崖から飛び降りた
だけだ。

　フルハシが何度も続く空出動に‘デマだ、デマだ放っときゃいいんだ’と
警備隊内No2の男が言いキリヤマから叱責される。

　ガッツ星人の車に囲まれたポインターが、ホーク1号にフックされて脱出
するシーンで全長42mのホーク1号に対しポインターのサイズが妙に
大きい！　とても5,9mには見えない。

　空出動が続いたのにダンが出動した時に限ってアロンやガッツ星人に
襲われたのに誰も不審がらなかった事。

　ソガが小型円盤で拉致されたのにダンは‘救出願います’と言って、
ポインターで脱出している。　敵前逃亡ではないのか？

　さすがに39話ともなるとセブンのスーツもボロくなっているのだが、ガッツ
星人との戦いで苦戦するセブンの膝の穴がアップになっている・・・・・
などなど。　

　そういえばガッツ星人のBGMは、3種類もあった。

　こんな敵キャラは初めてだろうし、他に見ない！