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宇宙戦艦ヤマト2199・13話レビュー

 宇宙戦艦ヤマト2199の13話は11話の終盤以来の戦闘シーンが登場する。

 旧作には登場しない次元潜航艦とヤマトとの息詰まる対決はアメリカ駆逐艦と
Uボートの死闘を描いた眼下の敵を髣髴させる内容だ。


 前回のラストで古代と島が和解した直後にヤマトは唐突に空間魚雷の襲撃を
受けるのだが、それはドメルがメルダの父ガル・ディッツから特別に借りた特務
艦の次元潜航艦UX-01からの攻撃だった。


 最初に被弾した直後ヤマトは原始恒星系の星間物質に紛れて難を逃れる
ものの4時間もの間 身動きができない状態に追い込まれるだけでなく、沖田
艦長の容態が急変し手術を受ける緊急事態に陥ったため真田副長が代わりに
指揮を取る事になるピンチ。


 膠着状態を打開すべくUX-01は陽動作戦を仕掛けてくるのに対し新見の
提案は次元アクティブソナーで異次元に潜んでいる敵を確認するというもの。


 ただし敵を確認できるものの反対にヤマトの位置を敵に露呈させるという
リスクがあるため古代はシーガルによる対潜哨戒で新型の亜空間ソノブイを使う
事を提案するのだが、
敵にヤマトの所在を知られずに済む反面 濃密な宇宙塵の
中でシーガルを飛ばすのは危険極まりなく古代本人がシーガル出動を志願する
ものの真田から却下され新見案が採用される。


 結果 新見案は敵の思うつぼでピンチに陥ったが榎本の機転で亜空間ソノブイを
搭載したシーガルを古代達が搭乗して出動しており、投下したソノブイが敵の魚雷
出現予想点を送って迎撃しただけでなく潜望鏡を発見しショックカノンで撃破すると
星系離脱後にワープして難を逃れる。

 その後UX-01は通常空間に出現したがヤマトは既にワープを終えており‘良い
猟犬は深追いしないもの’とフラーケン艦長は呟くのだった。



 

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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壮絶な我慢比べ (こうちゃん)
2014-01-29 07:32:42
このストーリーでは、ヤマトサイドから全く見えない次元潜航艦との攻防戦。現代においても潜水艦を探すのはソナーによる探索しか手段がありませんからね。仮に見つけてもヤマトサイドからは直接攻撃は不可能なだけに、この時点ではヤマトサイドは圧倒的に不利。新見案によるピンガー発信による探索が有効な手段です。よもやトレースされるなんて夢にも思わなかったでしょうし、ヤマトサイドの微妙な焦りが感じられるシーンです。古代の発案したシーガルによる対潜哨戒も濃密な宇宙塵の中に飛ばすのは墜落や激突のリスクも多大ですが、私ならこの時点では古代案の方が良い案だと思います。だって自艦の発見がこの時点で最も避けるべき事だと思います。ヤマトサイドは防御に遅れが出る上、攻撃手段がこの時点ではありませんから。でも、ヤマトサイドのチームワークがこの危機を脱した形にはなりましたが、いつ次元潜航艦の襲撃を受けるかと言ったリスクは消えないだけに完全な勝利とは言えません。でも、真田が古代の発案を却下したのは前述のリスクがあるのですが、親友だった守の弟までも失ってしまうのを何処かで恐れていたのかもしれません。
しかし、このストーリーを見ると緊迫感溢れるシーンといい、潜航艦のデザインを見ると映画・Uボートの影響を多大に受けている事が伺えますね。
 
 
 
戦争映画の影響ですね (こーじ)
2014-01-29 22:47:53
>こうちゃん様
 旧作が製作されたのは74年でUボートが81年ですから
旧作の頃には ここまで対潜水艦のEPは日本ではメジャーではなかったのでしょうね。

 古代発案の作戦は成功したからいいものの・・・状態だという感じがしますから、貴重なリーダーをリスクのある作戦で失いたくないし艦長不在というのも真田の判断だったのでしょうね。

 2199ならではのエピソードでしょう。
 
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