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こーじ苑
宮崎駿と円谷英二の共通点
宮崎監督引退「今回は本気」=「僕の長編の時代終わった」(時事通信) - goo ニュース
今日 風立ちぬを最後に長編作品の制作からの引退を表明した宮崎駿監督の
記者会見があった。
某新聞のコラムに宮崎監督作品には風の谷のナウシカから始まり天空の城
ラピュタや紅の豚など飛行機を題材にした作品が多いだけでなく、となりのトトロや
魔女の宅急便に千と千尋の神隠しでも登場キャラが空を飛ぶシーンが印象に残る
ので宮崎監督自身が空を飛ぶ事に憧れていたのだろうと思う。
空を飛ぶ事に憧れた監督といえばゴジラやウルトラマンの生みの親の1人で
ある円谷英二を思い出す。
円谷監督の特撮へのモチベーションは飛行気乗りになって空を飛ぶ事だった
ようで、ゴジラやウルトラで成功を収めた後は かぐや姫と飛行気乗りの作品
‘日本ヒコーキ野郎’を作りたかったらしい。
空を飛ぶシーンで印象的なのは初のカラー作品となった空の大怪獣ラドンで
ラドンと戦闘機部隊の空中戦で、ラドンを追撃していく戦闘機からの空中シーンは
時代を感じさせないぐらいに素晴らしい。
また地球防衛軍ではミステリアンドームを爆撃するために飛び立った戦闘機部隊
の発進シーンと、爆撃するために編隊から1機づつ離脱していくシーンの時間が
他の作品に比べて長いのが印象的だった。
またマーカライトファーブを輸送するためのマーカライトジャイロの打ち上げ
シーンから始まり飛行メカの発進シーンにも並々ならぬ拘りが感じられた。
だからウルトラを含めた円谷作品に登場するメカではウルトラホークをはじめとした
飛行メカが最も かっこよく憧れるデザインだったのかとも思ってしまう。
円谷英二が空を飛ぶ事を実写で映像化するのに拘ったのに対し宮崎駿はアニメ
での映像化を目指しただけでなく、デザインも円谷作品が ひたすら未来志向だった
のに対し宮崎作品はクラシカルなものが印象的だった。
2人の天才的なクリエーターが いずれも空を飛ぶ事に憧れていたというのを考える
と空を飛ぶというのは人間の本能的な欲望であり、そういう想像力が名作を生む
原点になるのかもしれない。
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飛行機を逆さ吊りにするアイディアは けっこう有名でしたね。
どうしても視聴者は上ばかり見るので逆さ吊りにすればとはコロンブスの卵的な発想ですね。
こういう博物館を地方では なかなか見る事ができないのが残念です。