11日の準決勝は富山第一-四中工と星稜-京都橘 高校サッカー(産経新聞) - goo ニュース
今年の高校サッカーも残るは2日となり11日にベスト4、13日が決勝という
日程で富山第一・四日市中央工・京都橘に星稜の4校で争われる。
大会前 優勝候補に挙がった市船橋がベスト8で、東福岡は3回戦で敗れる
波乱の大会となっているため両校優勝を経験している四日市中央工以外は
初優勝を賭けての残り2試合となる。
最近の選手権では05年度の野洲以降11年度の市船橋を除いて初優勝続き
だから、ベスト4の顔ぶれを見ると9年間で8校目の初優勝校が誕生する事に
なるのだが、その反面ここまで初優勝校が出るという事は出場校の力が拮抗して
いるので ちょっとした条件の違いで明暗が分かれる形になる。
例えば3回戦で日章学園と引き分けPK戦でベスト8入りを逃した東福岡や青森
山田らは1回戦からの登場で、2日に続いての連戦となった3回戦は3試合目と
いう事からコンディションの悪さが響いたのも敗因の1つ。
現在はベスト8とベスト4の間も休養日がある事から大会期間中唯一の連戦の
日となるのだが、そろそろ連戦の日程をなくす時期に来ているのではないだろうか。
サッカーの世界的な大会の場合は休養日の多寡はあれども こなす試合数は同じ
だから冬の選手権のような過密日程で行う事は ほぼないし、タイトな日程でも片方
のチームが1試合多いという事はない。
それを考えると今さら出場校を32にはできないし64では多過ぎるから、高校ラグ
ビーとの兼ね合いを考慮して2回戦を2日に行うのはいいが3回戦とベスト8は4日と
6日に行うのが現実的だろう。
こういう事を書くと‘昔は休養日などなくベスト16から4連戦もあった’という意見も
出るのだろうが、以前とは比べ物にならないぐらい運動量も増えているしレベルも
上がっているので消耗度も激しく将来のある高校生を高校サッカーで燃え尽きさせ
るわけにもいかない。
大学ラグビーも大学選手権は以前は中1日だったのがベスト4と決勝の間が
中3日になり現在では中9日空けているし、超保守的だった高校野球ですら遂に
ベスト8の翌日を休養日にしたのだ。
プレイヤーズ・ファーストは高校サッカーの方が元祖なのだから、やはり2回戦と
3回戦の連戦はなくすべきだろう。