ザック采配ズバリ!「チームは成長している」(スポーツニッポン) - goo ニュース
カタールで行われているサッカーアジア杯でザッケローニ監督率いる日本
代表はグループステージ最終戦でサウジアラビア相手に岡崎のハットトリック
などで5-0で勝ち2勝1分でグループBを1位で通過し、21日にグループAを
2位通過した開催国のカタールと対戦する事になった。
今大会では前回のSファイナルで敗れたサウジアラビアと最終戦で対戦する
ため‘格下と見られていたヨルダンやシリアとの試合を連勝で迎えなければ’と
いう論調があり、初戦のヨルダン戦でOGに近い不運なゴールで先制されロス
タイムに追い付いて辛うじて引き分けに持ち込んだ試合は 評判が悪かった。
それが2試合目のシリア戦は‘優勝候補のサウジに勝ったシリアと格下のヨル
ダンに苦戦した日本‘という括りで‘負けられない試合’などと煽っていたものの、
前半はヨルダン戦とは見違える内容で1-0とリードして終わった。
ところが後半動きが落ちて不運なPKで追い付かれただけでなくGKの川島が退場
となって10人で戦うハメになったが、ここから息を吹き返してPKで2-1で勝ち今
大会の初勝利を挙げた。
そして迎えたサウジ戦。
既にヨルダンにも敗れて連敗したサウジに対し負傷している松井大輔と本田を
外したメンバーで戦い5-0と完勝したのだ。
これは評価するべき内容だろう。
連敗して敗退が決まったチームは‘3連敗をしたくない’という気持ちがモチベー
ションになってラフプレーを仕掛けてくるなど意外に手ごわく、思わぬ落とし穴が
あったりするのだが こういう時に控え選手を出しながら戦うというのは当然の事で
それでも完勝したのだから いかに真剣勝負の積み重ねがレベルアップさせるか
分かるだろう。
考えて見れば1月9日に初戦を迎えたアジア杯にも拘わらず日本は調整試合も
せずに臨んでいたので、ヨルダン戦など出来が悪くて当たり前。
にも拘わらず‘日本はふがいない’という論調を垂れ流すより‘なぜ天皇杯などの
スケジュールを調整して臨ませないのか’という批判はなかった。
やはり ぶっつけ本番では どんな強いチームでも厳しいというのが今大会で
分かったと思うのだ。
ハッキリ言う
‘天皇杯とアジア杯どっちが大事なのか!’