本格的に高校野球を見始めて50年

 今から50年前の74年から私は高校野球を本格的に見始めたわけで、
当時の高校野球界はポスト江川卓。

 ポスト江川卓の筆頭は土浦日大の工藤一彦、銚子商の土屋正勝、
横浜の永川永植の関東三羽カラスと呼ばれた関東勢の好投手3人が挙
げられていた。

 甲子園での実績でいえば前年春の優勝投手の横浜・永川と前年夏
に江川に投げ勝った銚子商・土屋、そして74年春に話題を呼んだ土
浦日大・工藤の3人が特に話題になっていたのだ。

 この3人に鹿児島商・堂園喜義に県予選で勝って夏出場した鹿児島
実・定岡正二の4人が高校四天王といわれていた。

 ところが彼ら4人が全員プロ入りしたのだが最も勝ったのは工藤で
現役通算66勝を筆頭に定岡が51勝したものの、土屋は8勝で永川に至
っては0勝で高校時代の実績からすると寂しい数字だ。

 そんな中でマスコミから騒がれてなかった城西大城西の高橋慶彦
と、福岡第一の角富士夫は共にエースで4番だったがプロ入り後は
野手に転向し共に日本一に輝いているのだから世の中分からない。

 そしてこの年の夏から金属バットが導入されたのだが、銚子商の
篠塚利夫など木製バットを使い続け甲子園では2本のホームランを
放っているのだから金属バットへの過渡期だった事になる。

 あれから50年経ち高校野球では今年の選抜から金属バットが飛ば
ない新基準のバットになったのだが、青森山田の2人の打者が木製
バットを使用しているのを考えると高校野球の進化を感じるのだ。

 

 

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