バンクーバー五輪12日目:五輪では順当な結果

浅田2位、安藤4位=金妍児トップ、複合団体は6位-フィギュア女子SP(時事通信) - goo ニュース

 今日の目玉は昨年の世界選手権で優勝したノルディック複合団体戦と女子
フィギュアスケートのSPが行われる。
 これまで五輪では‘まさか’の展開での番狂わせが続出するケースが多
かった。

 ノルディック複合は昨年の世界選手権で幸運にも恵まれ団体戦で優勝する
事ができたが、本番の五輪でメダルを獲得できるのか?

 女子フィギュアでも世界王者の金妍児がプレッシャーに負けずに得意の
SPで どこまで得点を伸ばすか?
シーズン序盤不調に苦しんだ浅田真央が失敗が許されないSPでトリプル
アクセルを決めて金に どこまで肉薄できるのか? 

 というのが3つの注目点だった。

 午前中に行われた複合団体はクロスカントリーが得意だがジャンプの調子
が上がらない湊を外しジャンプが得意な高橋大斗と加藤大平を起用。
 この2人が136,5mと132,5mを飛んだもののクロスカントリーが得意な渡部
暁斗とエースの小林範仁が125mと124mで2位のアメリカに40秒近い遅れで
クロスカントリーのスタートとなった。

  昨年の世界選手権は6位から団子状態を小林が抜け出しての優勝だった
し今回も そうなると思っていたが、クロスカントリーが始まった頃から降り
始めた雪が体格に劣る日本には誤算とはなった。

 そして2人目の高橋が終盤の競り合いで遅れ始める。
 それでも走力がある3人目の渡部が挽回できると思っていたが、逆に引き
離されアンカーの小林も追いきれずに後ろから来たノルウェーにも抜かれて
ジャンプの4位から6位となった。

 ジャンプのスタート順は今シーズンのW杯の順位を表すが10ヵ国中2番手
という事はランキングは9位だから、今シーズンの日本は決して好調な
わけではない。
 特に日本が頼みにしていたクロスカントリーは経験がモノをいうケースが
多いので、世界選手権では勝負できても強豪国が本気で来る五輪で勝負
して結果を残すレベルではないと思う。  

 一方フィギュアの女子SPでは22番目に登場した浅田真央は課題のトリ
プルアクセルを決めて苦手のSPで73,78という高得点をマークすると、金
妍児も世界最高を更新する78,50でトップに立った。

 金が70点台後半を出すとは思っていたが、浅田も73点の高得点を出して
いるので5点差以内なら得意のフリーで逆転できる可能性があるので
フリーが大いに楽しみになった。

 一方の2大会連続の安藤美姫は前半のジャンプで流れを止めるミスで
64,76 に終わり、金は厳しくなってきた。

 浅田・金の2強は初出場という事で どちらかが五輪独特のプレッシャーで
思わぬミスが出る可能性が十分あり、4年前を経験している安藤が経験の
差を見せ付けてミスなし演技で高得点をマークしたり、北米アドバンテージで
ロシェットあたりがトップに立つのではとも思っていた。

  しかし結果は あまりにも順当な結果となったが、金・浅田ともども素晴ら
しい精神力の持ち主だと思う。

  ちなみに今回の男子シングルを含めて最近の五輪ではSPでトップだった
選手が勝てないというジンクスがあるのもフリーでの絶妙のスパイスだろう。

コメント ( 10 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
あの採点は異常だ! (怪人太郎冠者@1553)
2010-02-25 00:06:45
明らかに回転不足があったにもかかわらず、加点、それも2点もつくなどおかしいです。
解説者たちも、実況、スタジオに関係なく言葉こそ濁していましたが、言外に「採点がおかしい」と含みを持たせていたそうです。
半島嫌い、あの選手嫌いだから言うのではありません。正々堂々と勝負して負けたのなら我慢できますが、正直者がバカを見るような負けには我慢できません。それだけです。これでは審判は買収されていると言われても仕方ないでしょう。
フィギュアの採点は過去に何度も揉め事のタネになっています。それだけに採点は基準や理由も公表し、中立・公正であると万人を納得させて欲しいものです。

あの選手 回転不足も点がつき 転倒すれば なお点がつき
 
 
 
プルシェンコの怒りがわかる気がします (吉法師)
2010-02-25 01:39:54
>怪人太郎冠者@1553 様

エフゲニー・プルシェンコが満身創痍の体に鞭打って、現役復帰してきた理由に、今回のような採点基準に対して、元王者として物申す為だった、という解釈をする向きがありましたが、こういう現状を見ると、彼の怒りが判る気がしますね。男子の表彰式の際、プルシェンコは金のライサチェックよりも、4回転に果敢に挑んだ高橋大輔のほうをより祝福していたように見えました。
今日のキムヨナの試技ですが、回転不足以外にも、スパイラルでぐらつきがあったりと、小さなミスは結構あったように見えましたが、今季の例から見て、僅差で浅田真央の上に出るかな?と思ったら、なんと4.7ポイント差が!2ポイント位なら、準地元・カナダゆえにしょうがないか、と思っていましたが、いくらなんでもあの大差は異常でしかないと私も思います。
 
 
 
Unknown (怪人太郎冠者@1553)
2010-02-25 06:37:26
吉法師様
ホームアドバンテージがあること自体、採点に中立性を欠いてますよ。
普通あの滑りなら、よくて70点です。
地元選手にも、「お香典」があったみたいで釈然とできません、私は。
 
 
 
書き込み御礼&レス (こーじ)
2010-02-25 23:23:34
>怪人太郎冠者@1553様
 昔からフィギュアの採点は物議をかもしますが、
当然ながら今回も既に男子で揉めてますからね。

 とはいえフリーでトリプルアクセルを2本成功すれば
文句は出ないと思います。

>吉法師様
 私も75点ぐらいかと思いましたけど、78点とは出過ぎですね。

 ただトリプルアクセル2本を飛べば88カルガリーで伊藤みどりが全てジャンプを決めた時に場内が総立ちになったのと同じ状況になると思いますよ。
 
 
 
もう何も言うまい (怪人太郎冠者@1553)
2010-02-26 18:07:12
真央ちゃん、お疲れさまでした。

あの選手の悪口をさんざん言ってましたが、もう何も言いません。敗軍の将が兵を語らぬように、敗軍のファンも兵を語りません。
言えば、あそこの国と国民並みの卑しさを露呈するだけですから。
せいぜいお国を挙げて自画自賛とコキおろしをするがいいでしょう。そして己が卑しさをあからさまにすればいいでしょう。
でもこれだけはあの選手に言いたいです。昨日のことを今日自慢すれば、明日は何も語れないということを。
勝つものも 敗るるものも かわらけよ 砕けてあとは もとの土くれ
元歌は
討つものも 討たるるものも かわらけよ 砕けてあとは もとの土くれ
三浦道寸(どうすん)が北条早雲に討たれた時の辞世です。負け惜しみと言われればそれまでですが。

でも悔しくて悔しくて、録画は全て消去しました。今夜はヤケ酒になります。このショックから立ち直れるかどうか。

真央ちゃん、私はあなたをこれからも応援していきます。

最後に噴飯なサイトをあげておきましょう
http://blog.goo.ne.jp/efraym/e/f4908f1cf3d98eac6046029c30090dab
「この手」にありがちな、ある意味愉快にして不快なサイトです。
 
 
 
親戚のオジサンは悪酔いしてる (怪人太郎冠者@1553)
2010-02-26 21:12:52
こんなんだったら、リピートよりも低俗番組でも見てたほうがまだマシだとチャンネル変えたら、CMでキモニヤの貴公子が現れて、それがいつもよりなおキモく見えてただでさえ悪い胸くそが余計に悪くなりました。
それにしても日本のマスコミのデリカシーのなさには呆れます。私は右翼でも国粋主義者でもありませんが腹が立ちます。

敗軍のファンは将にならって兵を語らずと言いましたが、あらためてリピートを見ますと1位賄賂、2位実力、3位香典を実感して、いてもたってもいられなくなりました。九州男児から見れば男らしくない奴だと思われるかもしれませんが、ご存じのように自分の都合で朝礼即改するのは当たり前の奴なので。

この世をば 我が世とぞ思う キムヨナの 欠けたることの なきと思えば
遠い昔のワンマン摂政、藤原道長の歌にひっかけました。和歌に詳しい人の間では史上最低最悪の和歌と酷評されています。

真央ちゃん、あなたは他の2人と違って実力だけで世界2位になったんですから、けして恥ずかしくありませんよ、胸張ってくださいね。賄賂で1位、香典で3位なんて何の自慢にもなりませんからね。遠からず天の裁きを受けますから。あなたは私の中では長嶋さん王さんと同じ、即ち別格ですから。

書き込んでたら涙が流れてきました。
 
 
 
連投ご容赦! (怪人太郎冠者@1553)
2010-02-26 21:35:29
越後屋は お代官様に 媚を売り
所詮、ヨナは越後屋、審判はお代官様、その程度です。
 
 
 
私も (こーじ)
2010-02-26 23:46:03
>怪人太郎冠者@1553様
 私は全員の演技終了後にチャンネルをBSに替え、カーリングの準決勝観戦にしました。
 とてもじゃないが余韻を楽しむのは辛いものがありましたし、リピート放送は一切見てません。
 
 
 
・・・ (吉法師)
2010-02-26 23:57:37
昔、ライオン古山がぺリコ・フェルナンデスと、敵地・スペインでWBC J・ウェルター級王座決定戦を戦った時、立ち会った前王者ブルーノ・アルカリでさえ「フルヤマが優勢に見えた」という試合を地元判定で負けにされた時、現地に乗り込んでTV解説をしていた小林弘さんが「日本の皆さん、古山君の勝ちです…」と涙ながらにレポートした時の事を思い出してしまいました。

私もニュースを含めて、リピートで見る気はせず、アルペンスキーの滑降、大回転などの録画を見ておりました。恨みっこ無しのタイムレースの爽快感は良い気分転換になりますので。
 
 
 
気持ち分かります (こーじ)
2010-02-28 00:05:28
>吉法師様
 考えてみるとボクシングもアンフェアディシションというのは星の数ほどありますが、五輪の場合は4年に1度しかないゆえに立腹度も高いですよね。

 どうも採点競技は胡散臭さが後を絶ちませんね。
 
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